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2022.11.10

国内最高級精度の日本語音声認識AI、サイシードとJDSCが共同開発|株式会社JDSC

最終更新日:

AIやLINEを使って企業のDXを支援する株式会社サイシードと株式会社JDSCは、音声認識AIを共同開発し、国内最高級の音声認識精度を実現しました。認識精度が従来製品と比べて大幅に向上したことにより、コールセンターや議事録作成支援等、従来、高度な音声認識を導入しづらかった領域での活用が可能になりました。

共同研究成果の概要

共同研究により生み出された独自の学習アルゴリズムとデータリソースにより、日本語音声において他社製品を超える認識精度を達成しました(サイシード調べ)。

 

出典:PR TIMES

 

出典:PR TIMES

また、雑音が多く一般に音声認識が困難とされている「電話音声」に特化したAIの独自開発も行い、こちらも他社製のAIを大きく凌ぐ性能を示しています。

 

出典:PR TIMES

本共同開発では、サイシードが培ってきた音声認識の知見、JDSCが持つアカデミックな知見、アルゴリズム開発のノウハウを合わせることで、上記性能を達成しました。

 音声認識 AI の開発背景

サイシードはコールセンター内のDXを促進する製品を開発しています。

コールセンターの音声解析は、オペレーターが適切な窓口に素早くお客様をつなぐ等、対応業務の効率化を進める上で非常に重要度の高い技術です。しかし、従来のAIでは電話音声の認識精度が低く、実際にコールセンターの業務改善までつなげることが困難です。

また、大量の個人情報を扱うため、海外のサーバーを利用することや、インターネットにデータを送信することが導入の障害となっていました。

これらの背景から

  • 高い認識精度
  • オフラインで利用可能
  • 特定領域の音声認識に最適化可能

という特徴を持つ音声認識AIの開発に取り組んでいます。今後の展望として、コールセンターに代表されるように品質やセキュリティの観点から自動音声認識の導入が困難であった領域でのサービス展開を予定されています。

サイシードに関して

株式会社サイシードは、AIを活用し会話形式でユーザーの疑問を自己解決させるAI搭載高性能チャットボット『sAI Chat』と、顧客の入力した自然文(≒話し言葉)を適切に捉え最適な回答を提示する『sAI Search』というサービスを提供しています。

JDSCに関して

JDSCは、物流最適化や需要予測、フレイル検知や教育など、基幹産業を中心とした幅広い分野で、一気通貫型の高付加価値なAIソリューションを提供しています。

《JDSCの3つの特長》

  1. AIアルゴリズムに関する技術面での豊富な知見
  2. AIによる解決策の提示から実行まで一気通貫で支援するビジネス面での高い執行能力
  3. 大手企業との共同開発と産業横展開を両立する生産性の高いビジネスモデル

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