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セコム株式会社が、自律走行型巡回監視ロボット「セコムロボットX2」のサービス提供を6月から開始し、第1号として成田国際空港での導入が決定したと発表しました。
「セコムロボットX2」は、2005年10月に販売開始した「セコムロボットX」の機能をさらに進化させた巡回監視用のロボット。
レーザーセンサーにより自己位置を特定しながら敷地内の巡回ルートを自律走行し、搭載したカメラによりさまざまな場所の画像監視を行います。また、巡回後は定められた立哨ポイントで停止し、周囲の監視を行います。
さらに、ロボット上部には赤外線センサー、熱画像センサー、金属探知機を内蔵したアームが搭載されており、巡回中に発見した放置物やルート上に置かれたゴミ箱などを点検することもできます。
2018年の成田国際空港の航空旅客数は約4,260万人に上り、まさに日本の空の玄関口。
現在、セコムでは成田国際空港において常駐警備員による巡回監視、出入管理などの常駐警備サービスを提供していますが、今後は、常駐警備員に加え、「セコムロボットX2」が巡回監視や立哨などの業務の一部を担っていくことで、人とロボットの力が融合したより高度なセキュリティを提供するとともに、警備の効率化を実現していくとしています。
労働人口の減少の中、警備業も深刻な人手不足に直面しており、警備におけるロボット導入に向けた取り組みが各所で進んでいます。
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