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AINOW編集部のびとうです。
ディープラーニングなどの技術が発展し、第3次人工知能ブームと呼ばれる今、AI・人工知能に関するニュースが日々取り上げられ、多くの企業が導入の可能性を探っています。
例えばAlphaGoが囲碁で人間最強の棋士に勝利するなどの象徴的な出来事だけでなく、画像認識や音声認識などの技術発展により、AIの利活用は進んでいます。
AIが社会に普及し始めた今、街の人はAIにどれくらい興味があるのでしょうか。
あまり興味がない方が多いのではないかという仮説のもと、今回は、ビジネスマンが集まる街、新橋で街頭インタビューを実行しました!
目次
製造業の方にインタビュー
ーー普段の仕事にAIを活用していますか?
製造業
ーーAIに対してどんな印象がありますか?
製造業
ーー社内でAIを導入しようという流れはありますか。
製造業
ーーAIをビジネスに導入することのメリットはなんだと思いますか。
製造業
ーーありがとうございます。それでは最後にAIを一言でお願いします!
AIに対するイメージは「かしこい」と、オペレーションの中で時間短縮に使えると考えていらっしゃるようです。曖昧ではありますが、「かしこい」とポジティブな印象で良かったと胸をなでおろしました。
建設業(施工管理)のお2人にインタビュー
ーー最近のAIのニュースで思いつくものを教えてください。
建設業 施工管理
ーー普段どれくらいAIのニュースを見ますか。
建設業 施工管理
ニュースではないけど、AIというとターミネーターとかを連想はするかな。
建設業 施工管理
ーー今、会社の中でAIの活用は進んでいますか。
建設業 施工管理
建設に変わらず人手不足なので、人の代わりとしてAIを導入せざるを得ないという流れはあるよね。
建設業 施工管理
ーー業務のどの部分に活用できると思いますか。
建設業 施工管理
建設業 施工管理
ーー将来はどうなると思いますか。
建設業 施工管理
建設業 施工管理
ーーありがとうございます。それでは最後にAIとはどんなものか簡単にお願いします。
「人間が考えた人間の能力を超える機械」
なるほどと思ってしまうような答えでした。AIに関連するニュースはテレビで見ることが多く、それ以外のニュースではAIをあまり見かけないとおっしゃっていた二人。ターミネーターのような映画がAIを連想させることもあるんですね。
しかしながら、活用の可能性について伺ってみると「事務所にペッパーくん」とまだご自身の中では普段の業務の中でのAI活用のアイディアは浮かんでいないようでした。
電機メーカー(セールス)の方にインタビュー
ーー最近のAIで思いつくものを教えてください。
メーカー セールス
ーー普段どのくらいAIに関するニュースを見ますか。
メーカー セールス
ーー会社の中でAIの開発は進んでいますか。
メーカー セールス
ーーAIに任せたい業務はありますか?
メーカー セールス
ーーありがとうございます。それでは最後にAIとはどんなものか簡単にお願いします。
やはりテレビで見かけたニュースが印象的だとおっしゃっており、テレビの影響の大きさを改めて感じさせられました、旅費の申請や事務作業はAIだけでなくRPAなどの技術を複合的に組み合わせて自動化を進められるかもしれません。
最後にAIについて一言で表してもらうと「頭がいいパソコン」という答えでした。確かに間違えではないのかも!?
