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2022.03.01

ディープラーニングに関する検定|G検定とE資格の難易度やおすすめの勉強方法

最終更新日:

ディープラーニングに関する検定を受験しようと思っているが、どの検定を受ければいいのかわからないという人、また、どのように勉強すればいいのかわからないという人も多いと思います。そのため、この記事ではG検定、E資格について、概要や勉強方法などを紹介していこうと思います。

ディープラーニングに関する検定を受けるメリット

まず、一つは資格を取得することでスキルや知識の証明がしやすくなるということです。資格を取得していれば経験がなくても自分の実力が証明でき、就職や転職を有利に進めることができます。

そして二つ目は事業活用する体系的な知識や能力が得られることです。これによって人工知能に関わる仕事をしている場合はもちろん、IT企業の営業担当や企画などを担当している人も自社の事業や製品に対する理解を深めることができます。

最後に、G検定に合格した場合には、「CDLE(シードル)」というコミュニティに参加できるというメリットがあります。入会すると、コミュニティで開催されている勉強会やイベントなどに参加することができるようになるため、より自分の知識を深める機会にも恵まれています。

ディープラーニングに関する2つの検定

ディープラーニングに関する検定には主にG検定とE資格があります。

G検定

基本情報

ディープラーニングの基礎知識を有し、適切な活用方針を決定して、事業活用する能力や知識を有しているかを検定するもので、内容は高度ですが合格率は60~70%と高く、勉強すれば誰でも取得することができます。合格ラインは公式には公開されていません。

  • 目的 機械学習や深層学習、それぞれの方法論や事例など、ビジネスにおけるAIの活用方法を習得すること
  • 受験料 一般:13,200円(税込)、学生:5,500円(税込)
  • 試験時間 120分
  • 問題数 200問程度
  • 形式 多肢選択式、オンライン

試験範囲・難易度

G検定の出題範囲は以下の通りです。

  • 人工知能の定義
  • 人工知能をめぐる動向
  • 人工知能分野の問題
  • 機械学習の具体的手法
  • ディープラーニングの概要
  • ディープラーニングの手法
  • ディープラーニングの研究分野
  • ディープラーニングの応用に向けて

偏微分や行列式のような数学の知識が必要になるものや、ディープラーニングに関する重要語句を答えるものなど様々な問題が出題されます。

申し込み方法と受験資格

個人ではG検定受験申込サイト(G検定試験事務局 (jdla-exam.org))から申し込みます。受験資格はありません。

▶G検定について詳しくはこちら>>

E資格

基本情報

ディープラーニングの理論を理解し、適切な手法を選択して実装する能力や知識を有しているかを認定する資格です。また、受験するためにはJDELの指定するプログラミングスクールの講座を、検定の2年以内に受講し、修了資格を獲得していることが必要とされます。

  • 目的 理論を理解し、AI実装の能力や知識があるかエンジニア向けの実力を習得すること
  • 受験料 一般:33,000円(税込)、学生:22,000円(税込)、会員:27,500円(税込)
  • 試験時間 120分
  • 問題数 100問程度
  • 形式 多肢選択式、各地の指定試験会場にて受験

試験範囲・難易度

E資格の出題範囲は以下の通りです。

応用数学

  • 線形代数
  • 確率
  • 統計
  • 情報理論

機械学習

  • 機械学習の基礎
  • 実用的な方法論

深層学習

  • 順伝播型ネットワーク
  • 深層モデルのための正規化
  • 深層モデルのための最適化
  • 畳み込みネットワーク
  • 回帰結合型ニューラルネットワークと再帰的ネットワーク
  • 生成モデル
  • 強化学習
  • 深層学習の適応方法

開発・運用環境

  • ミドルウェア
  • 軽量化
  • 高速化技術

このようにディープラーニングからの出題が中心ですが、その基礎となる機械学習や応用数学、実装に関する技術など、幅広い範囲から出題されます。

申し込み方法と受験資格

受験資格はJDLA認定プログラムを試験日の過去2年以内に修了していることです。JDLAでは、ディープラーニングの理論を理解し、適切な手法を選択して実装する能力を持つ人材を育成する講座を、JDLA認定プログラムとして認定推奨しています。

試験予約時に、認定プログラムの受講修了を証明する「修了者ナンバー」と「認定プログラム修了日」の入力が必要となります。

G検定とE資格の違い

G検定とはディープラーニングについての幅広い知識と、事業への活用を行うビジネスのための資格です。また、受験資格などには特に制限がないため、いろいろな人が受験することができます。誰でも勉強すれば比較的手軽に取得することができます。

