最終更新日：
英語学習の分野でのAI活用が進んでいます。
例えば、大阪大学では英語学習にAI英会話サービス「Terra Talk」を導入し、学生の英語力向上に貢献しています。
特に最近では、英会話スクールに通わなくとも、AI搭載アプリによって英語を学習できるようになっています。アプリなら、普段英会話スクールに通う時間がないという人であっても、帰宅後や通勤時間に手軽に英会話を学習できます。
そこで、今回はAIを生かした英会話学習サービスに関してまとめていこうと思います。
目次
英語教育がAIによって効率化されている
教員現場の業務負担が大きいのが課題だった
教員現場はあらゆる業界の中でも人手不足問題が深刻なのが特徴です。
実際、2017年度において中学生教師のうち８割は月残業時間が100時間を超えています。
そのため、教師一人当たりの業務負担が重く、業務削減が早急の課題だと言えます。
ＡＩロボット「Ｍｕｓｉｏ」の導入で英語教育を効率化
https://www.themusio.com/musio/edu#firstPageより引用
AIを活用して英語の教師の業務負担が削減された事例があります。
東京都府中市にある私立 明星中学校で導入されたのはＡＩロボット「Ｍｕｓｉｏ」です。Ｍｕｓｉｏは人間と同じように相手の話を聞いたり、表情を見たりすることができるロボットです。
Ｍｕｓｉｏを導入することで、今まで教師が行なっていた生徒の英語指導をロボットで自動化できるようになり圧倒的な業務負担削減を実現することができました。
翻訳の分野ではAIが活躍
翻訳は95％の精度にまで
英語の翻訳は、AI技術によってが著しい成長を遂げています。
事実、株式会社ロゼッタのAI自動翻訳『T-4OO ver.3』など95％もの精度を誇ってるものもあります。
それによって、言語の壁をAIによってある程度乗り越えられるようになると期待されています。
AI翻訳に関する記事はこちら▼
確実な英語力を獲得したいなら英語学習サービスを使おう
しかし、いくらAI翻訳が発達したからといっても、英語力が不要になるわけではありません。あらゆる人と国を超えてコミュニケーションを取るためには、国際的に幅広く使われている英語を習得することは必須です。
確実な英語力を習得したい人は英語学習サービスがおすすめです。特に最近は、AIを英語学習に生かしたサービスが開発されており、以前よりも圧倒的に効率よく英語を身につけることができるようになっています。
AIが英語の学習をサポートしてくれるように
英会話教室だけでは英語をアウトプットする機会が限られていた
従来、英語を学習するために英会話教室に通うのが一般的でした。
しかし、英会話教室は毎日長時間通うわけにも行かず、英語をアウトプットする機会が限られていたため英語力の向上に繋がりにくかったのも事実です。
また、忙しい人であればそれだけ英語の学習時間が限られます。
以上から、英会話教室よりも好きな時間に好きなだけ英語を学習できるサービスが必須でした。
AI英会話アプリを使えば自分に合ったレベルでいつでも英語を使える
そこで活躍するのがAI英会話アプリです。
アプリであれば、英会話教室とは違って場所と時間を選ばないのが特徴です。
時間に縛られずに英会話を学習することができます。
そして、AIによってユーザーの英語力を正確に分析し、その人に合った練習メニューを提供することができます。
そのため、自分の都合とレベルに合った英会話学習が可能となります。
AIを生かした英語学習サービスまとめ
speak buddy
https://www.speakbuddy.me/より引用
AIキャラクターがユーザーの英語力向上をサポートしてくれます。
キャラクターが相手なので対人よりも気軽に話すことができます。
AIがユーザーの英語レベルを分析し、英語力を向上させるためにカリキュラムを最適かすることで無駄なく効率的に英語を身につけられます。
また時間や場所を選ばないので、自分に合った学習を進められるのも嬉しい点です。
terra talk
https://www.terratalk.rocks/より引用
ユーザー専属の英語アシスタントとして、旅行や仕事、面接のロープレをしてくれます。
学習時間も5分のような短時間から長時間まで自由に選ぶことができます。
そして、AIがユーザーの流暢さや発音を評価し、より良くするためのエクササイズを提案します。
高い英語力を短時間で習得できるのが特徴です。
Elsa Speak
https://apps.apple.com/jp/app/elsa-speak-accent-reduction/id1083804886
より引用
AIを生かした英語の発音矯正アプリです。
ユーザーの発音をネイティブと比較し、どれだけネイティブに近いかやユーザーの発音の傾向を分析します。
そして、発音の誤った部分を指摘し、ネイティブの発音に近づけるように口や舌の形などを説明しながら集中的にコーチングを行います。
初級から上級までレベルを選べるほか、旅行やビジネスなど様々なシチュエーションの中から興味のあるトピックを選ぶことができますので、飽きずに続けられるのではないでしょうか。
Andy – English Speaking Bot
https://apps.apple.com/jp/app/english-with-andy-chat-learn/id1078490509より引用
AIと会話をすることで英語力向上を目指すアプリです。
チャットボットでのAI講師との会話を通じて、ユーザーの会話術や文法を徹底的に改善します。
また、わからない単語があればAndyに聞くことができますので、新単語の習得にも効果的です。
チャットボットですので会話の話題はなんでも良く、好きなトピックで学習を進められますので飽きずに続けることができます。
ひとり英会話SiF
https://www.sinewave.co.jp/sifより引用
最先端AIの高い採点技術を通じて、発音を鍛えます。
単語ごとの発音から会話や音読など多角的に発音を練習できますので、高い発音レベルを期待できます。
インターネットのある環境ならどこでも自分のペースで進めることができることから、非常に手軽なサービスだと言えます。
MyRecipe(ポリグロッツ)
https://www.polyglots.net/information/myrecipe/より引用
AIを利用し、ユーザーに合った学習カリキュラムを自動で生成するサービスです。
ユーザーの英語レベルと興味のある分野、ライフスタイル（使える学習時間）を主軸とし、ユーザー個人のために完全にカスタマイズされた学習カリキュラムを提供します。
従来の英会話教室のような画一的なカリキュラムから学習者に合ったカリキュラムで学習できますのでより効果的な英会話学習を期待できます。
まとめ
海外からのインバウンドや企業のグローバル化が加速する中で、英語力は社会人にとってもはや必須のものとなっています。
AI英会話アプリを使えば、時間のない社会人でもちょっとした時間に自分にあったレベルで英語を学習できます。そのため、英会話教室に通わずとも効率的に英語力を伸ばすことができるのではないでしょうか。
仕事で忙しいけど英語を身につけたいという方はAI英会話アプリで英語を学習することをおすすめします。
慶應義塾大学商学部に在籍中
AINOWのWEBライターをやってます。
人工知能（AI）に関するまとめ記事やコラムを掲載します。
趣味はクラシック音楽鑑賞、旅行、お酒です。
