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2021.02.09

【完全版】労務管理システムとは?−おすすめのサービス12選からメリット、選定ポイントまで徹底紹介!

最終更新日:

アイキャッチ画像:労務管理システム

近年、労務管理は紙ベースによる管理が一般的でしたが、書類作成にかかる時間・手間がネックとされていました。

この課題を解決するサービスとして、労務管理システムが注目されています。

この記事では、労務管理システムの概要、メリット、選定ポイントからおすすめの労務管理システムまで紹介します。

労務管理とは

労務管理とは、社会保険や福利厚生の手続き、従業員の勤怠や給与、組織の事務的な手続きなどといった労働に関することを管理する仕事です。

似た言葉として、人事管理があります。人事管理とは、従業員の雇用から解雇までの管理をし、人事評価や採用、異動・配置など従業員に関することを管理する仕事です。

企業によっては、労務管理と人事管理を区別しないで一つの業務として取り扱うことがあります。

労務管理システムとは

労務管理システムとは、今まで紙やExcel上で行っていた社会保険・年末調整・給与計算などの従業員に関する労務管理を自動化・効率化するサービスです。

システム上で労務関連の手続きを自動化・効率化できるほか、従業員に関する情報を一元管理できます。

労務管理システムの導入メリット

書類作成の時間を削減

労務管理システムの導入メリットとして、書類作成の時間を削減できることが挙げられます。

労務管理をすべて紙ベースで行う場合、担当者がすべての従業員に対して書類を配布、回収、チェック、転記をしなければいけません。記入ミスが起こってしまった場合、従業員に再提出をお願いする必要があります。

このように、紙ベースで行う場合、無駄な時間がかかってしまいます。

そこで、労務管理システムを導入することで、従業員はシステムに直接入力するだけで、「配布」「回収」の作業を省けます。また、記入ミスも気付いた時点ですぐに修正できるため、「チェック」「再提出」の手間を省けます。

役所への書類提出の手間を削減

役所への書類提出の手間を削減できることも労務管理システム導入のメリットです。

労務管理システムを導入することで、書類の申請が電子申請で完結できるため、役所や年金事務所に足を運ぶ必要がなくなります。役所での待ち時間がなくなり、無駄な時間を大幅にカットできるため、その分別の業務に充てられます。

また、ミスが起こってしまっても、システム上で修正できるため、再度役所に行く必要がないのもメリットです。

労務管理システムの選定ポイント

対応可能な業務の範囲

まず、労務管理システムを選ぶ際に重要なのが、サービスの対応可能な業務を確認することです。

したがって、どの労務管理の業務を効率化したいのかを明確にして、その部分をカバーしている機能を搭載した労務管理システムを選ぶ必要があります。

役所などへの書類提出を効率化する場合、電子申請に対応している書類数を確認するのも重要です。

他システムとの連携

労務管理システムには、多様な他システムと連携できるサービスが多くあります。

そのため、自社ですでに導入している勤怠管理や給与システムを確認し、それらと連携できる労務管理システムを導入することで、最小限の労務管理システムを導入でき、コストを抑えられます。

サポート体制の充実さ

労務管理システムは、機能が豊富なため、使い方を気軽に素早く聞けるかどうかは重要です。

メールだけでなく、電話やチャットに対応している労務管理システムを選ぶことで、使い方を素早く気軽に聞けるため、書類の提出期限に追われずに業務を推敲できます。

おすすめの労務管理システム12選

SmartHR

SmartHRとは、さまざまな労務手続きや書類のペーパーレス化や効率化はもちろん、従業員情報の一元管理や、蓄積したデータを有効活用できる人事労務管理システムです。2万社以上の導入実績を誇っています。15日間の無料トライアルがあります。

特徴

  • 従業員に直接入力してもらえるから担当者の負担が大幅削減できる
  • 導入実績2万社以上
  • 自動で社保・雇保等の書類が作成でき、電子申請が可能

料金

無料プラン
有料プラン
問い合わせが必要です

導入事例

  • 株式会社div
  • 株式会社メルカリ
  • 株式会社クラウドワークス

ジョブカン労務管理

ジョブカン労務管理は、すべての労務業務をシンプルに一元管理できる労務管理システムです。従業員情報の収集・管理、帳票の自動作成、電子申請など企業の労務管理に必要な機能をすべて備えています。30日間の無料トライアルがあります。

特徴

・労務に関するすべての業務をカバーできる機能の充実さ
・入退社や扶養・氏名変更手続きなどを含むあらゆる手続きの自動化ができる
・使いやすさとシンプルさにこだわったユーザーインターフェース

料金

無料プラン
ユーザー1名につき 400円~ / 月

導入事例

  • 株式会社WACUL
  • dely株式会社
  • 株式会社impactTV

楽楽労務

楽楽労務は、入社時に必要な情報を入社予定者からWeb上で収集し、社会保険手続きの届出書を自動作成できる労務管理システムです。点在する従業員情報を一元管理し、人事データベースとしても使えます。

特徴

  • 従業員自身が必要情報を入力するため、書類回収の手間や時間を大幅に削減できる
  • 月々30,000円~の高いコストパフォーマンス
  • 手厚いサポート・強固なセキュリティ体制”

料金

30,000円~ / 月

導入事例

・第一生命保険株式会社
・RIZAP株式会社
・株式会社セブン銀行

人事労務 freee

人事労務 freeeは、従業員情報を登録するだけで、勤怠管理・給与計算・年末調整・入退社手続きなど労務に関する幅広い業務に対応できる労務管理システムです。労務の専任がおらず、業務の合間に作業を進める方にも簡単に行えます。無料トライアルがあります。

