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2019.07.30

おすすめのAI投資サービス比較表 – サービスの選び方も解説

最終更新日:

日本国内では資産形成の手段として、投資に足を踏み出す人が増加しています。

スパークス・サーベイが実施した調査によると、2020年に投資家デビューしたのは全現役投資家の15.3%となっており、前年の14.4%から上昇していることが分かります。

さまざまな資産運用サービスや投資関連サービスが生まれる今、AIを活用し、人間をサポートしてくれるサービスも多く生まれています。AIを適切に活用することで、投資に関する知識が少なくても、初心者がより手軽に投資を始めることができます。

今回は投資に関わるAIについて、おすすめサービスの紹介や、AIを活用した投資のメリット・デメリットを紹介していきます。

おすすめのAI投資サービス10選【比較表】

冒頭文で、投資をサポートしてくれる多くのサービスがあると述べました。しかし、投資サービスの数が多いとどれを使えばいいのか迷ってしまうと思います。当然ですが、自分にあった投資サービスを選ぶのは、非常に重要です。

そこで、ここでは投資サービスをいくつか表で比較していきたいと思います。

今回は、10のサービスを表で比較していきます。

サービス名 投資の形態 手数料 おすすめ対象者
Wealthnavi 投資一任型 預かり資産の1.0%

(3,000万円を超える部分に関しては年0.5%)

長期間の積み立てをしたい方
楽ラップ 投資一任型 固定報酬型:最大年0.715%

成功報酬型:最大年0.605%+運用益の5.5%

AI投資を少し試してみたい方
ON COMPASS 投資一任型 預かり資産の0.925%程度 リスクを最重要視する方
THEO 投資一任型 預かり資産の0.65~1.0%

(3,000万円を超える部分に関しては年0.5%)

低価格から投資を始めたい方

ダイワファンドラップオンライン

投資一任型 手数料は契約資産の1%(税込1.1%) 安定した利益を得たい方
おうちクラベル 不動産投資 不動産会社それぞれの仲介手数料 不動産をより高い値段で売却したい方
Gate 不動産投資 無料 不動産の将来生計を簡単にしたい方
fund eye 助言型 無料 安定した利益を得たい方
投信工房 助言型 無料 柔軟な投資がしたい方
SMART FOLIO 助言型 無料 リスクを最重要視する方

Wealthnavi

https://corp.wealthnavi.com/より引用

三井住友やみずほ、三菱UFJなど大手金融機関系のベンチャーキャピタルから出資を受けている「WealthNavi」は、長期的にリスクを分散させながら積み立てることができます。

また、6〜7もの海外上場ETFを通じて世界約50カ国1万1000銘柄に分散投資ができるため、長期的な視点で投資を続けることで、世界経済の成長率以上のリターンを得ることを目指した投資を支援します。

楽ラップ

https://wrap.rakuten-sec.co.jp/

楽天が運営している「楽ラップ」では、世界でも最大級の資産運用の機関であるマーサー・インベストメンツとステート・ストリート・グローバル・アドバイザーズが運用のサポートを行います。また、資産運用の開始は一万円から、専用口座も不要となっており、年間のコストも1%未満と低く設定されています。

ON COMPASS

https://mst.monex.co.jp/pc/servlet/ITS/wrap/WrapTopGST

マネックス証券が運営している「ON COMPASS」は、価格が下落する際には、独自の運用モデルで最小限のリスクを目指す分散投資を行うようになっています。また、「目標に向かって、リスクを徹底管理したおまかせ運用」を新たなサービスのコンセプトとしています。

THEO

https://theo.blue/より引用

「お金のデザイン」が運営しているロボアドバイザー「THEO」は、グローバル分散投資を主軸に置いています。また、THEOは世界中のありとあらゆる地域や資産に対して投資をします。

例えば、香港の株式や米国の債券、不動産、金などの商品、原油といったエネルギーなど、投資先・投資対象をグローバルに分散させることで、リスクを分散させながら収益の安定を実現しています。

ダイワファンドラップオンライン

https://www.daiwa.jp/products/fund_wrap/online/より引用

大和証券が運営している「ダイワファンドラップオンライン」は、機関投資家やプライベートバンクが組み込んでいる高度なアルゴリズムを提供することで、安定した利益を見込めんでいます。

おうちクラベル

おうちクラベルの一括査定で不動産会社の査定価格をまとめて比較!|おうちクラベル

https://realestate-od.jp/assessment/lp/2010/_3/img/img-logo-ok.png

SREホールディングスが運営をしている不動産売却サイトは、AI査定で相場を調査することができます。

このAI査定は非常に精度が高く不動産会社からの査定と結果を比較する際に目安にすることができるため、不動産会社を選ぶことを助けてくれます。

Gate.

