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2018.09.05

AI・人工知能が搭載されたロボットまとめ

最終更新日:

政府による「ロボット新戦略」によれば、国内のロボット市場規模を現状の約6,500億円から約4倍の約24兆円へと拡大を目指すそうです。

それほどまでに、AI・人工知能が搭載されたロボットの市場が急速に拡大しています

例えば、農業の分野では作物の育成から収穫まで全てロボットが担うケースも出てきました。また、製造の分野ではAIが搭載されることで、画像認識技術が活用され、製品の生産、分別を行うことができるようになりました。

AIが自分の生活からは切り離せないものになっている未来もそう遠くはないかもしれません。今回は、各産業で活躍しているAI搭載ロボットについて紹介していきたいと思います。

ロボット × AIの重要性

今までWeb上で成長を続けてきたAI

AI・人工知能は、大量のデータの中から人間が見つけることのできないような規則性を見つけ出し、人間と同等、あるいは人間以上の能力を発揮します。

活用が進んでいるAIの要素技術 ディープラーニングにおいては、特に画像認識技術の発展が進み、ロボットの眼としての活用が進むでしょう

AIは今までWeb上で大きく展開してきました。それは、Web上では「大量のデータ」を得ることが簡単だったからです。

ロボットの活用の肝はIoTやセンシング

今までAIがWebでの発展を遂げられた理由は、大量のデータを蓄積する「サーバー」や通信環境、コンピュータの計算能力の向上などがあったからです。

これから、AIがロボットとして実世界で活用されるには、Webと同じようにデータが必要になってきます。また、データがない場所での行動や、不測の事態への対応ができるように、強化学習など、データのいらない学習アルゴリズムの活用も必要です。

他にも、もし農業などの一次産業でロボットを活用する場合、ロボット自身の目(ディープラーニング)だけではなく、気温や湿度などのセンサーを実装していく必要があります。

AIが頭脳だとすればセンサーなどのIoTは五感です。これからはAIの発展とともにセンシング技術(IoTセンサー)の発展にも注目する必要があるでしょう。

AI機能が搭載されたロボット20選

どのようなロボットにAIが組み込まれているのかを調べてみました。
AI・人工知能を活用したロボットの特徴としては画像認識(ディープラーニング)が活用されていることなどが挙げられます。現状どんなロボットが実現しているのか、将来がどうなるのかを予想しながら見比べていただけると嬉しいです。
以下3つのカテゴリで紹介していきます。

  1. 身近なAI搭載ロボット
  2. 家庭用のAI搭載ロボット
  3. ビジネス向けのAI搭載ロボット

身近なAI搭載ロボット

身近なAI搭載tロボットは以下の5つです。

  1. ペッパー
  2. ルンバ
  3. LOVOT
  4. aibo
  5. Romi

それぞれ解説していきます。

①ペッパー

ペッパー

https://www.softbankrobotics.com/jp/product/consumer/spec/

Pepperは、2014年にソフトバンクから「家庭用人型ロボット」として発表されました。その後、企業モデルの普及や全国ネットのテレビ番組へのレギュラー出演など、Pepperの知名度は高いです。普段からソフトバンクの店頭に立ってお客様をお迎えしているので、実際にお会いしたことがある方も多いのではないでしょうか。

②ルンバ

ルンバ

https://www.irobot-jp.com/robotsmartplan/

ルンバは、2002年に発売されたアイロボット社のロボット掃除機です。家庭用ロボット掃除機のパイオニアであり、ロボット掃除機の代名詞的な製品として幅広い層から認知されています。
開発ペースが速く、ごく短い間隔で新シリーズが発売されるため、製品のバリエーションが豊富なのも特徴です。ボタンを押すだけの簡単操作で、ベッドの下など人の手の届かない場所も掃除できるのが魅力の掃除機です。

③LOVOT

LOVOT

https://lovot.life/

「ちいさなLOVEが、世界を変える」というコンセプトで開発された家庭用ロボットです。
頭の上にあるカメラで周囲の環境を認識し、自動運転と同じ技術で部屋の地図を作成します。
インターネットにも接続可能で、見守りサービスなどを提供してくれます。

④aibo

aibo

https://aibo.sony.jp/

ソニーが開発した犬型の家庭用ロボットです。
家庭に導入して90日程度で家族の顔を見分けたり、屋内を自由に動き回ったりできるようになります。
また、ユーザーが喜ぶ動作を学習して繰り返したりするなど機体によって個性があるのが特徴です。
さらにaiboは実用性にも優れています。見つけて欲しい人を探してくれたり、写真を撮影してアルバムを作ったりしてくれます。

