マルチテナント方式とは、一つのシステムを複数企業のシステムやアプリケーションで共同利用する環境のこと。
この方式により、リソースや運用コストを大幅に軽減させることができる。
特に、SaaS型であるクラウドコンピューティングなどは、マルチテナント方式が主流となっていて、このことを、マルチテナント型クラウドと呼ぶ場合もある。
マルチテナントに対し、従来の、顧客ごとに環境やシステムを構築しサービスを提供する方式はシングルテナントとよばれる。クラウド特有の考え方というわけではないが、サービスの内容によって共有のレベルには様々な段階がある。