HOME/ AINOW編集部 /PFNと三井物産が合弁会社を設立 ーAIで資源が埋蔵される地下構造を解析
2020.09.03

PFNと三井物産が合弁会社を設立 ーAIで資源が埋蔵される地下構造を解析

最終更新日:

株式会社Preferred Network(PFN)は、三井物産株式会社と、ディープラーニングを用いた地下構造解析AIシステムの開発と事業化を目指し、合弁会社を8月31日に設立しました。企業名は、Mit-PFN Energy株式会社です。

地下資源開発分野において、地質調査データなどに対してディープラーニングを用いて解析することで複雑な地下構造を推定し、効率的な商業生産に向けた開発活動の実現を図る取り組みが進められています。

今回設立するMit-PFN Energy株式会社では、従来から石油・天然ガス資源開発で用いられる地震波(人工的に発生させる弾性波)の解析にディープラーニングを応用し、資源が埋蔵されている地下構造を解析・推定する技術の開発を目指します。PFNが所有するスーパーコンピュータで地震波の大規模シミュレーションを行うことで、地下の地質構造を正確に推定し、石油・天然ガスを始めとした地下資源開発にイノベーションをもたらします。

PFNの深層学習用スーパーコンピューター(MN-3)も活用される予定

また、二酸化炭素の地下貯留(CCS:carbon capture and storage)などの低炭素化事業、地熱発電等の再生可能エネルギー分野への応用も視野に入れて事業化を進めるとしています。

三井物産とPFNは、三井物産グループが保有する幅広い産業の事業資産やパートナーと連携し、ディープラーニングを応用した事業モデルの確立を目指していくとしています。

無料メールマガジン登録

週1回、注目のAIニュースやイベント情報を
編集部がピックアップしてお届けしています。

こちらの規約にご同意のうえチェックしてください。

規約に同意する

あなたにおすすめの記事

生成AIで“ウラから”イノベーションを|学生起業家が描く、AIを活用した未来

特許技術×AIでFAQを次のステージへ|Helpfeel

GPUの革新からAI時代の主役へ|NVIDIA

あなたにおすすめの記事

生成AIで“ウラから”イノベーションを|学生起業家が描く、AIを活用した未来

特許技術×AIでFAQを次のステージへ|Helpfeel

GPUの革新からAI時代の主役へ|NVIDIA