▶【AIを活用したペットロボットまとめ】今のAIはどれだけ人に寄り添えるのか>>

⑤Romi

Romi

https://romi.ai/

Romiは自律型会話ロボットなので、質問されたことに対して自分で答えを考えて答えることができます。

ただ話をしたいときに便利です。
また、会話機能だけでなく、タイマーや英会話など便利な機能も備えています。

家庭用のAI搭載ロボット

家庭用のAI搭載ロボットは以下5つです。

  1. もふりん
  2. コミュニケーションロボットAT
  3. ​​Cozmo
  4. ユニボ
  5. ​​Qoobo

それぞれ解説していきます。

▶AI家庭用ロボットのタイプ別おすすめ製品10選|選び方まで詳しく紹介!>>

①もふりん

もふりん

https://mainoriti.com/archives/9166

もふりんは、本物の生き物と同じように愛くるしい鳴き声やしぐさをします。もふりんのAIは感情にもとづくものです。
置かれた環境を理解し、本物の動物のように振る舞えるのです。また、このロボットは「負の感情」を表現することができます。きちんとお世話をしないと、懐いてくれないのも特徴です。

②コミュニケーションロボットAT

コミュニケーションロボットAT

https://www.rc-champ.co.jp/net-store/index.php?main_page=product_info&products_id=30713

ATは身長13cmとかなり小型のロボットです。頭のセンサーを使って、他のロボットと会話やオウム返しをすることでコミュニケーションをとることができます。
あらかじめ設定された言葉に従って動くので、遊んでいて楽しいです。会話機能のほか、メッセージの録音や音楽機能もあります。価格もお手頃なので、AIロボットに興味がある方はぜひチェックしてみてください。

③Cozmo

Cozmo

https://www.takaratomy.co.jp/products/cozmo/

Cozmoは小型のAIロボットです。小型のロボットですが、その性能はかなり高いです。
人を認識することができ、表情も表現できる。最新のAIを手のひらで体感できるなんて、すごいですよね。
Cozmoを使って、プログラミング体験ができるのも魅力です。
簡単なプログラミングができるので、子どものプログラミング教育にも適しています。
小さなロボットにこれだけの機能があれば、子どもたちにぴったりですね。

④ユニボ

ユニボ

https://www.unirobot.com/unibo/news/unibo_consumer_release

ユーザーとの会話を通じて、趣味や嗜好、ライフスタイルを学習していくユニボ。
徐々に自分に最適なコミュニケーションを獲得していきます。
音声認識機能のほかにも、ユニボには、専用ECサイトとの連携など豊富な機能があります。
精度の高い会話だけでなく、ロボットが私たちの生活をここまで便利にしてくれるなんて、すごいですね。

⑤Qoobo

Qoobo

https://store.ux-xu.com/products/qoobo

このロボットは会話で反応するわけではありませんが、特徴的な動作で反応します。
撫でたり触ったりすると、尻尾を振って反応します。強く撫でると強く尻尾を振ってくれます。
手触りもよく、揺れる尻尾に癒されること間違いなしです。実はストレス解消にもなるので、元気を出したいときにぴったりです。

ビジネス向けのAI搭載ロボット

ビジネス向けのAI搭載ロボットは以下の5つです。

  1. EVE
  2. SQ-2
  3. relay
  4. OPTiM Agri Drone
  5. ロボットシェフ

それぞれ解説していきます。

①EVE

EVE

https://lplanners.jp/products/eve/

倉庫における業務を自動化してくれるロボットです
商品のピッキングや移動を自動で行い、商品を従業員の元まで運びます。
倉庫内の商品の出し入れや移動を人の手で行う必要がなくなるため、作業効率の向上に大きく貢献します。
また、常に蓄積しているデータから、同時に注文されやすい商品をまとめて置いておくなど、効率的な商品の配置も可能です。

②SQ-2

SQ-2

https://www.seqsense.com/product/

国内で活躍するビル警備ロボットです。
丸い卵のような形が特徴で、頂点についたセンサーを頼りに周囲の状況を把握し、自律的に走行します。
現在、三菱地所の施設への導入実証実験が進むなど、次世代のビル管理体制を目指して実用化が進められています。

③relay

relay

https://www.tokyuhotels.co.jp/stream-e/room/feature/01/index.html

ホテルに泊まった際に、必要なものを手元まで運んできてもらえるデリバリーロボットです。
宿泊客は欲しいものを注文するだけで、relayがフロントから宿泊客の部屋まで自動で運びます。
途中にエレベーターがあったとし ても、難なく乗りこなします。
このようなサービス業で活躍する ‘‘サービスロボット’’ も活躍の幅を広げています。

