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現在、働き方改革や新型コロナウイルス感染拡大の影響でテレワーク体制をとっている、または導入を考えている企業が増えています。
2020年11月には、1万人以上の企業におけるテレワーク実施率は45%を超えています。
(引用:パーソル総合研究所https://rc.persol-group.co.jp/news/202012160001.html)
この記事を読んでいる方の多くもテレワークで働いているのではないでしょうか?
テレワークという働き方は通勤時間もなく、私生活とのバランスが取りやすいなどプラスの面がある一方で、「チーム間のコミュニケーションが取りにくい」、「タスク管理が大変」「集中力が続かない」などの問題はたくさんあるため、企業として・個人としての工夫が必要になりました。
この記事では、企業の事例・テレワークの課題・課題解決に繋がる工夫を紹介します。
目次
企業のテレワークに対する工夫の事例
実際にどんな工夫がなされているのか見てみましょう。
サイボウス株式会社
2020年3月には、「がんばるな、ニッポン。」という経営者向けに向けたテレワークの活用を提案する同社の広告が話題になりました。
サイボウズでは一般的にテレワークが普及する前の2010年からテレワークに取り組みはじめており、テレワークに対して先進的な企業だと言えます。
また今回の新型コロナウイルス感染拡大防止を受けて、全社方針として原則在宅勤務に切り替えた際も大きな混乱がなく、社員はスムーズにテレワーク業務に取り掛かれたそうです。
サイボウス株式会社の工夫
- オンラインのオフィス環境を整える(サイボウズのグループウェアを利用)
- セキュリティ対策をする
- テレワーク用のガイドラインを作成・周知する
- 心理的安全性を確保する
- セキュリティ教育を受けてもらった上で、テレワークに必要な機材を支給し、派遣社員や契約社員でもテレワークを実施できるようにしている
引用:サイボウス公式ページ
テレワークで直面する課題
事例からも分かるように、テレワーク導入で直面する課題としては以下が主に挙げられます。
- チームでの仕事やコミュニケーションに苦労する
- 集中力がきれてしまう
ITツールを導入して業務やコミュニケーションを円滑化
テレワークをさらに快適にするためにまずするべき工夫としては、ITツールの導入です。
web会議ツール
web会議ツールを導入すれば、顔を見ながらのミーティングや同僚同士での息抜きができます。テレワークで孤独を感じている人はぜひ導入してください。
Zoom
あらゆるデバイスでビデオ会議とメッセージングを簡単に実現します。無料プランの場合も、暗号化・役割別の操作権限の設定・パスコード保護・待機室などが使用でき、セキュアなミーティング空間を確保します。
チーム間のコミュニケーションであれば、無料の基本プランで十分です。
特徴
- HDビデオ・高音質オーディオ
- フィルター・反応・投票・音楽や動画の共有など、会議をより楽しく
- ミーティングはローカル録画/クラウド録画が可能
- チャット機能
価格
- 基本プラン:無料
- プロ:小規模チームに最適、¥2,000 /月/ライセンス
- ビジネス:中小企業¥2,700 /月/ライセンス
- ZOOM UNITEDビジネス:¥4,710 /月/ライセンス
V-CUBE ミーティング
PCやモバイルなど様々な環境で使用できる、HD対応の映像と高い接続性を誇る高品質のクラウド型サービスです。
特徴
- 無料トライアルあり
- シンプルなインターフェイスで簡単操作
- 多言語対応や英語サポートも充実、外国語会議でリアルタイム翻訳
- 専用アプリケーションをインストールすることなくブラウザのみで簡単に会議に参加できる
価格
- 要お問い合わせ
ビジネスチャット
ビジネス利用に特化下コミュニケーションツールのことです。メールとは違い、連絡のスピード感や情報の一覧性が高まります。
JANDI
各営業所・外出先・在宅中など様々な場所で活躍している仲間が、同じ場所で一緒に仕事しているかのように思わせてくれる従業員のエンゲージメント向上を実現させるクラウドコミュニケーションツールです。
簡単なコミュニケーションやファイルの共有、フィードバックの確認まで、優れた機能を網羅しているため、メールを使う必要がなくなります。。
特徴
- エンタープライズプランプランを最大60日間無料トライアルできる
- 話し合いたい要件は、「チャット」&「トピック」ですぐに実行
- 画面にポップアップ通知とメンション機能で見逃しを減らせる
価格
- フリープラン:無料
- プレミアムプラン:1ユーザー¥400/月
