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2020.09.17

ELYZAが人間を超える国内最大の日本語AIエンジン「ELYZA Brain」を発表 ー事業パートナーも募集

最終更新日:

東京大学松尾研発・AIスタートアップの株式会社ELYZA(イライザ)は、 BERT以降の汎用言語モデルを活用した日本語AIエンジン「ELYZA Brain」の開発に成功したと発表しました。

ELYZAは「ELYZA Brain」を活用し、 企業との事業共創プログラム「パートナープログラムNLP30」を開始します。 採択プロジェクトには検証フェーズの開発リソースを無償提供します。

「ELYZA Brain」は、 自然言語処理技術領域における国内最大の日本語AIエンジンです。 国内最大の日本語テキストデータの学習量及び国内最大のモデルの大きさを有しているといい*1、 特定の技術課題ではネイティブな日本語話者の精度を超えているとしています。 *2

*1 ELYZAの公開調査ベースでの比較
*2 ELYZA社内の調査結果

ELYZA Brainの文章の作成支援機能(引用:ELYZA Brain公式サイト

「ELYZA Brain」の対話システム(引用:ELYZA Brain公式サイト

ELYZA Brainの大量の文章から必要な情報を 自動で抽出・整理する機能(引用:ELYZA Brain公式サイト

汎用性の高いAIエンジンは、テキストを扱うさまざまな業務に適用可能であり、 十分な学習データを準備することができれば「読む」「書く」「対話」を含む業務を高精度に支援するツールを実現可能です。 例えば法律領域では、 契約書を「ELYZA Brain」に大量に学習させることで、 当事者・契約期間等の基本情報やその他関心条項を自動で抽出するツールを開発することが期待できるといいます。

ELYZAは、 AI領域に強みを持つ東京大学・松尾研究室出身の曽根岡侑也氏をはじめとしたメンバーで創立された会社です。同社は未踏の問題の解決をめざし自然言語処理技術×AI分野の技術に焦点を当て「未踏の領域で、 あたりまえを創る」をミッションに掲げ、 研究開発に取り組んでいます。

ELYZAの強みはその技術力です。曽根岡氏をはじめ、経済産業省主催「未踏事業」出身エンジニア、 東京大学在籍のAIエンジニア、 メガベンチャーのテックリードなど、 最新のテクノロジーを扱える技術力の高いメンバーが結集しています。

2020年9月現在、 東証一部上場企業のプロジェクトに複数取り組んでおり、 価値検証フェーズから本格開発に進んだプロジェクトは80%以上を占めています。 ELYZAでは、 自然言語処理技術のブレイクスルーにより将来実現し得る未来のユースケース「NLP30」を策定し、 さまざまな分野で未踏の領域を実現するための活動も行っています。

自然言語処理技術のブレイクスルーにより将来実現し得る未来のユースケース「NLP30」

 

またELYZAは、今回の「ELYZA Brain」の開発に伴い、新しい働き方、 サービスを実現するためのプログラムとして「パートナープログラムNLP30」を開始します。 このプログラムは、 ELYZAがAIアセットを提供する「逆求人型の事業共創プログラム」となり、 ともに未踏領域へ挑戦する各業界の企業パートナーを募集します。

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