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Intelligence Design株式会社は、通行量調査を機械的に実施する「IDEA counter」を活用した調査を行い、原宿/明治神宮前エリアでの1日あたりの通行者数が約90%減少したと発表しました。AI開発を手がけるスタートアップ企業である同社が新型コロナウイルス感染拡大の影響を受けて実施した調査です。
なお、この調査はIntelligence Designの通行量調査サービス「IDEA counter」を導入している原宿/明治神宮前エリア(明治通り沿い)にあるビルで実施されました。
Intelligence Designは、 東京都で初めて週末の外出自粛要請が出された1週間前のデータから6日までの推移を分析。 具体的には、 1日あたりの通行者数と2月の平均通行者数との比較を行いました。 (データは一部四捨五入などの補正済み)
1.週末の通行者数は約90%の大幅減
外出自粛要請後の週末1日あたりの通行者数は、 従来の2月の通行者から比較して10%台まで激減しています。
従来の2月の原宿における週末の通行者は約22,000人でしたが、 3月の外出自粛要請が出される前の週末(3/20~22)では約12,700人の通行者、 1回目の外出自粛要請が出された週末(3/28~29)では約2,600人の通行者、 2回目の外出自粛要請が出された週末(4/4~5)では3,200人の通行者、 大幅に減少していることが判明しました。 なお3/29は降雪の影響も想定されているといいます。
2.平日の通行者数も徐々に減少
外出自粛要請後の平日1日あたりの通行者数は、 従来の2月の通行者から比較して約50%減少しています。
従来の2月の原宿における平日の通行者は約18,000人でした。 3月の外出自粛要請が出される前の平日(3/23~27)では約12,800人の通行者、 外出自粛要請後の平日(3/30~4/3)では約8,600人の通行者、 となっており外出自粛要請が出されてからは、 平日も徐々に自粛ムードが広がっていることも判明しました。
なお、調査は、エッジCPUにて画像処理を施すことで、 サーバーには個人情報を保存しない仕組みを取り入れています。 そのため、 個人の顔画像などを保存しないようになっており、 個人を特定できないようになっています。
また、同社は、このような通行量調査を実施したい方の募集も行っています。
- 調査期間
3月18日~4月6日 - 調査エリア
原宿/明治神宮前(明治通り沿い) - 調査データ概要
「IDEA counter」にて匿名化処理して通行者カウントを行ったもの
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