▶ホテル業を救うAIツール5選|導入事例や成功の秘訣も解説>>

④OPTiM Agri Drone

OPTiM Agri Drone

https://www.optim.co.jp/agriculture/services/robotics

AIによって農作物についた害虫を認識し、ピンポイントに農薬を散布するドローンです。
広大な農地であっても、高高度から近赤外線カメラやサーモカメラによって撮影された画像を分析し、害虫を発見すれば舞い降りて害虫に直接農薬を散布します。
従来の農薬に比べて、農薬の使用量を削減でき、環境に優しいのが特徴です。

⑤ロボットシェフ

人間のシェフのように料理をしてくれるロボットです。ソース作りから材料を切ったりまで、かなり細かい作業でも難なくやってのけます。完成した料理のクオリティーも一流シェフに匹敵するものです。このロボットが普及すれば、レストランの営業形態にも大きな影響を与えそうです。

ユニークなAI搭載ロボット

ユニークなAI搭載ロボットは以下の5つです。

  1. SpotMini
  2. Nino(Mark Shakr)
  3. Gatebox
  4. DOXEL
  5. ロボコップ

それぞれ紹介していきます。

①SpotMini

SpotMini

https://www.itmedia.co.jp/enterprise/articles/1806/26/news072.html

SpotMiniは、物をつかんだり、階段を上ったり、オフィスや家庭、屋外での作業が可能な4足歩行ロボットです。最大14kgの物体を運ぶことができ、ロボット本体の重量は30kg(頭部を含む)、高さは0.84mです。
SpotMiniのバッテリー駆動時間は約90分ですが、作業内容によって異なります。

②Nino(Mark Shakr)

Nino(Mark Shakr)

自動でカクテルを作ってくれるバーテンダーロボットです。
ユーザーはアプリを使って、30種類以上のスピリッツやリキュールなどの素材から自由にカスタマイズしてオーダーをすることができます。
動きはプロの振付師の動きを学習したもので、左右のアームによってシェイクやステアなどの動きを分担してエレガントにカクテルを数秒で作り上げます。

③Gatebox

Gatebox

https://www.gatebox.ai/news/20191011-gatebox

Gateboxは、好きなキャラクターと一緒に暮らせるキャラクター召喚装置です。
最新のプロジェクション技術とセンシング技術により、キャラクターをボックス内に召喚し、コミュニケーションを図ることができます。
「癒しの花嫁」をコンセプトに、日々の会話を通じて主人を癒してくれるキャラクターAIアシスタント「逢妻ヒカリ」が代表作です。
ユーザーは「ねぇヒカリ」と声をかけることで、音声会話を楽しめるだけでなく、LINEのAIアシスタント「Clova」との連携機能として、音楽の再生や天気・ニュース・カレンダーの読み上げなど、一緒に暮らすパートナーとして生活をサポートすることができます。
逢妻ヒカリの音声は、LINE BRAINが開発・保有する音声合成技術により、スムーズで自然な会話体験を実現します。

④DOXEL

https://www.disruptordaily.com/startup-doxel-uses-ai-lidar-robotics-perfect-construction-managed/

建設作業中の施工管理を自動で行なってくれるAI搭載ロボットです。
ドローンや3Dレーザースキャナー付きの台車が建設現場を動き回り、点群を集めます。集まった情報をBIM(ビルディング・インフォメーション・モデリング)と比較をし、作業の遅れや間違いがないかを確認します。そして、もし遅れやミスがあった場合は、現場の責任者のスマホに警告メッセージを送信します。
DOXELを投入することで、労働生産性が38%も増加し、コストが11%下がったそうです。

⑤ロボコップ

引用:http://www.afpbb.com/articles/-/3130339

ドバイで運用が開始された完全自動型のロボット警察です。ボディについたカメラは不審者を特定し、その映像を警察署に送信することができます。

また、「感情特定機」も内蔵されており、半径1.5メートルでのジェスチャーや手を使ったシグナルを読み取り、相手の表情や感情を読み取ることができます。ナビゲーション機能に従って移動をし、英語やアラビア語など6ヶ国語でコミュニケーションを取ることができます。ロボコップは主に観光地で運用され、2030年までには全警察官のうち25%にまで増やす計画です。

▶AIが人の代わりに戦場へ! 軍事で活用が進むAI>>

まとめ

AI搭載ロボットによる作業の自動化がさまざまな分野で進んでいることがわかりました。

AI搭載ロボットに多く活かされている技術は画像認識技術です。ディープラーニングの技術を活かすことで、ロボットが人間の眼と同じように対象を見て認識し、分析や作業、異常検知などを行うことができます。これからも画像認識を活かしたロボットによる作業の効率化・自動化は進んでいきそうです。

今後AIによってロボットが進化していけば、人手不足問題の解決や人間がやるには煩雑な作業や危険な仕事も自動化され、より豊かな社会が待っているはずです。これからもAI搭載ロボットの登場には目が離せません。

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