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2017.07.13

「総学習1000時間以上で論文を読んで実装できるAIエンジニアに!」本気で学べるDIVE INTO CODEを突撃取材

最終更新日:

「みなさんはAIを学んでいますか?」

学んでいない人は、今年の夏、大きな一歩を踏み出しましょう。

最近は、AIプラットフォームがどんどん整備され、AIがより私達の身近なものになっています。
AIを学ぶなら今です!

今回は、渋谷にあるDIVE INTO CODEを取材しました。

DIVE INTO CODE

「月収40万円越えのエンジニアになる」

未経験でも稼げるエンジニアになるために、徹底した教育を提供するDIVE INTO CODE。人材紹介会社と連携した、本気のカリキュラムと手厚いサポートで、わずか6ヶ月でRailsエンジニアに転職、またはフリーランスとしては働くことを目指せます。2017年3月には、エキスパートAIコースを始め、AIも学べるように。「すべての人が、テクノロジーを武器にして活躍できる社会をつくる」という理念のもと、今後は海外展開なども狙っていきます。

AIコースがついにスタート。AIエキスパートを輩出する教育機関へ

DIVE INTO CODEは基礎(アルゴリズムや数学)から応用(DeepLearning、自然言語処理画像認識音声認識)まできちんで学ぶことで、世界で通用するAIのエンジニアを輩出することを目指しています。
「他のプログラミングスクールでは、授業があって、最新のAIに触れるというシンプルなものが多いですが、DIVE INTO CODEでは、自習をベースにゼロからみっちりと学び、最後は論文を読み込んで実装したり、既存のサービスにAIを適用できるところまで教育するので、そこが違うところです(AIコース担当 中尾さん)」

DIVE INTO CODEのシステムの特徴

総学習時間は1000時間以上。本気で学べる

エキスパートAIコースを修了すると、世界で通用するようなハイレベルなAIエンジニアになることができます。しかし、そんな簡単に世界で通用するようなAIエンジニアになることはできません。DIVE INTO CODEでは、1年を通して最低1000時間以上の学習時間を設けています。もちろん、途中で挫折しないようにサポート体制がしっかり整っています。毎週木曜日を除いて自由に教室で勉強をすることができます。また、オンラインの掲示板を通して、質問を何度もすることができます。

数学やデータサイエンスの基礎から学ぶ

カリキュラムはAI技術の発展に合わせアップデートされる可能性がありますが、数学やデータ構造など基礎的な部分からみっちりと学んでいきます。基本的なPythonの知識以外は必要ないそうですが、その分先述のように、1000時間を超えてガッチリ学んでいくんですね。

テキスト自己学習と授業を

DIVE INTO CODEでは基本的に、テキストで自己学習を進めていく形式を採用しています。自分のペースで学習し、わからないことをメンターに聞くほうが効率がいいと感じたからだそうです。しかし、テキストで学んだ分野をさらに学んでいくために授業も開催しているんだそうです。また、他の受講生とディスカッションやワークショップなどを行いアウトプットの場を大切にしているといいます。すばらしいバランス感覚に感銘しました。

ちなみに完成したプロトタイプはDEMODAYというイベントで発表をするそうです。第一線で活躍する経営者・起業支援家・CTO・VCなどの方々に
ビジネス、技術双方の観点から評価をしてもらえるイベントで、最後の最後まで自分のプロダクトを磨き込むことができます。

インタビュー

 

中尾亮洋さん

即戦力の(AI)エンジニアを育成する「Dive into Code」の教育責任者。ミッションは、より楽しく、ハマれるような、そして階段のように一歩ずつ登れるような学習を設計し、構築すること。 人材育成だけではなく、きちんと働けたり、新しい価値を生み出したり、コミュニティに還元したりなどのエコサイクルの構築にも挑戦中。

おざけん

なぜ今AIコースを始めようと思ったのですか?

中尾さん

私の個人的な理由では、一つは教育が好きだということです。
そして、私自身、汎用人工知能に興味があって、その分野でのエンジニアの人材不足などに鑑みて需要もあると考えました。また、日本は世界と比べるとこのAIにおいてはかなり遅れていて、教育から変えていかないと10年後の日本がどうなっているかわからないと思ったのもAIコースを始めた大きな理由です。私の感覚では日本はアメリカに比べると2〜3年ほど遅れていると感じています。

おざけん

日本語の文献も少ないですし、アメリカの企業はAIに重要なデータをたくさん持っていますもんね。

ちなみに、DIVE INTO CODEの受講生はどんな人が多いんですか?

