AI・人工知能が搭載されたロボットまとめ

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政府による「ロボット新戦略」によれば、国内のロボット市場規模を現状の約6,500億円から約4倍の約24兆円へと拡大を目指すそうです。

それほどまでに、AI・人工知能が搭載されたロボットの市場が急速に拡大しています

例えば、農業の分野では作物の育成から収穫まで全てロボットが担うケースも出てきました。また、製造の分野ではAIが搭載されることで、画像認識技術が活用され、製品の生産、分別を行うことができるようになりました。

AIが自分の生活からは切り離せないものになっている未来もそう遠くはないかもしれません。今回は、各産業で活躍しているAI搭載ロボットについて紹介していきたいと思います。

ロボット × AIの重要性

今までWeb上で成長を続けてきたAI

AI・人工知能は、大量のデータの中から人間が見つけることのできないような規則性を見つけ出し、人間と同等、あるいは人間以上の能力を発揮します。

活用が進んでいるAIの要素技術 ディープラーニングにおいては、特に画像認識技術の発展が進み、ロボットの眼としての活用が進むでしょう

AIは今までWeb上で大きく展開してきました。それは、Web上では「大量のデータ」を得ることが簡単だったからです。

ロボットの活用の肝はIoTやセンシング

今までAIがWebでの発展を遂げられた理由は、大量のデータを蓄積する「サーバー」や通信環境、コンピュータの計算能力の向上などがあったからです。

これから、AIがロボットとして実世界で活用されるには、Webと同じようにデータが必要になってきます。また、データがない場所での行動や、不測の事態への対応ができるように、強化学習など、データのいらない学習アルゴリズムの活用も必要です。

他にも、もし農業などの一次産業でロボットを活用する場合、ロボット自身の目(ディープラーニング)だけではなく、気温や湿度などのセンサーを実装していく必要があります。

AIが頭脳だとすればセンサーなどのIoTは五感です。これからはAIの発展とともにセンシング技術(IoTセンサー)の発展にも注目する必要があるでしょう。

AI機能が搭載されたロボットまとめ

どのようなロボットにAIが組み込まれているのかを調べてみました。最新のロボット情報も随時追加しています。

AI・人工知能を活用したロボットの特徴としては画像認識(ディープラーニング)が活用されていることなどが挙げられます。現状どんなロボットが実現しているのか、将来がどうなるのかを予想しながら見比べていただけると嬉しいです。

家庭用ロボット

LOVOT(GROOVE X株式会社)

撮影:AINOW編集部

「ちいさなLOVEが、世界を変える」というコンセプトで開発された家庭用ロボットです。頭の上にあるカメラで周囲の環境を認識し、自動運転と同じ技術で部屋の地図を作成します。

インターネットにも接続可能で、見守りサービスなどを提供してくれます。

aibo (ソニー株式会社)

ソニーが開発した犬型の家庭用ロボットです。

家庭に導入して90日程度で家族の顔を見分けたり、屋内を自由に動き回ったりできるようになります。また、ユーザーが喜ぶ動作を学習して繰り返したりするなど機体によって個性があるのが特徴です。

さらにaiboは実用性にも優れています。見つけて欲しい人を探してくれたり、写真を撮影してアルバムを作ったりしてくれます。

農業

OPTiM Agri Drone(オプティム)

引用:http://ascii.jp/elem/000/001/176/1176442/

AIによって農作物についた害虫を認識し、ピンポイントに農薬を散布するドローンです。広大な農地であっても、高高度から近赤外線カメラやサーモカメラによって撮影された画像を分析し、害虫を発見すれば舞い降りて害虫に直接農薬を散布します。従来の農薬に比べて、農薬の使用量を削減でき、環境に優しいのが特徴です。

エコロボティクス(ecoRobotix)

引用:http://www.agriexpo.online/ja/prod/ecorobotix/product-170723-25132.html

広大な農地の雑草を自動で除去してくれるロボットです。カメラによって撮影された画像から、雑草と農作物を区別し、雑草を除去することができます。今まで、多くの時間と労力を費やしていた雑草取りの必要がなくなることから、農家にとっては非常に嬉しいロボットです。

The Wall-Ye V.I.N

引用:https://www.pinterest.jp/andresreyes/robots/

自動でぶどうを摘み取ってくれるロボットです。広いヴァンヤードのなかを動き回り、カメラがぶどうを自動認識し、自動アームによって1つ1つ丁寧に傷つけないように摘み取られます。

また、ロボットにはGPSが付いており、収集の途中で動けなくなったりした場合は、持ち主に救急要請のメッセージが送られるので安心です。

製造

ロボット自動生産デジタルライン(シンソン)

引用:https://roboteer-tokyo.com/archives/12334

ロボットを自動で生産するためのロボットです。エンジニアがコマンドを入力するだけで、部品の輸送から塗装、組み立てまでを全て自動で生産することができます。生産効率性や人件費の削減に大きく貢献します。

ゼンロボティクスリサイクラー(ゼンロボティクス社)

引用:https://venturetimes.jp/ma-business-partnership/5453.html

機械学習によって、流れてくる産業廃棄物の中から資源を選別し、回収するロボットです。24時間体制で稼働することができ、コストの効率化や資源の効率的な利用に貢献します。また、危険な作業であっても作業員の命を守ることができることにも繋がります。