Gate. | 不動産事業者向けAI業務システム 顧客満足度No.1

https://ai.gate.estate/wp-content/uploads/Gate_eyeCatch.png

不動産投資のGateが提供しているGate.は、2億件超えの不動産ビックデータと人工知能を搭載し、物件の価格査定を行っています。

また、将来における空室リスクや家賃下落なども分析することができるサービスであるため、将来のリスクを事前に把握しておくことで、将来のキャッシュフローの予測ができます。

fund eye

https://www.smbcnikko.co.jp/products/inv/fundeye/index.htmlから引用

SMBC日興証券が運営している「fund eye」は、他のサービスでも利用開始当初にはいくつかの質問がありますが、fund eyeではそれによって資産運用の手法を手堅く決めていくことが可能です。

国内債券や世界の株式などの投資する対象を決め、さらにその中での優先順位を確定させます。

結果として運用スタイルだけでなくオススメの銘柄も示してくれるため、利用者からすると具体的に何をすればいいか明らかになります。

投信工房

https://hedge.guide/_wu/2020/03/matsui-toshinkoubou-202003.png

松井証券が運営している「投信工房」は、低コストです。

年間0.34%(消費税込みで0.38%)のモデルポートフォリオのコストがかかるのみで、ロボアドバイザーの利用、投資信託の購入手数料は0円となっています。8つの質問に答えてから利用者に適した資産運用の手法を分析します。積立は100円から始めることができます。

SMART FOLIO

https://www.mizuhobank.co.jp/retail/products/fund/smartfolio/index.htmlより引用

みずほ銀行が運営している「SMART FOLIO」は、利用者の年齢や利用目的などの6つの特徴から最適な資産配分を見出してくれます。

リスク許容度(資産運用の際、どの程度リスクを受け入れられるか)の診断を行うことで、予想外の不利益をカットできます。

資産運用の手法に関しては、富裕層や機関投資家が実際に利用している分散投資手法をナビゲートしています。

AIが投資をサポートしてくれる時代に

AIを活用した投資関連サービスの中でも、個人投資をサポートするサービスが多く生まれています。

一般的に投資を判断する場合、社会情勢や企業の業績、個人の志向などあらゆる要素を考慮に入れて判断する必要があり、人間の主観によって投資判断の基準はぶれてしまいます。一方でAIは、そのようなありとあらゆる情報を取り込んで処理することが可能です。

もちろんAIに投資判断のすべてをまかせるのは、リスクが大きく注意が必要です。しかし、例えば、企業に関する情報からAIが将来の株価を予測すれば、株式投資において大きな助けになると期待できます。

AI投資のメリット

AI投資には、多くの方が興味をもっているかと思います。しかし、実際に始めるとどのようなメリットがあるのかがわからず、始められない方もいるはずです。

そこで、ここでは、AI投資のメリットを紹介していきます。

今回は、下記の6つの内容を紹介していきます。

知識がいらない

AI投資は、助言型と投資一任型の2種類があります。

この、2つの形態はそれぞれ違いはありますがともに知識はいりません。

投資一任型は、すべてを自動でやってくれるので、投資に関する知識がいりません。

助言型に関しては、実際に投資の作業をするのは本人ですが、投資するためのプランを提案してくれるので投資の知識が無くても投資ができます。

忙しい人でもできる

投資は、勉強し続けなくてはならないと言われています。それは、株式市場は常日頃変動していくからです。

そのため、変動を予測し自身で決断することが必要であります。予測し決断するには、投資の勉強を続けなければなりません。

しかし、忙しい人にとって空き時間は非常に少なく重宝されるべきものです。短い空き時間は、投資の勉強に使うことのできない忙しい人でも、AI投資はすべて自動でやってくれるため、投資することが可能です。

