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2019.12.26

【2020年版】AI関連資格をスケジュールから取得メリットまで紹介

最終更新日:

▼2021年(最新版)のAI資格はこちら

AIの活用に注目が集まる今、AIのスキルを付けたいと思う人が増えると同時に、「なにか資格を得て能力を証明したい」という方も多いのではないでしょうか。

しかし、どんな資格があるのか、よくわからないという人も多いのでは!?
この記事ではAI関連のオススメの資格も紹介します!

なぜAIに関する資格を取るべきか

具体的なAIに関する資格を紹介する前に、資格を取ることで、得られる3つのメリットを解説します。

どうやってAIを勉強すれば良いのか分かる

AIについて、勉強しようと思っても、何をどういうプロセスで進めていいのか分からないことが多々あるでしょう。

そこで資格です。

例えば、AIエンジニアになりたい時。日本ディープラーニング協会が運営している「E資格」に注目すると勉強の道筋が分かります。

E資格には「ディープラーニングの理論を理解し、適切な手法を選択して実装する能力を持つ人材」に与えられる資格です。

では、その能力を付けるにはどうすればよいのか。役立つのはシラバスです。シラバスに載ってるのは出題範囲。言い換えれば、この内容をマスターすれば、望んだ人材になれます。

また、資格に向けた教科書や参考書も出ているので、そちらを利用することもできます。

自分の能力が証明できる

AIに関して、開発できる、知識がある、と言葉で言っても説得力がありません。

そこで、資格を持っているのが、能力の証明になります。

例えば、AIを扱う企業に就きたい時や、転職をしたい時に、キャリアの助けになってくれるでしょう。

AIに関わるコミュニティに入れる

AIに関わる時は、AIをテーマにしたコミュニティに入って、最新の情報をキャッチアップし続けるのが大切です。

AI系の資格の取得や挑戦を通じて、仲間を作ることができます。

例えば、日本ディープラーニング協会は、資格の合格者によるコミュニティの「CDLE(Community of Deep Learning Evangelists)」を運営しています。

AIに関わる資格の紹介

さて、AIに関する資格を紹介していきます。

それぞれの資格の特徴と、どんな人にオススメかも解説していきます。

G検定

G検定は、日本ディープラーニング協会が運営する検定です。Gはジェネラリストを意味しており、ディープラーニングに関する基礎知識を有して、事業に応用するための能力が問われます。

エンジニアでなくても、AIをビジネスに活用する企画をする人など、ビジネスサイドの人に、特にオススメです。

2019年11月9日の受験分で、累計合格者数は14,523名となりました。

検定名 G(ジェネラリスト)検定
主催 一般社団法人日本ディープラーニング協会
開催頻度 年3回
公式サイト https://www.jdla.org/
受験料 一般 12,000円+税 学生 5,000円+税
こんな人にオススメ AI・ディープラーニングの基礎知識を身につけ、ビジネス活用したい人

E資格

E資格は、日本ディープラーニング協会が運営するエンジニア向けの資格です。ディープラーニングの理論を理解したうえで、実装する能力を持つ人材に与えられます。

協会が認定したプログラムを終了することが受験条件です。2019年12月3日の現在では、12の講座が認定されています。

検定名 E(エンジニア)資格
主催 一般社団法人日本ディープラーニング協会
開催頻度 年2回
公式サイト https://www.jdla.org/
受験料 一般 30,000円+税 学生 20,000円+税

JDLA正会員・賛助会員 25,000円+税

こんな人にオススメ エンジニアとしてディープラーニングを実装したい

Pythonエンジニア認定データ分析試験

Pythonエンジニア育成推進協会は、これまで「Python3 エンジニア認定基礎試験」を運営してきました。そこに加えてPythonエンジニア「データ分析試験」も開始する予定です。

PythonはAIの開発に最も使われている言語です。

「基礎試験」は日経XTECHの「今、どの資格を取るべきか」調査で3位にも選ばれており、「データ分析試験」の方にも注目です。

検定名 Pythonエンジニア認定データ分析試験
主催 一般社団法人Pythonエンジニア育成推進協会
開催頻度 ※未定・現在準備中
公式サイト https://www.pythonic-exam.com/exam
受験料 1万円(外税)学割5千円(外税)
こんな人にオススメ Pythonを使ったデータサイエンティストになりたい

画像処理エンジニア検定

画像処理エンジニア検定は画像情報教育育成振興協会が運営している、画像情報に特化した検定です。

ソフトウェアや関連するハードウェア、システムの開発ができる能力が求められます。

パターン認識・計測や、画像処理システム、知的財産権、など多様観点から設問が作られます。

検定名 画像処理エンジニア検定
主催 公益財団法人画像情報教育振興協会
開催頻度 年2回
公式サイト https://www.cgarts.or.jp/kentei/about/img_engineer/index.html
受験料 ベーシック 5,500円・エキスパート 6,600円
こんな人にオススメ 特に画像認識について極めたい

統計検定

統計検定は4級から1級まで階級が設定されており、段階に応じて自分の統計のスキルを試すことができます。

2011年から運営されていて知名度が高く、年々受験者が増加しています。

検定名 統計検定
主催 一般財団法人 統計質保証推進協会
開催頻度 年2回 ※階級によっては年1回
公式サイト http://www.toukei-kentei.jp/
受験料 3000円~8000円(階級による・2019年6月16日試験の場合)
こんな人にオススメ 特に統計学の目線でAIを考えたい

ITパスポート

ITパスポートは、情報技術に関する能力を測る国家試験です。経済産業省の管轄の法人が運営しています。

2018年には第4次産業革命に技術、AI・ビッグデータ・IoTのなどの技術に対応できるように、シラバスも改訂されました。

検定名 ITパスポート
主催 独立行政法人情報処理推進機構
開催頻度 随時
公式サイト https://www3.jitec.ipa.go.jp/JitesCbt/index.html
受験料 5,700円
こんな人にオススメ 広範なITに関する知識を付けたい人

AI実装検定

AI実装検定は、Study-AIが運営している資格試験です。

AIを表現できる数学や、実装できるプログラミングスキルを認定します。難易度としては、G検定・E資格より易しく位置付けられており、AIを勉強する第一歩に最適です。

AIを用いて企画をする人向けのB級と、B級よりやや難易度が高く実装向けのA級の2つを準備しています。2020年3月21日に、A級の試験が始まります。

検定名 AI実装検定
主催 Study-AI株式会社
開催頻度 随時
公式サイト http://kentei.ai/
受験料 3,500円
こんな人にオススメ AIに関する勉強を始めたい人

AI資格のスケジュール

今回紹介した、AIに関する資格のスケジュールの2020年版を紹介します。

まだ公開されてない日程も、随時追加します。

JDLAとは?

この記事でも紹介した、G検定やE資格を運営しているにはJDLA(一般社団法人 日本ディープラーニング協会)が運営しています。

ディープラーニングを中心とする技術による日本の産業競争力の向上を目指した組織です。検定の合格者によるコミュニティの運営もしています。

AINOWもJDLAのメディアパートナーとして、情報を発信していきます。

おわりに

AI人材の人手不足が指摘されています。人材を育成するために必要なことは3つあります。

  • 勉強のやり方を示すこと
  • 成長した人を評価すること
  • 評価された人を社会が処遇すること

これを可能にするのが、AIに関する検定や資格です。

これから、AIが社会に浸透してくるなかで、リテラシーとして。または、AIの言葉がさまざまな意味合いを含むなかで、自分がどんなAIに関する能力を持っているのか証明するために。

AIに関する資格に挑戦してみましょう。

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