飲食業界の課題に立ち向かう。~調理ロボットのパイオニア~

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今回紹介するのは、東京農工大学ベンチャーポート発の企業「コネクテッドロボティクス株式会社」は調理をロボットで革新し、工場でしか用いられることのなかったロボットをより身近なところでの使用を研究している企業である。

創業者の沢登さんは東京大学工学部卒業後。NHKロボコン2004で優勝、。MIT発のベンチャー企業でロボットコントローラ開発するなどロボティクス領域での経験を積んだあとを担当した後、コネクテッドロボティクス(株)を設立。「調理をロボットで革新する」というテーマで外食産業と家庭のキッチンの仕事をロボットに担わせるべく事業に取り組んでいる。第一弾のプロダクトであるロボットたこ焼きシステムOctoChefを2018年7月にリリース。本プロダクトのプロトタイプで2017年4月のStartup Weekend Robotics優勝。

 

飲食業界におけるロボット技術の活用や可能性

現在、飲食業界では深刻な人手不足や、働き手の精神的、体力的な負担が問題視され、社会的な問題の一つとなっている。コネクテッドロボティクス株式会社はそれらを解消し、飲食店で働く人々に楽しく働いてもらいたいという願望を一貫して持っており、飲食店の現場にロボットを導入し、人手不足に伴う煩雑な作業を自動化するというミッションを掲げている。また、コネクテッドロボティクス株式会社は人手不足の解消のほかに、海外に日本のグルメを発信、作りたてのおいしさの提供のミッションを掲げている。

飲食業界の人材不足の状況

自動たこ焼きロボット「OctoChef」(オクトシェフ)、自動ソフトクリームロボットレイカちゃん

コネクテッドロボティクス株式会社のオクトシェフ、レイカちゃんは現在、長崎ハウステンボスの店舗での導入、稼働がなされている。製品のデザインに工夫が凝らしてあり、来客者の目を引き、親しみやすいものを目指している。また、商品を提供するまでの過程や様子をオープンにすることで、自社製品をより詳しく知ってもらえるそうだ。製品は月額: ¥20万円~でサブスクの形で飲食店に提供されている。

 

製品開発の原点は、ズバリ社長の飲食業界での就業経験にあり。

沢登氏は以前、飲食業界での就業経験で、店の切り盛り、運営が非常に大変だという現実を目のあたりにし、飲食店での作業に追われる日々で自分の存在やアイデンティティーを見失いかけたという。その中で、単純作業をロボットに代替えすればいいのではないかというアイデアを持ち、それを具現化するため会社を設立した。また、沢登氏は幼少期からガンダムなどのロボットが好きで、よくプラモデルを組み立てており、また、祖父母が飲食店を経営していたこともあり、ロボットと飲食の二つの要素を掛け合わせるアイデアの原点はこの時にあるという。

 

今後の製品開発

今後はサブスクリプションで飲食店に設置するだけでなく、自動朝食調理ロボを個人向けに提供することを提供することも目指すという。その前段階としてAirbnbなどの宿泊施設向けに自動朝食調理ロボの導入を行っている。今後の製品開発にも目が離せない。

宿泊施設向けの朝食調理ロボ

また、コネクテッドロボティクス株式会社ではYouTubeのチャンネルで製品の動画デモを公開している。チェックしてみてはいかがだろうか。

動画デモリンク先:https://www.youtube.com/channel/UC53FEAH1B4mNtQlosZaWVIg

 

2019年5月7日 2019年5月22日更新

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