株式会社ルビスは、入力した文章に対してスライドデザインを提案するAIサービス「イルシル」の製品版を2022年9月28日にリリースしました。イルシルは、β版から無料プランの追加や機能のアップグレードが行われ、今まで以上にスライド資料を効率的に作成できるようになりました。さらに、社内の資料作成スキルを一律でアップさせることが可能になります。
サービス開発の背景
現在、多くのビジネスパーソンは資料作成業務を効率化したいという悩みを抱えています。資料作成効率化に関するサービスは、スライド作成代行やテンプレートのダウンロードサイトなどが存在します。しかし、価格やコミュニケーションコストの面から頻繁には外注できなかったり、ダウンロードサイトでビジネスシーンに適したテンプレートを見つけにくいといった点から、効率化が達成されない状況が続いていました。
株式会社ルビスはこれらの問題を解決するために、入力された文章から適したスライドデザインを提案するWEBサービス「イルシル」の開発を行いました。
β版からの変更点
製品版ではβ版に加え、クレジットカード登録なしで利用できる無料版の導入や、ユーザの中で人気の機能がさらにアップグレードされています。
また、利用者の中で社内資料作成スキルを統一的に上げたいという声が多数あったため、イルシル内での導入企業独自のテンプレートデザインを利用できるBisinessプランを開始しました。
無料プランを含んだ4種類のプランを提供
β版ではProプラン(月額980円)しかありませんでしたが、製品版では以下の4つのプランでイルシルを利用することができるようになります。
- Freeプラン 月額無料
- Proプラン 月額980円
- Businessプラン 月額1,680円
- Enterpriseプラン お問い合わせ下さい
無料プランを導入したことで、より気軽にサービスを利用できるようになります。また、すでに所持しているデザインのテンプレをイルシル上でも利用できるBisinessプランを導入したことで、会社内での導入もしやすくなります。
人気機能のアップグレード
ユーザの方から人気があった、デザイン一覧画面のアップグレードが行われました。
本機能は「目次」「サービス紹介」「価格表」など用途別にスライドのテンプレを確認できる機能です。
β版では用途別のスライドを見ることができるだけでしたが、製品版ではさらに細かく分類されたスライドを閲覧することが可能で、利用したいシーンに適したスライドを素早く見つけることが可能です。
テーマ変更機能の追加
β版では一種類のテーマ感しかありませんでしたが、製品版では複数のテーマ感でスライドを作成することが可能になりました。
テーマ変更画面では「フォントの一括変更」「ヘッダーのデザイン変更」などが可能になったほか、表紙のデザインも複数追加されました。
デザインパーツ機能の追加
スライド作成時によく利用するデザインパーツを簡単に呼び出せる機能が追加されました。パーツ機能を利用し、それぞれを組み合わせることで見やすいスライドデザインを作成することが可能になります。
今後の開発について
現在、株式会社ルビスではデザイナーの採用を強化しており、今後さらにスライドデザインを増やしていく予定です。
また、スライド資料に限らず動画の作成なども可能にし、より多様なアウトプットをイルシルで完結できるよう開発が進められる予定です。
AINOWライター。
大学ではHuman-Agent-Interactionや組織運営について学んでいる。