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会員管理システムとは、ECサイトなどのWebサービスを展開している企業の会員情報を安全に管理することでマーケティングにつなぐシステムです。
ユーザと企業の結びつきの重要性が高まる今、自社の会員資源をどのように有効活用するかが企業の事業拡大の鍵となっています。
個人情報保護の重要性が高まる今、会員管理システムを導入するためには、サービス比較をしながら、ポイントからメリットデメリット、費用などをしっかり理解する必要があります。
目次
会員管理システムの種類と比較
クラウド型
システムの保守をサービスの提供者がやってくれるため、気軽に利用できるのがクラウド型の会員管理システムです。
高いセキュリティの基準を満たしていることも多く、さまざまなデバイスから場所を選ばずにアクセスできることもメリットです。
一方で、カスタマイズ性が低いため自社で独自の使い方をする人には適さない可能性があります。
また、クラウド型の会員管理システムは、月額料金が課されていることも多く、継続して費用が発生することもポイントです。
パッケージ型
クラウド型が継続的に料金が発生するのに対し、パッケージ型では、一度購入して社内のPCにダウンロードする形式のため、一度購入すれば、その後の運用コストは発生しません。
長期的に見ればクラウド型よりも安価で、コスト重視の方にはおすすめです。
会員管理システムの3つのメリット
会員の情報を把握することができる
会員管理システムをつかうことにより、会員の情報をデータベース化し、情報を分析することで会員の状況などが一目でわかる事ができます。
アプリやWebサイト内のユーザごとの行動履歴を管理することで、サービスを改善したり、新たなサービスを企画する際の判断材料として活用可能です。
負担が減り、業務効率が向上
会員情報を手動でまとめる作業は時間がかかりますが会員管理システムによって一元管理することによって手間が少なくなります。
個人情報の管理やセキュリティ対策にもなる
個人の情報を管理する上でセキュリティはとても大切です。
現在、インターネットで展開する多くのサービスは、多くのセキュリティリスクにさらされています。
クラウド型は、開発社が常にセキュリティ保守を行っているというメリットが、パッケージ型は、インターネットに接続せずに利用できるというメリットがあります。
どちらのタイプを選ぶ場合でも、まずはセキュリティ対策に注目してシステムを選ぶことをおすすめします。
会員管理システム・ツールを選ぶ際のポイント
価格
サービスの規模に合った費用のサービスの利用がおすすめです。
収集する個人情報が、プライバシー性が高い場合など。無料のシステムには向かないケースもあります。
費用だけでなく、機能も合わせてチェックすることをおすすめします。
機能
まず、会員管理システムを取り入れるためにどの機能が一番必要かを考えましょう。
会員管理をするのか、マイページを設置するのか、会員用のサイトを作りたいのか、それぞれ機能があるので必要な機能を明確にしましょう。
操作性やシステム連携が可能かどうか
管理画面の操作性は、会員管理をするうえでは大切なことです。
データのダウンロード、他のシステムとの連携性などを確認し効率よく扱えるか考えてみましょう。
厳選した会員管理システム3選を比較
特におすすめの3つのサービスを比較してみました。
上記3つのサービスについて詳しく紹介します。
シグミネット
説明
数十万名のスポーツ競技団体、協会、学会からOB会・同窓会などの少人数団体様まで多様なニーズに応えられる会員情報・入金情報・イベント情報一元管理サービスです。
機能
会員個人情報、会費入金などの決済情報、イベント運営に関わる情報
導入事例
公益財団法人日本ソフトテニス連盟、公益財団法人全日本スキー、公益社団法人日本パワーリフティング協会、公益社団法人全日本アーチェリー連盟
SELECTTYPE
説明
誰でも手軽に作れるWebサービスです。テンプレートからカスタマイズするだけなのでプログラミングの技術がなくでも操作が可能です。
機能
ホームページ予約システムイベント告知、メールフォームアンケート、会員システム、Web決済、メルマガ配信
導入事例
なし
SPIRAL®
説明
会員管理に必要な、問い合わせ、セミナー管理などの必要な機能を選択する会員管理システムです。LINEやSMSなどとの連携機能しています。
機能
社員情報や勤怠・給与管理、申請管理
導入事例
金融、物流・運送、メディア、建設・不動産、IT、エネルギー・資源、自動車・機械、食品、小売・卸、生活関連
官公庁など全ての業界で導入実績あり(大企業多数)
他にもおすすめのメール配信システムを紹介します。
会員管理システム・ツール5選!
MarkONE
説明
MarkONEは、プログラミング不要でログインや閲覧の制限が可能な会員制サイトの作成を作ることができます。
ユーザーから情報を取得するためのフォーム作成や、大量・高速に一括で大容量のメールを管理できるメール配信サービスなども備えています。
機能
ログイン制御メール連携会員登録静的コンテンツ表示データ設計データ管理
導入事例
株式会社リロクラブ、関東ITソフトウェア健康保険組合、長島・大野・常松法律事務所、BSA株式会社
Nice!Members
説明
経営の効率化、個人情報の保護などが求められる中、公益法人の会員管理業務は、より一層の高度化を求められています。
特に会員の個人情報を確実に管理・保護するシステムが必須です。そのような中で課題解決のために、公益法人の会員管理業務を支援する専用ソフトウェアです。
機能
会員情報の表示・修正、会員情報の追加登録、検索 / DM / 分析、会費の請求・入金、マスター管理、システム設定
導入事例
(学)青山学院、(一社)大阪大学工業会
SMOOSY
説明
学会向けの会員管理クラウドサービスとして、「名簿管理」と「会費管理」に特化したクラウドサービスです。
学会の会員管理状況や課題・予算感に応じて選択できる4つのプランがあります。
機能
「名簿管理」と「会費管理」
導入事例
導入事例なし
MiiT+(ミータス)
説明
初期費用、月額利用料が無料でご利用いただける会員管理クラウドシステムです。ファンクラブ、協会・学会、OB・OG会などさまざまな団体で利用可能です。
「使い易さ」を重視したサービスなので、管理者の作業負担をMiiT+で軽減することが可能になります。
機能
会員管理、決済導入、マイページ、セキュリティ
導入事例
キャノンイーグルス、宇都宮ブリッツェン、日本スノーボード協会
Smart Core
説明
会員向けのプロフィールやコンテンツが充実しているサイトを運用しています。SNSによる会員間の交流も可能で、会員情報を守るセキュリティ対策も万全です。
機能
会員データベース管理、管理者管理、サイトコンテンツ管理
導入事例
株式会社ディーエイチシー 文化事業部、株式会社日本M&Aセンター、株式会社日本住宅保証検査機構
まとめ
おすすめの会員管理システムを比較表と合わせて紹介しました。
自社にあった会員管理システムを探す場合、料金、目標や必要な機能を決めましょう。
導入事例を見て参考にすることもおすすめします。
会員管理システムを取り入れて業務効率をアップさせましょう。