中尾さん

受講生には、もちろん初心者も多いですが、現役画像認識エンジニアの方など、さらに学びたいという方も受講されています。

おざけん

未経験の人もいるんですね!

なぜ今AIを学ぶ理由があるんでしょうか?

中尾さん

AIは最高にワクワクする領域であると言えます。
もちろんAIを学ばないといけない理由は、まったくないのですが、今後より注目される分野であり、さらに使いこなせる人材が求められるAIを学んでみて損はないと思います。
また現状として、AIについて理解している人がそう多くはない、という印象はあります。
従って、求人状況もAIであることを加味してもかなりプロフェッショナルな人が求められる傾向にあると思います。

おざけん

確かにAIを使った事業が曖昧で、とにかく幅広くAIを扱える人を募集する会社が多いのは理解できる気がします。
「この事業をしてこのスキルが必要だから、こういう人を募集したい」という会社はまだ少ない現状なんですね。

日本のAIを学ぶ環境って中尾さんはどう思いますか?

中尾さん

日本はオープンに学べる場が少ない印象です。アメリカだと誰でもスタンフォードの授業が受けられたり、無料で学べる教材が充実しています。そのため、英語ができる人はAIを学ぶハードルは低いと思います。日本はまだクローズドで盛んにAI教育が行われているとはいえないですね。

おざけん

DIVE INTO CODE含めて、もっとAIを学ぶ環境が整備されていくとAIの社会実装が近くなってきますよね。やはり教育は重要ですね。

DIVE INTO CODEの今後の展望を教えてください。

中尾さん

まずは年間400人のAIエンジニアをきちんと輩出するスクールにする必要があります。400人というのは、日本で毎年大学から輩出されるAI人材に匹敵する人数だと思っています。
また、一部の卒業生の活躍先として、弊社で開発チームを立ち上げようとしています。社会にAIを応用するという機会は、中々得られにくいものだと思っていますが、それもRailsコース同様弊社で用意するということです。
現在、AIコースのスタッフには、エンジニアや院でAIを専攻していた優秀なメンバーとやる気のある受講生が多く集まってきています。
きっと5年後にはDIVE INTO CODE、そして卒業生が日本のAI界を担っていけると信じています。

AI・人工知能のエコシステムを作り上げるDIVE INTO CODE

中尾さんは他のスクールとの違いの一つとして「コミュニティ」があるといいます。
スクールは基本的に、学び終わって卒業すればそこで学ぶことはありません。

しかし、DIVE INTO CODEは一味違います。
一度そこで学んだ仲間同士のコミュニティ意識が非常に強く、卒業してからもスクールに来て自習や質問をしにくる生徒もいるそうです、

また、「こういうサービスを作りたいんだけど。。。」みたいなことがあれば、卒業生同士で仲間を募ったりもするそうで、学びを活かす文化が築き上げられているんですね。

DIVE INTO CODEのホームページにもコミュニティについて書かれてありました。

「DIVE INTO CODEは、学んで終わりではありません、DIVE INTO CODEの本質はエコサイクルと、その中にあるコミュニティにあります。 DIVE INTO CODEでは、卒業生に対してDIVE INTO CODEがあり続ける限り、コミュニティ形成の場と、 学習の機会、あたらしく挑戦する場所を提供し続けています。」

具体的には、

・就活の相談や紹介
・定期的な懇親会や講演会
・起業のための人材紹介

など卒業後もこのスクールを通して自分の生活を豊かにしていけるシステムがあります。

学びをその後に活かす。そんなDIVE INTO CODEで学んでみたらいかがでしょうか?

無料説明会を開催しているようです。ただし人気すぎて9月まで予約がいっぱいだそうです。
https://diveintocode.jp/briefings

DIVE INTO CODEでAIの教育に携わりたいと思った方はこちらからぜひ応募してみてください!
https://www.wantedly.com/projects/97746

編集後記

読んでいただいて本当にありがとうございます。

今回は、技術の基本は教育だと思い、「AIのスクール」にスポットライトを当てました。

今後AINOWでみなさんに積極的にその魅力をお伝えしていこうと思います。

DIVE INTO CODEを取材しての感想ですが、
人工知能のエコサイクルを作るところにとても感動しました。

ただビジネスをやるのなら、卒業後もコミュニティを作ったりするなんて考えられないと思いますが、
DIVE INTO CODE、そして担当の中尾さんは本当に心から技術を通して社会を豊かにしていきたいと考えているんだなと感じました。

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