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人事管理ソフトとは、人事業務に必要となるデータを管理し、適材適所への人材配置を支援する機能を持つソフトウェアです。
しかし、具体的な機能や選定ポイントを知らない人も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、人事管理ソフトとはなにか?という概要や効率化に必要な選定ポイント、実際のシステムまで詳しく解説していきます!
- 人事管理ソフトについて分かりやすく知りたい
- 人事管理ソフトを導入して業務を効率化したい
人事管理ソフトとは?
人事管理ソフトとは給与計算の基礎となる勤怠管理をはじめ、人事評価やタレントマネジメントを通じて適材適所への人材配置を支援する機能を持つソフトウェアです。
人事管理システムは人事管理に関するさまざまな機能の一元管理を可能にするのに対し、人事管理ソフトには各企業に応じて使いやすいソフトを組み合わせて利用出来るというメリットがあります。
導入により工数の多くなりがちな人事業務の効率化を図れるため、多くの企業で導入が進んでいます。
人事管理における悩みとは?
企業経営に欠かせない人事管理。以下のような悩みを抱えている方も多いのではないでしょうか。
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人事管理ソフトの導入・活用はこれらの課題を解決し、業務の効率化を進めます。
人事管理ソフトを導入するメリット
公平な評価制度の実現人事業務の効率化
従業員の個人情報を拠点ごとの管理から人事管理ソフトによる一元管理に切り替えれば、情報検索が簡単になるなど人事業務の効率化が実現できます。
紙媒体書類のデータ化により、各種手続きに必要な書類作成が簡単になるほか、電子申請を通じて入退職手続きを迅速に行えます。
人事管理ソフトの評価制度やデータ分析機能の活用は、現状の人事評価制度を見直すきっかけにつながります。公平な評価基準のもと評価結果をデータ化・可視化できるため、評価制度の客観性が高まります。
正確な業務処理
人事業務は細かい数字を扱うため、手作業・手入力で業務を処理すると少なからずリスクが発生します。人事管理ソフトの利用によるデータ管理はリスク軽減に役立ちます。
人事管理ソフトの選定ポイント3選
- 操作しやすいか
操作が難しければソフトが活用されず、人事業務自体がスムーズに進行しない事態を招く可能性があります。無料体験版やデモ環境を活用して、自社に適しているか・操作可能かの検証をしましょう。 - サポートは充実しているか
人事管理ソフトを安心して長期的に使い続けるためには、充実したサポート体制が必要不可欠です。運用開始後に操作の疑問点が発生した際の対応などについても確認しておきましょう。 - 利用目的とのマッチング
人事システムを導入する目的には、正確な情報入力・人材活用・人材育成などがあります。システムの特性をよく把握し、自社のニーズと照らし合わせ選定しましょう。
人事管理ソフトの種類
人事管理ソフトは大きく3つのタイプに分けられます。
- クラウド型ソフト
インターネット経由で利用するタイプのソフトで、企業側でサーバーを用意する必要がなく場所を選ばずに利用可能です。メンテナンスやデータバックアップ不要・低コスト導入が可能です。カスタマイズが限定され、企業独自の機能を追加しにくいのがデメリットです。 - オンプレミス型ソフト
機器やソフトを自社で準備・運用する仕組みで、導入するソフトの選択肢や企業独自の機能が追加可能など自由度が高いのが特徴です。 - ERP型ソフト
オールインワン型の統合業務システム(ERP)により短期間・低コストの導入・特定分野の業務の一元管理が可能です。
ERP(Enterprise Resource Planning)は企業の経営資源の有効活用・効率化を図るための手法や概念です。ソフトといっても、情報を集約する面ではシステムに匹敵する機能を持っており、クラウド・オンプレミス両方の運用に対応しているのが特徴です。
人事管理ソフト紹介
- クラウド型
オフィスステーション
必要な機能だけ導入可能。スモールスタートで簡単に始めるバックオフィス変革。
アラカルト型なので今お使いのシステムと重複せず効率的にお選びいただけます。
機能
- 年末調整:手間のかかる年末調整を大幅効率化
- 給与明細:給与・賞与詳細を簡単ウェブ配布
- マイナンバー:収集・運用・廃棄を一元化管理
- その他有給管理など豊富な機能が満載
料金
オフィスステーション 労務の場合
その他機能については公式ホームページ掲載
SmartHR
SmartHRは様々な労務手続きや書類のペーパーレス化・従業員情報の一元管理や蓄まったデータの有効活用を可能にします。また、従業員と担当者間の煩雑なコミュニケーションが減ることで、働くすべての人の生産性向上が期待できます。
機能
- Web給与明細:PCやスマホで確認できるので紙いらず。Web上で閲覧できる給与明細を発行可能
- 各種労務手続きや電子申請:入退社以外の手続きも帳票作成や、電子申請に対応。電子申請義務化に含まれる手続きにもすべて対応
- ラクラク分析レポート:様々な人事情報の集計・可視化・分析可能
- その他ペーパーレス年末調整など豊富な機能が満載
料金
要問い合わせ
- オンプレミス型
PCA人事管理DX
従業員の方の人事情報、履歴情報を始め、公的帳票や労働条件通知書、辞令の印刷が可能です。クラウド・サブスク・パッケージの提供モデルから最適なサービスを選択できます。
機能
- リマインダー機能:担当者のタスクに応じお知らせメッセージメッセージの自由入力、表示される日付や期間の指定可能。重要なタスクに対しての意思決定をサポートし、期限の決まった作業の実施漏れを防ぐ
- 文書テンプレートの作成・出力:任意のWord文書に社員データを差し込んで社員毎に印刷及びWord文書・PDFデータの作成。お客様で作成している社内既定等のひな形に「PCA人事管理DX」がもつデータを差込み印刷できるため、書類作成・管理業務が軽減される
- 社員年譜の作成:社員の経歴などを年譜形式で印刷、PDF、Excelへ出力可能。
年譜のレイアウトは任意に作成できるため、様々なシーンで利用できる。集計開始日付は「指定なし」「入社日」「日付指定」から選択。
料金
要問合せ
- ERP型
クラウドERP freee
ただ効率化するのではなく「ペーパーレスでデータを一元管理し、チームで協業しやすい」設計によりタイムリーな経営判断・業務フローの再構築・紙・Excel業務の削減を可能にします。
機能
- 経理一元化と月次決算早期化:経理の業務フローを一元化し、事業部・管理部双方の負担を削減。データがスピーディに集まるため月次決算も早期化。
- ワークフローのペーパーレス化:経費精算やワークフローを電子化。申請・証憑・仕訳が紐付き、帳簿から申請へ5秒で辿れる。
- IPO準備・内部統制対応:IPO準備・上場企業も使用可能。SOC1 Type2報告書受領。
その他人事労務管理の一元化など豊富な機能が満載
料金
要問い合わせ
まとめ
今回は人事管理ソフトを紹介しました。利用形態・サポート機能などしっかりと比較し、自社に適した人事管理ソフトを導入しましょう。