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日本では人口減少や時代の潮流にともない、自分が保有している不動産の一室が利用されずに貸店舗・空きスペースとなっているケースが多くなっています。
そういったスペースを有効活用する方法として、昨今空きスペースを活用したビジネスが注目を浴びています。
この記事では空きスペース活用方法・活用事例をご紹介します。
空きスペースの主な活用事例
空きスペースを有効活用する方法としては、スペースのシェアリングが主な形態です。
保有している物件の空きスペースの代表的な活用事例は次の4種類です。
- 貸し会議室
- パーティールーム
- シェアオフィス(コワーキングスペース)
- 貸し倉庫
以下で具体的に説明します。
貸し会議室
ビジネスシーンで空きスペースを利用する最もオーソドックスな活用方法が「貸し会議室」です。
オフィス面積の狭さや従業員数過多などが原因で、会議室が足りない企業やリモートワークが基本の企業にとって貸し会議室は便利なサービスです。
ただ、会議室として利用するほかにも多くの活用方法があります。
例えば50人以上収容できる中・大型の貸し会議室ではセミナーを開催できます。収容人数が少ない小型の会議室でも、面接会場として活用できます。
貸し会議室サービスを始める際は、あらかじめ会議できる設備を整えましょう。デスクや椅子、会議室の使用用途に応じてホワイトボード・マーカー・プロジェクター・Wi-Fiなども設置しておきましょう。
パーティルーム
消費者がプライベートで利用する機会が多いのが「パーティルーム」です。
使用用途はホームパーティ・撮影スタジオ・展示会が代表的です。キッチンがあれば友人と料理を楽しみながらパーティをできるだけでなく、料理教室として活用することも可能です。
シェアオフィス(コワーキングスペース)
シェアオフィスはコワーキングオフィスとも呼ばれ、近年急速に広まっているサービスです。
「We WORK」や「ビジネスエアポート」などがこの形態に当てはまり、日本国内でも有名なシェアオフィス(コワーキングスペース)サービスの代表例です。
シェアオフィス(コワーキングスペース)とは、ビルのワンフロアを貸切って専用の社用スペースを設置し、そこを拠点として利用するのではなく、共有型のオープンスペースを契約し料金を支払うことで、オフィスをシェアして利用するサービスです。
個室のオフィスを構えるほどの規模ではない事業主の場合、また「リモートワークが基本のため個室のオフィスが必要ないがワークスペースは確保したい」という事業主にとって、非常に有用なサービスです。
ビジネスコミュニティが生まれる機会も豊富にあるため、近年注目を浴びています。
運営する際は、貸し会議室と同様に便利で心地の良い空間を作り上げることを意識しましょう。
貸し倉庫(トランクルーム)
空きスペースは貸し倉庫(トランクルーム)としても活用されています。
大きな倉庫がさら地になっている必要はなく、一部のスペースを貸し倉庫として貸し出せます。
また、倉庫規模の大きな建物がない場合でも、自分が保有する建物の一室を貸しスペースとして貸し出すことができます。顧客も、大きな倉庫を借りるよりもリーズナブルなため利用しやすいです。
家のクローゼットに入りきらない荷物や一時的に預かってほしい荷物があるときに、気軽に利用できるサービスを運営すれば、新たな収益元を確保できます。備品をそろえる必要がないため、他の空きスペース活用方法に比べて容易に導入できます。
まとめ
今回は空きスペースの活用方法について取り上げました。
空きスペースを貸し出して、余った不動産を有効活用しましょう。少額の投資で多くの収益が見込めます。しかし、空きスペースを有効活用している場所は多く存在します。
事業をはじめる前に、しっかりと競合調査・市場調査を行ったうえで開業をしましょう。