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株式会社MatrixFlowが2月28日(木)から事前登録を開始していたクラウド型AI構築プラットフォーム「MatrixFlow」が、4月10日にβ版としてリリースされました。
マウス操作だけでAIの構築・活用が可能なプラットフォームを提供することで、AI開発が抱える人手不足問題を解消し、AI活用の促進を図っています。
このサービスは統計学やプログラミングなどこれまでAI構築のためには必須だった高度な知識を必要とすることなく、ドラッグ&ドロップのような簡単な操作で本格的なAIの構築・活用を可能にするもの。
AIなどの最先端IT技術に関わる人材不足は、国際的な競争力を低下させる要因となり、大きな課題になっています。政府は、3月29日に有識者提言のAI戦略を発表し、全ての高校生・大学生だけでなく、年100万人規模で社会人の再教育を行ってAIリテラシーをもった人材を増加させる方針が示されました。しかし、人手不足は現在進行系で問題になっており、AIの社会への活用が遅れる原因になっています。
そこで、 MatrixFlowは企業や個人におけるAI活用を支援するべく、 「学習データの準備」「適用するアルゴリズムの選択」「アルゴリズムを制御するハイパーパラメータの調整」だけでAIを構築できる仕組みを構築しました。 (オプションサービス「AutoFlow」を利用すると、 「アルゴリズムの選択」「ハイパーパラメータの調整」の自動化も可能 )
これらの作業はボタン選択とマウス操作のみで実行でき、 手軽にAIを構築することができます。 これにより、 従来以上に多くのユーザーがAI技術を活用でき、 AI人材の不足を補う打開策となることが期待されます。
株式会社MatrixFlowは今後、さらに低価格で利用できるライトプランの開発や、正式な製品版に向けて機能実装を行っていく予定です。
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