2019年1月23日、世界経済フォーラム年次総会(ダボス会議)に5年ぶりに出席した安倍晋三首相は「成長のエンジンはもはやガソリンではなくデジタルデータで回っている」と述べ、データの国際的な流動性の重要さを強調しました。
そこで安倍晋三首相によって提唱されたのは信頼ある自由なデータ流通(データ・フリー・フロー・ウィズ・トラスト)の頭文字をとった「DFFT」です。
2019年6月には大阪でG20が開催される予定で、各国の首脳が集結します。G20について、安倍首相は「世界的なデータガバナンスが始まった機会として長く記憶される場としたい」とも語っており、2019年は日本政府にとって「データ戦略」を大きく打ち出す1年になりそうです。
そしてG20に先駆けて、2019年4月22日から日本経済新聞社主催の「AI/SUM」が開催されています。経済産業省が後援となり、AIを実社会にどのように適用するかにスポットをあてた日本最大級のグローバルAIカンファレンスです。200人以上の登壇者が集まるこのカンファレンスにおいて、安倍晋三首相からの特別メッセージが公開されました。
安倍首相がAIについて何を語ったのか!? その内容をご紹介します。
本日、第1回「AI/SUM」がここ東京で盛大に開催されることを心よりお喜び申し上げます。AIが世界の景色を一変させようとしています。私たちの暮らしを豊かにし、さまざまな社会課題を解決する、AIこそが次の時代を切り開く大きな鍵です。
わが国はこの夏、初めてのAI政略を策定します。
官民が総力を挙げることで、世界の第4次産業革命を日本がリードしていきたいと決意しています。
その原動力となるのは、ここにお集まりのベンチャー企業、そして若い世代のみなさんです。
今回のAI/SUMではAIコンテストなど、新しい試みも行われると伺っています。
AIの持つ、さらなる可能性について、みなさんが斬新な発想力をぶつけ合い、そこから新たな化学反応が生まれることを、大いに期待してます。
最後になりますが、第1回AI/SUMの開催にあたり、ご尽力いただいた日本経済新聞社のみなさまを始め、すべての関係者の皆さんに敬意を表すると共に、今日ここから、お集まりのみなさんの力によって新しいAI時代の扉が開かれることを心より祈念し、私からのご挨拶とさせていただきます。
世耕経済産業大臣によるAI/SUMでの基調講演はこちら
世耕経済産業大臣「令和時代の変化の鍵を握るのはAIとデータ」 | 日本がAIを活用するための3つのチャンス【AI/SUM 2019レポート】
政府が発表した有識者提案のAI戦略について、詳しくはこちら
「人間とAIが共存する社会をつくる」をビジョンに掲げ、AI分野で幅広く活動。書籍『生成AI導入の教科書』『AIエージェントの教科書』『40代・50代でもよくわかる 宇宙一やさしいAIの教科書』の刊行や、1500本以上のAI関連記事の執筆を通じて、AIの可能性と実践的活用法を発信し続けてきた。年間登壇は300回以上。
一般社団法人AICX協会を設立し、代表理事として、国内最大級のAIエージェントカンファレンス「AI Agent Day」の主催や、国内初のAIエージェント実装人材資格制度(AIエージェント・ストラテジスト/アーキテクト)の創設を牽引。一般社団法人生成AI活用普及協会常任協議員を務めるほか、経済産業省「AX時代のスキルに関するワーキンググループ」委員として国のAI政策にも参画。シンシアリー株式会社の取締役CCOとしてAI企業の経営にも関わる。日本HP、Lightblue、NTTデータグループ、THAなど複数社のアドバイザーも務める。
NewsPicksプロピッカー、Udemyベストセラー講師、クラウドワークス アンバサダーとして情報発信・人材育成にも注力。千葉県船橋市生成AIアドバイザーとして行政のDX推進にも携わる。
AI領域以外では、2022年にCinematoricoを創業しCOOに就任。PR・映像制作・フリーカメラマン・日本大学文理学部次世代社会研究センタープロボノなど、多彩な経験を基盤に活動を展開している。


















