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こんにちはAINOW編集部のなっぴです。
パークシャテクノロジーが9/22に上場したことが話題になりましたね。
▼ その記事はこちら
人工知能業界が発展していく中で、徐々に人工知能業界が株式市場へと上場を始めています。AI系の企業への投資を考えている人も多く、人工知能銘柄に注目が集まっていて、常に人気テーマでは「人工知能」が上位にあります。
(引用:株探)
今回は人工知能を開発している企業の中から上場している企業に着目し様々な角度でランキング付けしました。時価総額を見ることで、どの企業が期待されているのか・これから伸びていく企業はどこなのかなど、一目でわかります。
それでは、ランキングを発表します!(敬称略・カッコ内は証券コード)
(情報元:みんなの株式)
目次
公開時価総額ランキング
こちらはIPO新規公開時の時価総額ランキングです。公開時時価総額は、市場がどれほど企業に期待しているかがわかります。
パークシャテクノロジー(3993)が1位かとおもいきや、メタップス(6172)が堂々の1位でした。
お金の流れを予測する人工知能「ラプラス」の研究開発を中心とするメタップスは、57億円の資金調達をしたことにより、上場前からベンチャー企業として注目を集めていました。公開時に期待度が時価総額となり表れたのではないでしょうか。AI銘柄としてはもちろん、仮想通貨銘柄としても注目が集まっていました。
ユーザーローカル(3984)は、ビッグデータ分析システムの研究開発を行っています。2017年7月にホットペッパーグルメに言語処理エンジンを提供したことで、注目を集めています。
現在時価総額ランキング
(データは2017/10/31時点のもの)
それでは、現在の時価総額を見てみましょう。
現在時価総額ではパークシャテクノロジーがぶっちぎりの1位です。パークシャテクノロジーが上場した同時期に、ウォンテッドリーやUUUMといった有名ITベンチャー企業が上場しましたが、公開時・現在時価総額共にパークシャが大幅に上回っています。
公開時に1位であったメタップスも現在時価総額で2位となっていて、上位をキープしています。また、「Timebank」を2017年9月にリリースしたことで、より一層話題となりました。Timebank(タイムバンク)は専門家の時間を10秒単位で売買できるサービスです。購入した時間は仕事の相談、ランチ、講演の依頼といった用途で使うことができ、第三者に市場価値で売ることが可能のアプリとなっています。
3位のオプトホールディング(2389)には、人工知能の研究開発を行うデータサイエンスラボがあります。人工知能アルゴリズムの研究開発をはじめ、大規模データの分散処理基盤の構築や機械学習の研究開発が行われています。オプトは2004年に上場し、歳月が経ち安定した銘柄となっています。
伸び率ランキング
最後のランキングは伸び率ランキングです。伸び率ランキングとはいったいなんなのか。簡単に言います。そうです、買っておけばよかった銘柄ランキングです。
上位3社を皆さんご存知ですか?詳しく見ていきましょう。
ロゼッタ(6182)
1位のロゼッタは、人工知能を用いて次世代の自動翻訳機を開発しています。サイト上には、新発想の統計型辞書「究極の辞書」という辞書サービスや、翻訳サービスがあり無料で利用することができます。
開発中の最新翻訳機モデルにおいて、一部の分野(医学分野・化学分野等)の英日翻訳で精度は95%に到達しています。この精度95%とは、「ほぼ人間に匹敵する」レベルで「プロの専門翻訳者以下、非専門翻訳者以上」の精度です。その他の分野での精度の向上に期待がされているため、成長を続けているのでないでしょうか。
テクノスジャパン(3666)
2位のテクノスジャパンはテクノスデータサイエンス・エンジニアリングをグループ企業としている企業です。テクノスジャパンは2012年に上場しました。その翌年の2013年にテクノスデータサイエンスが設立しました。
テクノスデータサイエンスは、人工知能を用いたビジネスソリューションの提供などをしています。その領域は、金融・デジタルマーケティング・製造・社会インフラ・人事・テレマティクス、と幅広いものとなっております。
モルフォ(3653)
3位のモルフォは、画像解析領域でサービスを展開している企業です。2015年に次世代画像認識システムを開発のため、デンソーと資本提携をしたことでも話題になりました。画像認識技術のアルゴリズムが、高度運転支援および自動運転技術の実現に向けた次世代の画像認識システムに応用されることでもさらなる期待が高まっています。
フロンテオ(2158)
4位の株式会社FRONTEOは人工知能「KIBIT(キビット)」を開発した会社。人の約4000倍ものスピードでテキストを読んで人間に代わって探したいものを見つけることができます。個人の好みを覚えてレコメンドするだけでなく、ビジネスや医療、法律、セキュリティ、教育などさまざまな専門分野で役立てることができ注目が集まっています。
今後、上場が期待できる企業
人工知能関連株の伸び率が高い企業が多かったため、有名な人工知能開発企業で上場をしていない企業を見ていきましょう。今後のIR情報に注目です。
SENSY
SENSYは旧社名カラフル・ボードとしては2011年11月に設立をして、2013年9月に東洋経済が選ぶ「新成長ビジネス100」に選出されました。2017年11月にSENSY株式会社に社名変更をし、今後はAIにより注力していきます。注目すべきは、SENSYという感性認識AIを使ったサービス展開です。
サービスについて、社長にお話を聞いている記事はこちらからどうぞ
クロスコンパス
AIプラットフォームを運営するクロスコンパス(旧クロスコンパス・インテリジェンス)は2015年に設立。初めての人でも、製造業向け人工知能(AI)を簡単に実装できる統合開発環境ショリューションを提供しています。
2017年2月に「ベンチャー沸騰!日本を変える100社」に掲載されていて、注目が集まっています。
クロスコンパス社員との対談記事はこちら
おわりに
いかがでしたか?
人工知能関連銘柄のほとんどが高い伸び率で成長を続けています。市場の人工知能に対する関心は今後より一層高まっていくと同時に、人工知能関連銘柄の株価も上がっていくことを期待したいですね!