IT系 SEと金融系 SEの方にインタビュー
ーー最近のAIのニュースで思いつくものを教えてください。
金融系 SE
IT系 SE
ーー今、会社の中でAIの活用は進んでいますか。
金融系 SE
作業効率を上げるためにパコソンでできることを自動化するのが手っ取り早いから、RPAとか効率化のことばっかりだね。
ーーRPAが社内に入ることについて抵抗とかはないですか。
IT系 SE
ーーAIは導入されていないみたいですが、業務のどの部分に活用できると思いますか。
IT系 SE
ーーありがとうございます。それでは最後にAIとはどんなものか簡単にお願いします。
「いずれは人間を脅かす存在」と、これからのAIの進化に対してネガティブな意見も持っているようです。しかしながら、AIだけでなく、RPAなどの導入も進めていきたいとおっしゃっていて、業務の効率化を進めていきたいというニーズがあることが感じられました。
サービス業(事務)とメーカー(営業)勤務の方にインタビュー
ーー最近のAIのニュースで思いつくものを教えてください。
サービス業 事務
メーカー 営業
ーー会社の中でAIの導入が進んでいるものはありますか。
サービス業 事務
メーカー 営業
ーー普段の業務の中でAIに任せたいものはありますか。
メーカー 営業
ーーありがとうございます。それでは最後にAIとはどんなものか簡単にお願いします。
AIに簡単に表してもらおうとすると、なんと図で描いていただきました。データを読み取ってその中から「A→B→C」や「1→2→3」と出力する様子ですね。データマイニングに近い、ビッグデータの中の規則性を見出す部分をAIとして描いてくださいました。
電話をAI化したいとおっしゃっていたことも印象的です。先日はAIが人間に変わって電話でレストランを予約してくれるGoogle Duplexが話題になりました。もしかしたら電話をAIが代行してくれる日は近いかもしれません。
ブライダル業界の方にインタビュー
ーー最近のAIで思いつくものを教えてください。
ブライダル
ブライダル
ーーAIによって自動的になったらいいなというものはありますか。
ブライダル
ブライダル
仕事取られる感じがします。
なるほど。確かに、そういった業界だとあまりAIが入るところはなさそうですね。
ーー今後、業務のどの部分に活用できると思いますか。
ブライダル
そうしたら、提案の幅も広がるので、入り込めるのではと思います。
ーーありがとうございます。それでは最後にAIとはどんなものか簡単にお願いします。
ペッパーくんやりんななど特定のキャラクター、ロボットをAIと重ねて連想する人も多いことがわかってきました。
「お客様と接することが一番の仕事なので、自動化に疑問を感じる」とおっしゃっていた部分はAIが人間レベルの会話能力を持つことに対して危機感を覚えているようでした。
活用の部分では、お客様の写真からどんなドレスが似合うのかのシミュレーションできるAIが使えるとおっしゃっていて、ディープラーニングなどの技術を使えばもしかしたら実現できるかもしれません。
その他
その他にも多くの意見をいただきました。
ーーAIが業務のどの導入されていますか。
SE
自分たちがが指示したことをしてくれるだけなので人工知能というほどではないですね。
AI導入の流れはないけど自社で開発しようというのは若干あリます。
指示したことをしてくれるだけだから人工知能というほどではないという意見が。
ーー将来業務のどの部分にAIが導入されると思いますか。
SE
確かにtoCで展開をしているAIはチャットボットが多く、その他ではまだ少ないです。これからtoCでどんなAIが誕生していくのか、とても楽しみです。
インタビューを終えて
あくまでも新橋駅前でインタビューに応じてくださった方の意見を掲載していますので、この結果がすべてではありません!しかし、面白い発見がいくつかありました。
道行く人々は、話題になったAIのニュースは見るけれど、普段から意識してチェックをしているわけではありませんでした。
また、「AIはすごいというのは知っているけど耳にしたことがある程度」という方が多く、
「AIって何ですか?」という逆質問があったり、「AIについてのイメージが曖昧で具体的にはどんなものかわからない」といった意見もありました。
総括として
主にAIについてのニュースはテレビを通している。話題になったAIニュースを知っている程度で、AIをきちんと説明できていない人が多い。
と言えるのではないでしょうか。テレビなど影響力の大きいメディアの報道が大きくみなさんのAIのイメージを作っているとこのインタビューを通して感じました。AINOWも引き続き「AIでなにができて、どんな可能性があるのか」を読者のみなさんに伝えていかなければならないなと感じました。
終わりに
AIに興味を持っている方はあまりいらっしゃいませんでしたが、社内ですでにAIが導入されていたり、ビジネスマンの方にとっても身近なものになってきているのかなと思いました。RPAというキーワードが出てきたことも特徴的で、自動化の流れに乗っている会社も増えているようです。実際、大企業の8割でRPA導入のトライアルが始まっているというデータもあります。詳しくはこちらの記事をご覧ください。
また、AIは仕事を奪うものとよく言われていますが、今回のインタビューではAIについてネガティブな印象は少なく、仕事の負担を軽減するものとしてポジティブな印象を持っている方がほとんどでした。AIは業務を効率化してくれるものとして受け入れられてきているのではないかと思います。
ご協力いただいたみなさん、ありがとうございました。