特徴

  • 定型的な労務管理を大幅に効率化する機能の充実さ
  • 設立したばかりの企業から上場企業まで対応
  • 充実したサポート体制・安心のセキュリティ体制

料金

1,980円〜 / 月(ミニマム)
3,980円〜 / 月(ベーシック)
8,080円〜 / 月(プロフェッショナル)”

導入事例

  • 株式会社 ファームシップ
  • 株式会社シーオーメディカル
  • 株式会社エヌワンシステム

オフィスステーション

オフィスステーションは、従業員に発行するマイページを通じて、従業員から会社に提出する情報をペーパーレス化・デジタル化できる労務管理システムです。これ1つで、人事労務に関わる119種類もの帳票を作成できます。30日間の無料トライアルがあります。

特徴

  • 入社・退職・年末調整など119帳票に対応
  • 導入企業1万社以上
  • 業界屈指のコストパフォーマンス

料金

問い合わせが必要です

導入事例

  • 株式会社湖池屋
  • ポラス株式会社
  • 株式会社ANAP

jinjer労務

労務管理システム:jinjer労務管理のLP画像引用:jinjer労務管理の公式HP

jinjer労務は、労務に関する各種手続きをデジタル化することで、担当者の作業工数を減らし、業務を効率化できる労務管理システムです。また、これまで多くの企業でバラバラに管理されていた人事データを一つのプラットフォームに集約することで、業務効率を大幅に改善できます。無料トライアルがあります。

特徴

  • 人事データを一つのプラットフォームに集約できる
  • モチベーションや労働時間等の情報を蓄積・分析できる
  • 労務管理に必要な機能が全て1つになっている

料金

1名 300円〜 / 月

導入事例

  • エイブル保証株式会社
  • 株式会社サンケイ会館
  • 三協株式会社

DirectHR

DirectHRは、入社から出産・退職を含む会社への申請処理が一元的にクラウドで管理できる労務管理システムです。離職票や労災通知書などの公文書は、従業員が見たい時にmybox機能でいつでも確認できます。15日間の無料トライアルがあります。

特徴

  • 従業員が直接入力するため、手間も時間も省ける
  • 公文書を従業員がmyboxで直接確認できる
  • わかりやすいナビゲートで、初めての担当者でも迷わず処理できる

料金

無料プラン
1名 400円~ / 月(11名~500名)

導入事例

不明

ARROW

ARROWは、シフト管理・勤怠管理・給与計算・帳票作成のすべての労務業務をカバーできる、飲食店・ホテル業界をはじめとしたサービス業に使いやすい労務管理システムです。60日間の無料トライアルがあります。

特徴

・飲食店・ホテル業界をはじめとしたサービス業界向け
・外部ツールを必要としない全てが揃ったオールインワン
・マルチデバイス対応(PC・スマートフォン)

料金

無料プラン
有料プラン
問い合わせが必要です

導入事例

・ル・クロワッサン
・志な乃亭

sai*reco

sai*recoは、定型業務の自動化・効率化はもちろん、組織人事のデータを蓄積して戦略に役立てられる人事管理システムです。情報はシステム上で一元管理できるため、過去の人事情報を振り返りながら今後の人事戦略に役立てられます。無料トライアルがあります。

特徴

・面倒な定型業務を自動化・効率化できる
・組織シミュレーション退職者データ・評価結果など多彩な情報を一元管理できる
・単純明快なユーザーインターフェース

料金

問い合わせが必要です

導入事例

・双日オートグループ大阪株式会社
・シンフィールド株式会社
・GMOあおぞらネット銀行株式会社

Gozal

Gozalは、雇用、勤怠、給与、退勤の手続きなどすべての労務管理をシステム上で行える労務管理システムです。労務に強い専門のGozalスタッフによる24時間体制のサポートがあるため、労務管理が苦手な方や操作が不安な方でも安心して使用できます。無料トライアルがあります。

特徴

  • 全ての労務管理をシステム上でできる
  • 24時間体制の充実したサポート
  • カスタマイズ性の高い機能

料金

月額 700円 × 従業員数

導入事例

  • モノオク株式会社
  • 株式会社サイバーエージェント・キャピタル
  • 株式会社じげん

e-AMANO人事届出サービス

e-AMANO人事届出サービスは、従業員と人事総務部門をクラウドでつなぎ、採用から退職までに発生するさまざまな人事情報の届出や年末調整時の申告業務等の労務手続きを自動化・電子化できる労務管理システムです。30日間の無料トライアルがあります。

特徴

・あらゆる人事労務手続きをカバーする充実した機能
・「はい」「いいえ」の回答や必要情報を入力するだけで申告書を自動作成できる
・徹底されたセキュリティ体制

料金

~30名 9,000円 / 月
~50名 15,000円 / 月(人数毎に変わる)

導入事例

不明

総務人事奉行クラウド

総務人事奉行クラウドは、紙やExcelで行われることの多い従業員と総務人事担当者のやり取りをクラウドでつなぐことで、企業全体の生産性向上を実現する労務管理システムです。社会保険労務士と一緒に使えるため、クラウド上ですべてやり取りを完結できます。

特徴

  • 世界トップレベルのセキュリティで情報漏洩の心配なし
  • 従業員との情報のやりとりや申請・申告をデジタル化できるため、不要な出社がなくなる
  • 専門家ライセンスで社会保険労務士と一緒に使用できる

料金

問い合わせが必要です

導入事例

不明

まとめ

今回は、労務管理システムの概要・導入メリット・選定ポイント・おすすめの労務管理システム12選を紹介しました。

どの労務管理の業務を効率化したいのかを明確にして、その部分をカバーしている機能を搭載した労務管理システムを導入することで、書類作成の手間や時間を大幅に削減できます。

ほとんどの製品は無料トライアルを設けているため、まずは無料トライアルから始めて、業務の効率化を実現しましょう。

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