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みなさんの会社で、情報システム室への問い合わせスムーズに対応できていますか?
ワークフローで申請するやり方が多いと思いますが、困っているユーザ側はすぐに解決してくれないのでイライラします。さらに、情報システム担当も小さい問い合わせにすべて対応することは不可能ですので、マニュアルで解決してほしいと思うことも多いでしょう。
そんなやり方を劇的に変えてくれるチャットボットが登場したとのことで、取材をしてきましたよ。
目次
マイオペとは、どんなボット?
社内問い合わせ専用のAIチャットなので、誰でも簡単に使えることが大きなポイントです。よくある、情報システム宛の細かい問い合わせをチャットで代替えするので、ユーザも探す作業がなくなり、解決スピードが上がることで、情報システムの工数も削減される効果がでているそうです。
この他、人事やユーザからの問い合わせなど、人がやる必要がないWebで聞くのも面倒くさい業務をやってもらうには最適なボットです。
誰でもチャット設計ができるUI
社内問い合わせをしてくるユーザは、基本的にユーザリテラシーが低いユーザになるので、わかりやすいUIで簡単な受け答えが必要です。
マイオペでは、管理画面から自由に設問を設計できるので、ユーザのリテラシーに合わせた会話が設計可能ですね。また、設問設計する管理者もWebマスターではない事が多いので、使い慣れたCSVで設問インポートできることも簡単なUIにしているポイントだとか。
他チャットボットとの差別化ポイント
- 社内問い合わせ専用なのでリテラシーの低いユーザもできる
- 誰でも操作できる
- 辞書登録もできる
- 設問内容と分岐は画面で編集可能
- CSVでインポートできるのでスクラッチは不要
将来の大きな2つの展望
My-ope officeは今後、大きく2つの仕組みを実現したいとのこと。
1つ目はBotと人間(オペレータ)をスイッチする仕組み
現状、残念ながらいかに最新の技術を駆使したとしても、Botは人間に勝る振る舞いをすることはまだ困難です。そこでBotに出来ないことは人間に対応させるというアプローチをスムーズに実現出来るようにしていくそうです。
2つ目は、学習データのメンテナンスを圧倒的に簡単に
ディープラーニングを使って、実際の対話履歴から自動的に学習する仕組みを実現したいと思っているそうで、こちらも楽しみ。
そして、これらの有人対応の仕組みで蓄積した対話データを学習データに使えるようにして、人間が質問に対応しているだけで、Botがそこから自動的に学習して、どんどん賢くなっていくそうです。
自然言語処理 x 機械学習は非常に難しい分野のテクノロジーですが、だからこそ今後のAI技術の進化により、開拓できる未来を大きい分野だと考えているそうで、誰もやったことがないようなこと、誰もが実現出来ないと思っていたようなこと、そんなことを新しいテクノロジーを使って切り開くチャレンジをしていきたいと思っていると心強いコメントを最後にいただきました!