【10年間で200億円の取り組み】東京大学とソフトバンクが「Beyond AI 研究所』の設立へ ー本郷・竹芝の2拠点

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国立大学法人東京大学とソフトバンク株式会社は、世界最高レベルの人と知が集まる研究所「Beyond AI 研究所」の開設、および研究成果の事業化に向けた取り組みに関する協定を締結したと発表しました。

(左から)宮川潤一氏(ソフトバンク株式会社 代表取締役 副社長執行役員 兼 CTO)、孫正義氏(ソフトバンクグループ代表取締役会長兼社長)、五神真氏(国立大学法人 東京大学 総長)、藤井輝夫氏(国立大学法人 東京大学 理事・副学長)

「Beyond AI 研究所」は、東京大学と海外の有力大学の世界最高レべルの研究者を擁した最先端のAI(人工知能)研究になることを目的として設立されます。

この記事では、記者会見で発表された「Beyond AI 研究所」の概要をお伝えいたします。

AI研究とAIビジネスの発展に貢献「Beyond AI 研究所」

この研究所では、AIの基盤技術研究やその他の学術領域との融合を目指す基礎研究領域と、さまざまな社会課題・産業課題へのAIの活用を目的とする応用研究領域の2つの領域で研究を行います。研究所内では、各研究領域の連携を密に行い、研究成果を事業化し、大学と企業とのジョイントベンチャーを設立するために、経済産業省が新たに策定したCIP制度(Collaborative Innovation Partnership制度)を積極的に活用していくとしています。

東京大学とソフトバンクは、「Beyond AI 研究所」を通して、日本のAI研究およびAIビジネスの発展に貢献し、日本のAI革命を牽引していくとしています。

登壇したソフトバンク株式会社 代表取締役 副社長 執行役員 兼 CTO 宮川 潤一氏は「残念ながらGAFAの中にSがない」と延べたほか、「多くの学生が基礎研究で終わっている」ことに危惧を示し、事業化を念頭にAI研究を行っていく考えを示しました。また、ソフトバンクグループ全体で10年間で200億円規模の取り組みをしていく構えも示しました。

「Beyond AI 研究所」の具体的な取り組み

(1)東京大学と海外有力大学の世界最高レベルの研究者による最先端AIの研究

「BeyondAI研究所」では、量子物理によるAI自体の抜本的進化やAと生体機能の融合など、AIに関わる新たな基礎研究の領域を切り開くため、東京大学の強みである物理学や医学などの分野の学内研究者を配
置してAIとの融合を実現するとともに、海外の有力大学からも研究者を招聘して、世界最高レベルのチームによる最先端のAIの基礎研究を実施します。

(2)新たなジョイントベンチャー制度を活用して研究成果を事業化

応用研究領域では、基礎研究領城で生まれた有力な研究成果を含めて、「健康医療」「公共・社会インフラ」「製造領域」などにAIを活用し、大学と企築とのジョイントベンチャーの迅速な設立を可能にするCIP制度を活用して事業化します。

CIP制度によって、ジョイントベンチャーでの事案化を当初から見据えた活動を研究段階から迅速に具体化し、事葉によって得たリターン(利益)を、さらなる研究活動に充てたり次世代のAI人材を育成するための教育活動に活用したりすることで、エコシステムを構築します。(ベンチャーの創出に関しては、株式会社ディープコア、東京大学協創プラットフォーム開発株式会社、および東京大学関連ベンチャーキャピタルとも連携)

(3)研究所は「東京大学本郷キャンパス」と「ソフトバンクの竹芝新オフィス」の2拠点に設置

基礎研究領域の研究所を東京大学本郷キャンパスに、応用研究頷域の研究所をソフトバンクが2020年度に本社を移転する竹芝の新オフィスに設置します。この2拠点は、大学共同利用機関法人 情報・システム研究機構 国立情報学研究所(NII)が全国規模で構築、および運用する情報通信ネットワークで接続して、研究から事業化までを一気通貫で行える体制を構築します。

2019年12月6日

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