HOME/ 注目のニュース /PIXTAが混雑回避、遠隔監視など「人物検知」のAI開発に役立つ機械学習用「俯瞰人物写真」データセットを販売開始!
2022.09.08

PIXTAが混雑回避、遠隔監視など「人物検知」のAI開発に役立つ機械学習用「俯瞰人物写真」データセットを販売開始!

最終更新日:


ピクスタ株式会社(以下、ピクスタ)が運営する、写真・イラスト・動画・音楽素材のマーケットプレイス「PIXTA(ピクスタ)」は、人物検知等のAI開発に最適な機械学習用素材データセット「俯瞰人物画像素材1,000点セット」の販売を開始しました。

実施背景

株式会社矢野経済研究所が2021年10月に発表した「監視カメラシステム世界市場に関する調査」※1によると、コロナ禍を経て、非接触・非対面で店舗や施設を管理するために、現場の遠隔監視を目的としたクラウドカメラを利用する企業が増えています。

監視カメラシステムの世界市場は、欧州や米国、日本、中国それぞれの市場でAIを用いた画像解析ソリューションの導入が進むことが予想されています。また、業務の省人化や無人化に向けたカメラ需要は増加傾向にあり、2026年には6兆4000億円に達すると予測されています。

一方で、混雑状況や来店者の顧客分析などで使用される遠隔監視カメラには、人物検知の精度向上が必要です。遠隔監視カメラは人物の往来を妨げないよう頭上にカメラが設置されているケースも多く、人物検知の精度向上には人物を「俯瞰」で見た画像データが必要になります。

そこでPIXTAでは、コロナ化で新たに「顔認証」の精度向上を目的とした機械学習ニーズを見込み、「マスク着用日本人画像」の機械学習用データセットを2021年に発売しました。

さらにこの度、コロナ禍で進む非接触・非対面の遠隔監視や画像解析による顧客分析等の需要を受け、「マスク着用日本人画像」に続き、「俯瞰人物画像」データセットの販売を開始しました。

※1 出典:株式会社矢野経済研究所「監視カメラシステム世界市場に関する調査(2021年)」(2021年10月26日発表)

俯瞰人物データセット概要

データセット内容

アノテーション※2の有無によって、2パターンのデータセットを販売しています。既成アノテーションは、人物全身にバウンディングボックスを付与しており、アノテーションデータはCSV形式などで提供をしています。

※2 アノテーション:機械学習・深層学習において画像データを教師データとして活用する場合、開発したい内容に応じて画像に必要な情報をタグとして付与すること

素材条件

販売されている俯瞰画像素材1000点は、

  • 人物が俯瞰で撮影された写真
  • 日本人
  • 1名~複数名
  • 子供からシニアまで幅広い年齢層
  • 高いところから見下ろしている画角(斜め、真上など)
  • 全身を中心に、上半身のみも含む

価格

俯瞰人物 1,000点 アノテーションあり 165,000円(税込)
俯瞰人物 1,000点 アノテーションなし 99,000円(税込)

出典:PRtimes アノテーションありのデータセット例

出典:PRtimes アノテーションなしのデータセット例

キャンペーン概要

PIXTAで機械学習用に写真データの購入を検討する企業・団体を対象に、初回購入時限定でPIXTAで販売中の機械学習用データセットのいずれかから、100点を無料でトライアル提供するキャンペーンを期間限定で開催します。

対象

はじめてPIXTAで機械学習用途での素材購入を検討されている方

対象となる機械学習用データセットデータセット

  • 日本人人物(アノテーションあり・なし)
  • 俯瞰人物(アノテーションあり・なし)

キャンペーン期間

2022年12月31日まで

無料メールマガジン登録

週1回、注目のAIニュースやイベント情報を
編集部がピックアップしてお届けしています。

こちらの規約にご同意のうえチェックしてください。

規約に同意する

あなたにおすすめの記事

基調講演だけではない。OpenAI、Microsoft、Metaもビジョンを語ったGTC2024セッションまとめ

ChatGPTもGeminiも忘れて、これらの(信じられない)次世代AIツールをチェックしてみよう!

「Yahoo!知恵袋」でも活用、LINEヤフーの生成AI活用戦略

あなたにおすすめの記事

基調講演だけではない。OpenAI、Microsoft、Metaもビジョンを語ったGTC2024セッションまとめ

ChatGPTもGeminiも忘れて、これらの(信じられない)次世代AIツールをチェックしてみよう!

「Yahoo!知恵袋」でも活用、LINEヤフーの生成AI活用戦略