帝国データバンクがゼノデータ・ラボに初のデータ提供 ーー40万社以上の未上場企業のデータを解析して将来を予測

119年以上にわたって日本企業の信用調査を行ってきた日本最大の信用調査会社「帝国データバンク」と、経済ニュースや決算情報をAIで解析し、企業の業績への影響を予測するサービス「xenoBrain」を提供する株式会社xenodata lab.(ゼノデータ・ラボ)が業務提携契約を締結したと発表しました。

帝国データバンクが作成する全国40万件以上の未上場企業調査報告書を「xenoBrain」に取り込んで解析し、「xenoBrain」上で未上場企業の将来業績の予測情報を提供するサービスの開発に着手します。

ゼノデータ・ラボが提供する「xenoBrain」は、経済ニュースや決算情報に含まれる過去の経済事象の連関から、企業の利益影響をAIで自動で分析し、業績予測を行うサービスです。経済ニュースの意味を把握して構造的に把握することで、経済ニュースの因果関係を可視化、その上で上場企業の決算短信や有価証券報告書の解析結果と組み合わせることで、経済にまつわる出来事があったときに、その前後にはどんな事象が発生し、上場企業の業績がどのように変化するかを予測します。

「xenoBrain」は2019年6月20日に正式発表が行われ、世界最大級の取材網を持つ経済系の通信社 ダウ・ジョーンズを始めとする過去10年分、30万本超の記事に加え、さらにダウ・ジョーンズが提携している業界紙、地方紙、海外ニュースなど160のメディア、5,000万本のニュースデータの提供を受けることができるようになり、現在も「xenoBrain」のさらなる精度アップに向けて、さらにサービス拡充を行っています。

一方、未上場企業に関しては、取引先の調査や融資、M&Aなどの企業分析シーンにおいて財務状況などは、ほとんど開示義務がありません。そのため、外部からアクセスできる公開情報が少なく、帝国データバンクなどの信用調査会社によるレポートが未上場企業分析における主要な手段となっています。

ゼノデータ・ラボは、創業期からすべての資金調達のラウンドで帝国データバンクの出資を受けており、今回の業務提携によって初めて、帝国データバンクの40万以上の豊富で信頼性の高い未上場企業調査報告書をゼノデータ・ラボのテキスト解析技術で分析し、「xenoBrain」上の既存の解析結果と組み合わせることで、国内初となる経済ニュースによる未上場企業の業績予測サービスを2020年春に提供予定です。

この提携によって、今までに「xenoBrain」で提供する予測データは上場企業約3800社のみでしたが、今回の業務提携により提供を受ける未上場企業調査報告書のデータをテキスト解析し、「xenoBrain」上で40万社以上の未上場企業の将来予測提供が可能になります。

また、この情報は主に銀行などの金融機関に対して、APIなどを介してデータ連携を行っていく予定です。これにより、顧客が持つシステムでゼノデータ・ラボの分析結果を利用することも可能です。

また、ゼノデータ・ラボが解析した未上場企業の将来予測情報は帝国データバンクのサービス上でも提供する予定です。

2019年11月19日

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