一方、E資格はディープラーニングの理論をより理解し、適切な手法を選択して実装する能力を持っているかどうかについてのエンジニア向けの資格です。そのため、応用数学や機械学習、深層学習の知識に加えて、具体的に実装する能力も必要になってくるため、JDLAが推奨している認定プログラムの修了することが受験の条件とされています。

ディープラーニングに関する検定の勉強方法

勉強方法は主に、書籍で自主学習するか、オンライン講座で学習するかの二つにわけられます。

オンライン講座で学ぶ

現在、ディープラーニング検定に特化したオンライン講座が多く開講されています。独学だけで勉強することに不安を感じる人や、短期間で効率よく勉強したい人などにおすすめです。

また、オンラインであれば忙しい人でも自分にあったコースを選択することができます。そのため、忙しくて自分では中々勉強時間が取れないという人でも気軽に学ぶことができるでしょう。

書籍で学ぶ

近年はAIの発展に伴いAIに関する検定を多くの人が受験するようになりました。それによってこれらの検定を勉強するための書籍も様々なものが出ています。

書籍を自分で購入して勉強する場合、電車の中など隙間時間に勉強を進めることができるため、忙しい人でも手軽に勉強を始めることができます。

ディープラーニングに関する検定のおすすめ講座

G検定

AVILEN

AVILENでは360問以上の豊富な演習問題が揃っています。そのため、しっかりと演習を積んで学びたい人におすすめです。また、不合格だった場合は全額返金保証があるというメリットもあります。

▼サイトはこちら

Zero to One

Zero to Oneでは650問以上の演習問題を利用することができます。ただし、こちらは演習問題の提供のみで、講義動画などはありません。そのため、事前知識はあり、演習問題をたくさん解きたいという人におすすめです。

▼サイトはこちら

E資格

Aidemy

Aidemyでは普段使っているブラウザだけあれば、手軽に学習を始めることができます。また、会員登録すれば、AIに必要な数学やPythonの入門講座を無料で受講することができます。また様々なコースが用意されているため自分のレベルにあったコースで学習することができます。

▼サイトはこちら

AVILEN

AVILENのE資格対策講座は2期連続合格者数No.1と合格率85.7%を達成しました。しっかり対策をして合格を確実にしたい人におすすめです。

▼サイトはこちら

▶ディープラーニング関連の講座について詳しくはこちら>>

ディープラーニングに関する検定のおすすめ書籍

G検定

ディープラーニングG検定公式テキスト

出典:Amazon

こちらはG検定の運営団体である、日本ディープラーニング協会が執筆している公式テキストです。G検定の受験を考えている人はもちろん、ディープラーニングについて学びたい人や事業に活用したいと考えている人など、幅広いニーズに対応しています。

最短突破 ディープラーニングG検定(ジェネラリスト)問題集

出典:Amazon

こちらは、G検定やE資格に関する教育実績を持つ株式会社AVILENが丁寧に解説しているものです。各章の終わりには重要語句をまとめたページもあります。G検定を受験するのであれば、一度は読んでおくといいでしょう。

E資格

徹底攻略ディープラーニングE資格エンジニア問題集

出典:Amazon

この書籍は、AI人材育成のための教育事業を手がけるスキルアップAIの講師陣が執筆しているものです。また、E資格試験の出題傾向を徹底的に分析した模擬試験を掲載しています。そのためE資格を受験する際にはぜひ読んでおくと良いでしょう。

ゼロから作るDeep Learning ―Pythonで学ぶディープラーニングの理論と実装

出典:Amazon

この書籍では、ディープラーニングやニューラルネットワークについての基礎的な部分はもちろん、誤差逆電波法や畳み込みニューラルネットワークなどについても実装レベルで理解することができます。本格的な勉強を始めたい人におすすめです。

▶ディープラーニング関連のおすすめ書籍について詳しくはこちら>>

ディープラーニングに関する検定の需要と将来性

現在、ビジネスなど様々な分野でAIの活用が進められ、AIの技術や知識を持っている人材が広く必要とされています。そのため、ここで紹介してきたG検定やE資格、その他のAIに関する検定を受験し、知識を持っていることは、様々な場面で役に立つでしょう。

▶取得するメリットについて詳しくはこちら>>

まとめ

この記事ではディープラーニングに関する二つに検定について紹介してきました。自分が何を目的としているのかを考えながらどの検定を受験すべきなのか、また、どのように勉強すればいいのかを選ぶことが大切です。

迷ったときはこの記事を参考にしてみてください。

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