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2016.12.14

事故防止から空調調節まで!?AI監視カメラが日本のインフラを変える!

最終更新日:

こんにちは、AINOWインターンのおがわです。
本日は人工知能を組み込んだクラウド型監視システムを開発している、現在三井不動産の関係会社である株式会社クリューシステムズさんにインタビューさせていただき、AIカメラについて社長の平山勝彦さん、営業部長の菊池将史さんにお話を聞いてきました。
初めてのインタビューということでかめきち編集長についていって参りました。

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日本の安心・安全なインフラ作りをしたいと語る平山社長

かめきち

平山さんがこの事業にかける思いとはどういうものでしょうか?

平山さん

日本のインフラにこれまでにない安心安全を与える社会貢献をしたいと思っています。三井不動産の協力を受けながら人々がより安全・安心して暮らせるようなITインフラをつくりたいです。

例えば、街で起こる事故は、「もっと早く気付いてれば」という気付きの遅さから大きな事故につながってしまう場合があります。そういったなにか起こったときに対応できるものがズバリ街中にある監視カメラです。
クリューシステムズさんのシステムではそういった事故などに対し、例えばAIの画像認証で人を認識してすぐに情報や、映像を配信することで監視システムを強化する仕組み作りをしています。

コスト削減を実現したイベントドリブン型のシステム

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かめきち

従来のクラウドカメラでは常に映像をクラウド側に送ることは通信量が膨大になる為、なかなか難しいと聞いていますが?

平山さん

その通りです。画像のサイズを小さくしたり、映像を圧縮する方法がありますが、限度があり十分とは言えません。私達はいっそのこと送ることをやめる事にしました。

かめきち

え!?送るのをやめるとはどういうことでしょうか?

平山さん

なにかが問題が起こった時だけ、映像を送る「イベントドリブン型」の通信方式を使う事にしました。
必要な情報だけを送れば通信コストやストレージコストを大幅に削減することができるのです。

平山さん

またディープラーニングで必要な物を検知する。比較的映像の解像度が低くても利用できるのも良いです。

かめきち

ちなみに値段っておいくらくらいなんでしょう?

平山さん

値段は圧倒的に安いと思います。従来のシステム構成であれば年500万円~1000万円くらいかかるものも、AIカメラなら50万円程度で自由に解析することができます。

なにが起こったかはAIで解析しピンポイントで抽出することで、格段に効率よく監視をすることができます。
ディープラーニングを用いた画像認識によってまるで人間が常に見守っているような環境をつくることが可能になったのです。また事故だけではなく、犯罪などにも貢献できます。
人間の顔を画像認識して犯人の顔と合致した人間を監視カメラから探すというのもAI監視カメラであれば可能なのです。
これによって日本の安全さがより増しますね!

三井不動産が背中にいるからこその規模感が味わえる

かめきち

クリューシステムズさんは現在三井不動産の子会社ですが、子会社ならではの面白さはありますか?

平山さん

実際に三井不動産の方と経営を一緒にできるというのが面白いです。三井不動産のフィールドも使えるのでベンチャーでも大きな規模感で仕事することができます。

平山さん

また三井不動産の自社のサービスとしても利用してくれるのでも必ず伸びます。ある程度のところまで持っていってくれるので失敗することがないというのがいいですね。
三井不動産がある程度のところまでもっていってくれるので失敗することがないというのは起業家からしたらとても魅力的なポイントではないでしょうか。

私たち学生のような人々はITと聞くとWEBメディアやネット広告というジャンルに人気があるように思えますが、こういったIT×インフラの世界も規模が大きくリスクも少なくてまた違った面白さがあると思います!

虎ノ門を日本のシリコンバレーにしたい

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かめきち

今後のビジョンを教えてください。

平山さん

まずは2018年までに商用化のプラットフォームを完成させたいです。
また監視カメラを利用した介護や、2020年の東京オリンピックに向けたテロ対策も進めています。

かめきち

現在は具体的にどのような取り組みをしていますか?

平山さん

試験的には三井不動産の大型商業施設などでAIカメラと空調制御等を連動させて省エネ化の構想を進めています。人が上着を脱いでいる姿や熱感知をカメラが認識して温度調節をするという仕組みです。このシステムを導入することで施設の空調コストを大幅に下げることができると考えています。。

かめきち

とても面白い取り組みですね。今考えている夢などありますか?

平山さん

夢としては今オフィスがある虎の門にシリコンバレーを作りたいです。

平山さん

若者はシリコンバレーにスキルを身につけにいっていますよね。
今AIが盛んなのはロボットや自動車ですが、それってそもそも日本が業界をリードしている分野じゃないですか。なのでここが世界の本拠地になることができればと考えています。

平山さん

私はこれまで、そして現在もたくさんの方々から支援や指導を頂いて進めてベンチャー企業の成長を進めることができました。そのお返しも含めて、後から出てくる事業家達の支援をしていきたいと思っています。

虎ノ門を日本のシリコンバレーにしたいと考えている平山社長。

このカメラとデータがあればディープラーニングとアプリ開発ができるので、今後はアプリ開発をしている方と組んで、AI監視カメラ市場を作るのがやりたいとも語っていました。

今や街中に監視カメラがある中、このAIカメラは人々の安全を守るために必ず需要があり、すぐ普及するのも間違いないと思います!
今後の日本で活躍するであろうクリューシステムズさんのこれからに注目です!

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