勝率が高い

投資は、他のギャンブルと違いかなり勝率が高いと言えます。もちろん、投資で損をすることもありますが、しっかりと勉強すれば高確率で勝てるといわれています。

AI投資は様々な投資の情報をもとに行うので、しっかりと勉強をした投資家が投資しているのとあまり変わらないので、勝率が高いというわけです。

リスクが分散できる

AI投資は、勉強した投資家とほとんど変わらないという話を前述でのべました。

そのため、AI投資は勝率を高めるための投資方法を選んでくれます。

勝率の高い投資方法として、リスクを分散するために万遍なく投資をするという方法があります。

AI投資は、万遍なく投資する方法を採用しているため、リスクが分散できるというわけです。

判断の客観性を高められる

人間はどうしても決断に主観が入ってしまいます。

しかし、AIは客観的に判断してくれます。そのため、常に高い勝率の投資ができます。

コストがかからない

AI投資は、助言型と投資一任型の2種類あります。

二つの中で、助言型は利用手数料が無料なので低くてきコストがかかりません。

そのため、助言型を利用して投資する場合は、もちろん選ぶ物にもよるかと思いますが、自身の利益がかなり損なわれることはほとんどありません。

AI投資のデメリット

前述では、AI投資のメリットを紹介していきましたが、AI投資は、あまりおすすめしないという投資家がいるという現状があります。

そこで、ここでは、AI投資のデメリットを説明していきたいと思います。

今回は、下記の6つを紹介していきます。

責任は投資家にある

AI投資は、会社側が責任をとることはしてくれません。

そのため、普通の投資と変わらず得をすれば自身も得するのですが、損をすれば自身も損をします。

自分で投資していないのに、損をするという状況になります。

リスクはつきものだということは忘れないようにしましょう。

手数料がかかる

AI投資の投資一任型の物に限りますが、手数料がかかります。この手数料がAI投資に反対する投資家に取っ手の一番の理由です。

投資一任型の手数料は運用費用の年率約1%が平均だといいます。

この、年率1%が手数料でとられるということがどういうことなのかを簡単に説明します。

もし、数十年運用して年率5%で500万円の利益を上げられたとしたら、そのうち1%を手数料でとられるので、約100万円がとられます。

このように、多額の手数料がとられてしまうケースがあります。

未知の相場環境に対応できない

2020年にコロナが流行りました。

投資家は、相当な影響を受けたと思いますが、それなりに被害を抑えられた人や、新たな戦略をたて回復していった人が多くいたそうです。

しかし、AI投資はこのような未知な市場はデータがないので対応するのが難しいのです。そうなると、投資している人自身が運用しなくてはならなくなるので、コロナのような事態が起きた時に投資の知識が無くAI投資に依存している人は、厳しい状況に陥るかと思います。

投資の技術が身につかない

AI投資を使う人の中に投資に詳しくない人は少なくないはずです。

それは、投資一任型を選択すると何もしなくても運用してくれるからだと思いますが、それにより投資の技術がまったく身につかない結果になります。

人間は、怠ける生き物なので当然やってくれるならやってもらいたいというのは仕方無いかもしれません。

しかし、投資に関してはAI投資に依存しすぎるのは危ないかもしれません。

先ほど述べたように、膨大な手数料をとられたり、未知な事態でものすごい損をしたりすることがあるからです。

金融商品以外は運用できないことが多い

AI投資は、当然なのですが、主に金融投資の運用しかできません。

そのため、お店の経営などに使うことはできないです。

AI投資は、汎用性がないので注意しましょう。

h3投資内容をリアルタイムで把握することが難しい

AI投資は、自動でやってくれますが、その分詳しい内容がすぐにリアルタイムで見られるわけではありません。

最も、投資の知識が無い人向けに行っているサービスなのでそこは重視されていないようです。

もし、リアルタイムで投資内容を把握したければ、AI投資を使わずに自身で投資をやるようにしましょう。

投資内容をリアルタイムで把握することが難しい

AI投資は、自動でやってくれますが、その分詳しい内容がすぐにリアルタイムで見られるわけではありません。

最も、投資の知識が無い人向けに行っているサービスなのでそこは重視されていないようです。

もし、リアルタイムで投資内容を把握したければ、AI投資を使わずに自身で投資をやるようにしましょう。

どんな人に投資AIはオススメなのか?

