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WEBマーケティング事業を手がけるエファタ株式会社が軽減税率を判定する「AI軽減税率判定機 -10or8 Checker-」を、2019年09月20日(金)から、同社が運営する「消費税・軽減税率情報Cafe」サイト内で提供開始しました。
2019年10月の消費税増税と同時に軽減税率制度が始まります。
軽減税率制度は日本で初めて導入される制度となり、消費者・事業者のどちらでも混乱が生じることが予想されます。
そこで、品目や商品名を入力すれば軽減税率かどうかを教えてくれるサービスの開発に至ったといいます。
品目や商品名は多くあり、人が手作業ですべて判定するのは不可能ですので、先進的なAI技術を活用することで税率を判定することにしました。
(1)品目・商品名を入力するだけでAIが税率を判定
品目や商品名を入力するだけでAIが軽減税率かどうかを判定します。判定で返す税率は以下のとおりです。
・軽減税率8%
・標準税率10%
・軽減税率8%・標準税率10%のどちらもあり得る
・非課税(対象外を含む)
・消費税なし(無料または取引の対象外)
(2)理由説明と参考記事も表示
税率を表示するのと同時に、その品目がなぜ軽減税率または標準税率になるのか、理由説明も表示します。また、「消費税・軽減税率情報Cafe」サイト内で参考となる記事も表示します。
(説明の例)
・アルコール分1度以上であれば標準税率10%。アルコール分1度未満であれば軽減税率8%。
・食品であれば軽減税率8%。医薬品・医薬部外品等であれば標準税率10%。
・食品の購入または持ち帰り(テイクアウト)は軽減税率8%、店内飲食(イートイン)は標準税率10%。
(3)判定精度によってAIコメントを表示
判定の精度によってAIコメントを表示します。正解している確率が高い場合には「合っている自信があります!」、正解している確率が低い場合には、「自信がありません。間違っているかもしれません。」などどコメントが表示されます。
※ただし、正解している確率が高い場合でも、正解であることを保証するものではございません。
今後は、AIが判定した税率が合っているかどうか、利用者に質問して回答してもらうフィードバック機能を追加する予定で、これによって、AIと人のコラボによる学習が可能になり、精度の向上も見込めます。また、今後は買い物先でも手軽に利用できるように、iPhone, Android向けにアプリ化する予定としています。
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