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AI業界以外の人たちはAIに対してどんなイメージを持っているのかを調べたい! ということで始まった「人工知能に対するイメージを聞いてみた!」シリーズも今回でvol.5です。
ネガティブ派が多かった原宿・下北沢、ポジティブ派が多かった巣鴨に続き、今回の街頭インタビューを実施したのは大人の街、銀座です。ビジネスパーソンが多い銀座でのインタビューなので、人工知能についての知識がある人も多いはず…。これまでの結果から、人工知能に関する情報を知っている人はポジティブなイメージを持っている傾向があるようなので、銀座ではポジティブ派が多いのかな? という予想のもと、インタビューを行いました。
目次
人工知能に対するイメージはポジティブ? ネガティブ?
銀座周辺の会社にお勤めの方を中心に25人からお話を聞きました。
インタビューを行なったのは、銀座のコリドー街周辺。仕事帰りに飲みにきたという人が多かったです。ほろ酔い状態でインタビューに応じてくださった方もいました。
らんらん
人工知能で世の中が変わることに期待!
年配の人の助けになってほしい!
面倒なルーティンワークを代わりにやってほしい!
人工知能は刃物と同じ
その他の意見
インタビューの結果
人工知能に対して、17人(68%)がポジティブなイメージを、8人(17%)がネガティブなイメージを持っているという結果になりました。
銀座でインタビューに答えてくれた人たちは、これまでにインタビューを行なった原宿・下北沢・巣鴨よりもAIについて具体的なイメージを持っている人が多い印象でした。不安はゼロで全面的に人工知能に賛成という人ばかりではありませんが、「こういう業務を変わってもらいたい」、「こんなことができるようになってほしい」と人工知能に期待する声も多く聞けました。
終わりに
インタビューの中で印象的だったのが、人工知能は「刃物と同じ」という意見です。人工知能も悪意を持つ人が使えば、現段階で人工知能に対して抱いている不安が現実のもとなる可能性は大いにあると思います。
しかし、現在、「刃物は怖いから使わない方がいい」「刃物の生産はやめた方がいい」という人はあまりいないと思います。
それは、例えば、「銃砲刀剣類所持等取締法」という法律があって危険性が高い刃物の携帯が禁止されていたり、小中学校の家庭の授業で包丁の使い方を学ぶ機会があったり…。刃物を扱い方を知り、刃物を使うことによるリスクを減らす環境が整っているからではないでしょうか。
もちろん、人工知能の場合は誰もがその仕組みを完全に理解することは不可能であるし、刃物と同じように…とはいかないかもしれませんが、扱い方を知り、安全に扱える環境を整えることで、人工知能ももっと多くの人に受け入れられていくのではないかと思いました。
最終回である次回は、人工知能を研究している慶應義塾大学今井倫太研究室のみなさんにお話を伺います。