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少子高齢化や労働人口の減少に伴い、人材確保の重要性が高まっています。
また、少人数で効率的に業務するスタイルが定着しています。
少人数で効率的に業務するのかは、個々の能力も重要ですが、組織自体がうまく機能しているかも重要です。
そこで、組織がうまく機能しているかを診断する、「組織診断」があります。
目次
組織診断とは
組織診断は、その組織にいる一人ひとりが自分の役割を果たしているか、人員が適材適所となっているか、うまく機能できているかを、ツールやアンケートなどを通じて診断することです。
診断方法は、組織診断ツールを使う方法、アンケートを作って調査する方法、コンサルティング会社を利用する方法などがあります。
組織診断でできること
企業理念が浸透しているか
企業理念の理解度を調べられます。
従業員に質問するだけでなく、企業理念についてまとめたページを作成することで、企業理念を浸透できます。
企業理念を浸透させることで、組織に一体感が生まれます。
従業員が環境に対応しているか
従業員が職場の衛生環境や人間関係などの職場環境に適応しているかどうかを、従業員に対するストレスチェックなどで調査できます。
部署や役職によっては、必要とされる環境要因が異なります。例えば、精密な機械を検査する組織では、集中力を高められる環境が必要となってきます。
また、人と多く接する営業部では、人間関係は特に重要視する必要があります。
人材資源は適切か
人材資源が適材適所となっているかは、人件費に大きく関与するため、重要です。
部署によって必要とする人材像、人員の量は異なります。
組織診断をすれば、どの部署にどのような人材がどれくらい必要かがわかります。
従業員の役割は明確か、機能しているか
従業員の役割が明確化されているか、その役割が機能しているか従業員の役職に関するアンケートを通して把握できます。
従業員の役職や仕事内容はどれが適しているかは個人によって異なるため、適材適所となっているか調査しましょう。
組織診断の実施方法
現状分析したい課題を事前に決定
まずは、組織診断する前に、分析したい組織の課題を決めましょう。
目的を伴わない現状把握は、時間や費用の無駄になるだけでなく、社員からの不信を招き、組織体制悪化となる恐れがあります。
また、どのような組織を改善するのかを決め、診断の対象となる人に説明しましょう。
活用方法を決めて分析、改善行動、組織改善
どんなに診断しても、改善して新たに目標を設定しなければ、組織は変わりません。
組織改善のための組織診断であるため、診断したら改善案を出し、行動に移しましょう。
ツール紹介
Geppo
特徴
社員一人ひとりのコンディションをリアルタイムで数値化する
機能
- コンディションを確認する機能
- データ表示機能
- フリーコメント機能
料金
¥20,000〜
トライアルあり
GALILEO
特徴
全国企業平均を50とした偏差値で算出されるため、組織の「組織と人材の能力レベル」を把握できる
機能
質問紙(アンケート)形式
料金
お見積り
トライアルなし
CUBIC組織診断ツール
特徴
調査だけでなく、分析から研修・コンサルティングまで実行
機能
- 測定
- 分析
- 研修
- コンサルティング
料金
お見積り
トライアルあり
ラフールサーベイ
特徴
厚生労働省に準拠したストレスチェック機能搭載
機能
- 現状把握
- 分析
- 課題特定
- 対策
料金
¥14,800円〜/月
トライアルあり
Well
特徴
従業員の課題や悩みの解決したナレッジが共有される
機能
- 調査
- ナレッジ共有
料金
お問い合わせ
トライアルあり
まとめ
今回は組織診断を紹介しました。
組織診断は、組織改善への最も効果的なアプローチです。
従業員からの不安や不信を生み出す組織診断よりも、明確な目標と行動で信頼を生み出す組織診断にしましょう。