投資に手を出したことがない人

経験のない人にとっては、投資はハードルの高く感じられるものでしょう。

AIがサポートしてくれる投資であれば、自分の力のみで資産を運用していくわけではありませんし、「どのように判断をするのか」の学習にもなります。

投資AIである程度経験を得た後に、自分だけで資産運用にトライしてみるのもいいかもしれません。

長期的に資産運用をしたい人

10年、20年後といった長期的な目線での利益を得ることに関しては、投資AIは相性がいいといえます。

AIにはリスクを抑えるように行動するアルゴリズムが組まれているからです。長期的な資産運用でAIを活用すれば、ローリスク・ローリターンでコツコツと利益を積み立てることが可能になります。

時間に余裕がない人

投資AIのメリットの段落でも述べましたが、投資に回すだけの時間がない人にとって投資AIはちょうどいいサービスになります。

投資はAIに任せて自分のやりたいことをできるようになります。

投資AIサービスの選び方

ひとくくりに投資AIといっても、実際はさまざまな特徴を持った多くのサービスが存在します。

AI投資に初めて手を出す人がサービスを選ぶひとつの指針として、大きく分けて3つのサービスのタイプがあります。

助言型

アドバイス型は、資産運用での判断や意思決定に関するアドバイスをユーザーに対して行うサービスの形式です。

あくまでアドバイスを行うだけであり、最終的な判断を下すわけではありません。アドバイスに従うか否かもユーザーに託されており、助言役としてサポートを行ってくれます。

投資一任型

投資一任型では、AIが状況判断に加えて最終決定までを行います。アドバイス型に比べ、利用の際に手数料がかかるサービスの形式となっています。

投資に全く手を出したことのない方にとっては心強いサポート役となりますから、少しコストがかかっても選択肢の1つとして考えられるでしょう。

不動産投資

助言型や投資一任型では、株式投資や投資信託、ETFなどの投資運用ができるAI投資でした。

しかし、最近は不動産投資が出来るAI投資も存在しています。

AIが運用する不動産投資は、助言型や投資一任型と同じく膨大な不動産投資のデータを使って予測し、運用するというサービスです。

安定した資産運用のポイント

資産運用をするためにAI投資を使おうというのは、確かに安定した資産運用が高確率で可能です。

しかし、AI投資=安定というわけではないことは、これまでに述べてきました。

そこで、ここでは、AI投資のメリットやデメリットを踏まえて自身にとって安定した資産運用を行うためのポイントを紹介していきます。

今回は下記の3つのポイントを紹介します。

自分にあった物を選ぶ

様々な種類のAI投資のサービスを紹介しましたが、AI投資ならどれを選んでもいいというわけではありません。ある程度知識があったほうが良いものや、まったく知識がなくても利益が上げやすいものや、資産によって利益率があがるものなどもあります。

そのため、自身の経済状況や知識力などを考えてAI投資をするか否かも含め選びましょう。

定期的に内訳を見直す

定期的に内訳を見るときは、どれくらい利益が上がっているかそのうちどれくらい手数料をとられたかなど細かいお金の動きを確認しましょう。

これを怠ると大幅な損失につながるケースもあります。

知識が無い人ほどしっかりと行いましょう。

全額を投じない

AI投資だけに限らず投資をするときは、もしもの時用に現金をとっておくのが常識です。

確かに、AI投資は勝率が高いからより多く利益を上げるためにという考えは間違ってはいません。

しかし、先ほど述べたようにAI投資は絶対というわけではないので確実に必要になる費用などは自身で管理しましょう。

AI投資をするか迷ったときの判断ポイント

AI投資をするか迷った時は、メリットとデメリットを見極め自分にとってどれほど魅力的かを考えるのがいいです。

投資をやってみたいけどなかなかやり出せない、損はあまりなさそうだからAI投資を始めようというのもありだと思いますし、手数料がかかるなら自分で勉強して投資をするというのもありです。

まとめ

AIが個人の投資を支援してくれるようになれば、今まで投資に高いハードルを感じていた人であっても気軽に投資を始めることができます。

これまで、投資で成功するためには、長時間の勉強と大量のデータ分析が必要でした。しかし、AIがそのような作業をすべて自動でしてくれるようになれば、投資初心者であっても投資を始めやすいのではないでしょうか。

もし今投資に興味を持っているものの、知識がないためどのようにすればいいかわからないという方は、投資支援AIを使ってみてはいかがでしょうか。

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