飲食店

ロボットシェフ(ロボット工学カンパニー)

引用:https://tabi-labo.com/234140/robot-chef

人間のシェフのように料理をしてくれるロボットです。ソース作りから材料を切ったりまで、かなり細かい作業でも難なくやってのけます。完成した料理のクオリティーも一流シェフに匹敵するものです。このロボットが普及すれば、レストランの営業形態にも大きな影響を与えそうです。

Nino(Mark Shakr)

引用:https://www.gizmodo.jp/2018/06/robot-bartender.html

自動でカクテルを作ってくれるバーテンダーロボットです。

ユーザーはアプリを使って、30種類以上のスピリッツやリキュールなどの素材から自由にカスタマイズしてオーダーをすることができます。

動きはプロの振付師の動きを学習したもので、左右のアームによってシェイクやステアなどの動きを分担してエレガントにカクテルを数秒で作り上げます。

医療

Smart Tissue Autonomous Robot (STAR)

引用:https://www.popsci.com/new-robotic-surgery-tool-outperformed-human-surgeons

引用:https://www.rt.com/usa/341994-autonomous-surgery-robot/

今まで外科が行なっていた手術を自動で正確に行うことができるロボットです。実際の手術では、外科が行うよりも正確に、そして患者の体への負担を少なく行うことができたことから、将来の手術の王道となる可能性もあります。

物流

EVE(ギークプラス社)

引用:https://www.chuko-matehan.com/logiplanners/blog/robot-eve/

倉庫における業務を自動化してくれるロボットです

商品のピッキングや移動を自動で行い、商品を従業員の元まで運びます。

倉庫内の商品の出し入れや移動を人の手で行う必要がなくなるため、作業効率の向上に大きく貢献します。

また、常に蓄積しているデータから、同時に注文されやすい商品をまとめて置いておくなど、効率的な商品の配置も可能です。

ホテル(サービスロボット)

relay(Savioke)

引用:https://jp.techcrunch.com/2016/02/16/20160215the-savioke-robot-is-headed-to-a-hotel-near-you/

ホテルに泊まった際に、必要なものを手元まで運んできてもらえるデリバリーロボットです。宿泊客は欲しいものを注文するだけで、relayがフロントから宿泊客の部屋まで自動で運びます。途中にエレベーターがあったとし ても、難なく乗りこなします。

このようなサービス業で活躍する ‘‘サービスロボット’’ も活躍の幅を広げています。

サービスロボット:ホテルやレストランなどの公共施設でサービス業に従事するロボット。製造業で活用されるロボットとは違い、主に接客や警備、掃除などの業務で活躍する。

警備

ロボコップ

引用:http://www.afpbb.com/articles/-/3130339

ドバイで運用が開始された完全自動型のロボット警察です。ボディについたカメラは不審者を特定し、その映像を警察署に送信することができます。

また、「感情特定機」も内蔵されており、半径1.5メートルでのジェスチャーや手を使ったシグナルを読み取り、相手の表情や感情を読み取ることができます。

ナビゲーション機能に従って移動をし、英語やアラビア語など6ヶ国語でコミュニケーションを取ることができます。

ロボコップは主に観光地で運用され、2030年までには全警察官のうち25%にまで増やす計画です。

SQ-2(SEQSENSE)

国内で活躍するビル警備ロボットです。

丸い卵のような形が特徴で、頂点についたセンサーを頼りに周囲の状況を把握し、自律的に走行します。

現在、三菱地所の施設への導入実証実験が進むなど、次世代のビル管理体制を目指して実用化が進められています。

日本国内の警備ロボットに関する記事はこちら▼

建設

DOXEL

引用:https://www.disruptordaily.com/startup-doxel-uses-ai-lidar-robotics-perfect-construction-managed/

引用:https://www.spar3d.com/news/software/depth-doxels-3d-capture-ai-solution-ending-construction-delays/

建設作業中の施工管理を自動で行なってくれるAI搭載ロボットです。

ドローンや3Dレーザースキャナー付きの台車が建設現場を動き回り、点群を集めます。集まった情報をBIM(ビルディング・インフォメーション・モデリング)と比較をし、作業の遅れや間違いがないかを確認します。そして、もし遅れやミスがあった場合は、現場の責任者のスマホに警告メッセージを送信します。

DOXELを投入することで、労働生産性が38%も増加し、コストが11%下がったそうです。

まとめ

AI搭載ロボットによる作業の自動化がさまざまな分野で進んでいることがわかりました。

AI搭載ロボットに多く活かされている技術は画像認識技術です。ディープラーニングの技術を活かすことで、ロボットが人間の眼と同じように対象を見て認識し、分析や作業、異常検知などを行うことができます。これからも画像認識を活かしたロボットによる作業の効率化・自動化は進んでいきそうです。

今後AIによってロボットが進化していけば、人手不足問題の解決や人間がやるには煩雑な作業や危険な仕事も自動化され、より豊かな社会が待っているはずです。これからもAI搭載ロボットの登場には目が離せません。

2018年9月5日 2019年7月10日更新

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