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人工知能等の先端技術を用いたソリューションの開発、販売を行う株式会社ワイヤードパッケージは、顔認証AIプロダクトに生体検知技術と、特許申請中の表情を利用した判別技術「エモーショナルパターンマッチング（感情波形）」を組み合わせ、その結果をスコアリングする技術「タイガーアイ オース スコアリング」で認証する複合的認証で、今までにない強度の生体認証をブラウザーベースで実現する、世界初のマルチモーダルAI認証フレームワーク「TIGEREYE SOLUTION（タイガーアイソリューション）」を2022年12月19日（月）に発表しました。
目次
特許申請中の技術「表情を利用した判別技術（感情波形）」を組み合わせ、強度な生体認証に
現在、世の中で提供されている顔認証は顔を検出・識別し認証判定が行われていますが、判定が可と否の2種類しかなく、認証要素が顔しかないため「別人での誤認識」や「写真・動画などを使い、顔認証をごまかして“なりすまし”ができる」などの問題がありました。
今回ワイヤードパッケージが発表した「TIGEREYE SOLUTION」はリアルタイムで顔を認識し、デバイスを選ばずブラウザーベースで使用できる顔認証AIプロダクト「フェイスレコグニション」に、生体検知エンジン「リブネスディテクション」と、特許申請中の技術となる表情を利用した判別技術「エモーショナルパターンマッチング（感情波形）」の複数のAIを組み合わせ、対象の人物が本人かどうか判別します。その判別した情報を「タイガーアイ オース スコアリング」でスコアリングし、スコアリングで判定した結果に“2段階認証”をかけて認証判定することで、生体認証の強度を大幅に高める世界でも唯一の「マルチモーダルAI認証フレームワーク」となります。
今後ワイヤードパッケージは、マルチモーダルAI認証フレームワーク「TIGEREYE SOLUTION」が、広く社会に活用される技術となるよう、こちらのフレームワークを活用しビジネスを展開する企業との提携を進めていくとしています。
基本搭載される先端技術
生体検知－リブネスディテクション
リブネスディテクションは、写真・動画などを使い、顔認証をごまかすことを防ぎます。例えば「笑顔を作ってください。顔を右に向けてください。怒ってください。まばたきしてください」などのアクションを要求し、ユーザに実行していただきます。この動作はランダムに要求され、すべての動作が完了すると「成功」または「なりすまし及び偽証」と判定されます。 厳密な認証・セキュリティの脅威に対して、高い効果を発揮します。
“感情波形”を利用した新しい2段階認証－エモーショナルパターンマッチング
独自のアルゴリズムで「登録された顔情報」と「感情波形パターン」を利用し同時に判定することで、認証対象者に負担をかけずに、高い認証精度を実現しました。リアルタイム性が必要な場面でも高速に動作し使用することができます。
認証スコアリング－タイガーアイ オース スコアリング
顔認証後に、取得した複数の認証要素からスコアリングして、認証します。認証を通したとしても、スコアによって管理画面へアラートを通知することが可能です。複数項目の認証結果を参照することで認証強度を向上させ、認証可否のみではなくアラート通知設定など細かい判定を行うことができます。
その他の特徴
- 人を認識し識別
複数人の人物を数秒で検知。ビデオストリームに人物が表示されているかどうかを判別し、AIに登録した人物かどうかを識別して人物データを表示します。
- 感情を読み取る
楽しい、悲しい、驚きなど7種類の感情を即座に認識。表情の学習データからビデオストリームで認識した人物の表情の状態を判別します。
- 年齢の推定
学習データからF1、M1などのマーケティング年齢層を推定します。
- 性別を識別
男性、女性を認識。大まかな性別を認識しマーケティングデータなどに活用できます。
- 位置情報を記録し保存
顔の認識と同時に位置情報を取得、記録した情報は保存されます。
- マルチデバイス
ブラウザ上で動作するプロダクトなのでPC、スマホからアクセスできます。あとはカメラを起動し人物の顔を撮影するだけです。
大学では広告や広報について学んでいます。
サッカーは見るのもやるのも好きです。
AIの知識を深め、わかりやすい記事をお届けしていきたいと思います！
