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2017.10.17

世界IT六大巨頭のAI年表【Apple、IBM、Google、Microsoft、Amazon、Facebook】(2018年6月更新)

最終更新日:

※2018年6月28日更新

こんにちは。AINOW編集部のみかみです。

今回は世界的に有名な企業であるApple、IBM、Google、Microsoft、Amazon、Facebookの6社が現在(2018年6月)まで取り組んできた人工知能に関する代表的な発表を1つの年表にまとめました。

世界時価総額ランキング(2017年9月末時点)でも1位Apple、2位Alphabet(Google)、3位Microsoft、4位Facebook、5位AmazonとAIに力をいれている企業はランクインしいています。

世界トップ企業が今までどのような人工知能を活用した戦略を出してきたか、この1枚で比較しながら分かるようになります。

世界的トップ企業AI年表


※ 引用、リンク、二次創作など、自由にしていただいてかまいません。

Apple(アップル)

Appleは人工知能に関する発表が他社より少なかったことが分かります。Appleは元々スティーブ・ジョブズ氏の経営スタイルもあり、秘密主義の傾向が少し強いと考えられます。しかし2016年12月にはAIに関する研究論文を公開、2017年1月には他社よりは少し遅めにAI研究団体「Partnership on AI」に加盟するなど、AIに関しては徐々にオープンになっているように見えます。

IBM(アイ・ビー・エム)

IBMは他社と比べると早い段階でAIに取り組んでいます。IBMはオープンテクノロジな姿勢をとっているため、開発者向けのツールを多く公開している印象です。継続的にWatsonを活用したサービスを提供していることもIBMの特徴です。

Google(グーグル)

GoogleはオープンソースのAI「TensorFlow」のOSS公開からAIに対する取り組みがさかんになっています。2016年5月には、開発者会議「Google I/O」から特に進化しています。また、Googleは2011年後半から2014年にかけて、AI企業を買収しています。例えば「AlphaGo」で有名な「Google DeepMind」は、2014年11月にGoogleが英国企業「DEEPMIND TECHNOLOGIES」を買収して改称されました。

Microsoft(マイクロソフト)

Microsoftは2017年8月、Amazonと音声認識AIアシスタントにおいて相互に連携をとることを発表しました。また、2017年9月には、AI開発者向けオープンソースプロジェクト「Open Neural Network Exchange」でFacebookと提携するなど他社と協力している姿勢が見えます。

Amazon(アマゾン)

Amazonは2016年11月に「Amazon AI」を公開してから、人工知能に関するサービスの発表が多くなりました。「Amazon Rekognition」「Amazon Polly」「Amazon Lex」のようにサービス数が多いのが、Amazonの強みでしょう。先ほども言ったタスク機能に強いMicrosoftと、サービス数が多く、さらに普段から使われているAmazonが相互に連携をとるようにしたのは、Googleに対抗するための戦略かもしれませんね。

Facebook(フェイスブック)

Facebookは2016年6月に、ディープラーニングを用いたテキスト理解エンジン「Deep Text」を発表し、Facebookの投稿内容を自動で判断できるようになりました。そこから、「Deep Text」の強みを活かしたサービスが続々と発表されています。Facebookはこのように言語理解が強いイメージですが、画像や動画に関する技術も開発しています。

まとめ

ここ2年間で急速に世界的に有名な企業6社が人工知能に関する発表をしてきました。今後もこの6社がどのような動きを見せるか注目ですね!

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