- エンタープライズプラン:1ユーザー¥800/月
TopicRoom
IT、地方自治体、金融、医療、などさまざまなシーンで利用され、テレワークでも活躍する働き方を変えるビジネスチャットです。
ただのチャットではなく、やり取りを切り取りトピックごとにまとめられたり、アイデアづくりができます。
特徴
- 30日間無料トライアル
- 全体、グループごとの投稿数を見える化
- 通常のルームとは別に、参加、退出自由の、開かれたルームをつくることで、社内から有志のメンバーを募ったオープンなプロジェクトもすすめられる
- チャットボット連携
- メッセージ・トピックをエクスポートし一定の形にまとめる際もスムーズ
価格
- Business【コミュニケーションの効率化に特化したプラン】300 円/1人月額、初期費用0円、お客様専用環境利用料0円
- Enterprise【より高度なセキュリティを担保しながらAPI連携でより拡張した使い方をするプラン】300 円/1人月額、初期費用 50,000 円、お客様専用環境利用料 30,000 円/月
TeamOn
テレワーク・中小企業に最適なスケジュール調整やタスク管理・グループチャット・ファイル共有をこれ1つで実現できます。
特徴
- 15日間無料トライアル
- 多言語とマルチデバイス対応
- チームのメンバーの予定が一目瞭然
- 社内だけでなく、ビジネスパートナーとのWEBスケジュール共有も可能
価格
- ビジネス5:月額980円(税込)
- ビジネス10:月額1,800円(税込)
- ビジネス20:月額3,000円(税込)
プロジェクト管理
チームのタスクやスケジュールの進捗管理をスムーズに行うためのツールです。
クラウドログ
工数からプロジェクトの損益を自動で見える化するクラウド型工数管理・プロジェクト管理ツールです。
特徴
- どのプロジェクトのどの業務に時間を使ったかを入力されたデータから自動で見える化
- プロジェクトごとに売上予算/原価予算・売上実績/原価実績の登録・管理可能
- 勤怠データや販売管理システムのプロジェクトデータと連携
価格
- 初期費用0円
- べーシックプラン30,000円~/月
- プレミアムプラン75,000円~/月
pace
日報を使った、案件の工数管理・業務管理ツールです。日報から作業と時間を入力するだけで案件の業務内容と利益を見える化します。
特徴
- 無料トライアルできる
- 1人あたり500円/月
- 月別、案件区分別、顧客別などの様々な角度からデータを集計できる
価格
- 1メンバーあたり500円/月
- 1か月ごとにメンバー変更可能
社内SNS
社内のコミュニケーションを活性化します。
Goodjob!
従業員エンゲージメントを高める社内コミュニケーションツールです。タイムライン機能で全社・部署ごと・プロジェクトごとの出来事も把握できるようになるため、お互いの状況がよく分かります。
また、社内で何が起きているのか、会社はこれからどこへ向かうのかを共有できます。
これまで紙で運用されることが一般的だったサンクスカード(社員同士で感謝や称賛の気持ちを伝えるために送り合うメッセージカード)をWebとスマホアプリで簡単に利用できることがポイントです。
特徴
- 1か月無料トライアル
- もらったポイントは社内通貨に変換され、様々な景品や特典と交換できる
- 管理者は利用状況を確認し個別にフォロー可能
- PCブラウザ版と、スマホアプリ版あり
価格
- 初期費用・システム利用料0円+1ユーザー月額利用料500円
TEんWA
コミュニケーションの活性化はもちろん、モチベーションアップやメンタルヘルスケアにも繋がります。
特徴
- 30日間の無料トライアル
- 「ありがとう」や「いいね」のスタンプ送受信数や会話の多い人・多い時間などを、過去30日間のデータとして表示
- トークだけでなくタスク管理も
- 自社開発だからこその、万全のアフターサポート
価格
- ベーシックプラン初期費用0円+1ユーザー248円/月(初月無料)
- 最低25ユーザーからで、26ユーザーからは1ユーザーごとに追加・削除可能
集中力を保つには?
自分自身でストレスやモチベーションをコントロールすることが大切です。
COCOLOLO
自身のキモチがわかる、新感覚のコンテンツビューアです。
コンテンツを見ながら、カメラ部分に軽く指を置くだけで、「キモチ」(メンタルコンディション)の変化が、わかりやすいアイコンで表示されます。
特徴
- 無料
- 自分と同年代の人たちが、どのコンテンツを見て、「キモチ」がどう変化したかを把握できる
価格
- 無料
まとめ
テレワークは工夫次第でより快適にできます。
ツールを導入したり、適度な休憩を取ってテレワーク環境を改善していきましょう。