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2021.02.05

不動産業界で使われる「VR」とは?活用事例からツールまで紹介!

最終更新日:

不動産業界で使われる とは?のアイキャッチ画像VR(Virtual Reality)は、2016年に誕生し、多くの話題を生みました。

近年では、VRを利用した医療で活躍する内視鏡手術のシミュレーターや、電車の運転士やパイロットの訓練用シミュレーターとして活用されています。

そんなVRですが、エンターテイメント業界だけでなく、不動産業界でも活用されています。

VRとは

VRは「Virtual Reality」の略で、仮想現実や人工現実感と訳されます。

自分の周囲に映像があるように感じられるシステムで、HMD(ヘッドマウントディスプレイ)やゴーグル型のVRゴーグルを顔に装着すると、視界全体に映像が見え、リアリティな世界を体感できます。

不動産業界におけるVR

不動産業界では、物件見学時にVRが使われます。

顧客が実際に物件に足を運ばなくても、物件を360度閲覧できます。

ここで顧客が内装をみて、物件の候補を決め、選定します。VRにすれば、老若男女問わずさまざまな人が物件をみられます。

不動産業界におけるVR導入メリット

業務効率化

VRを活用することで、業務を効率化できます。
物件閲覧会での接待も不要で、物件準備にも時間を有しません。

このように物件閲覧に係る時間を省き、業務を効率化できます。

感染症対策

実際に物件に足を運ぶ必要がなくなるため、感染症対策となります。一人ひとりが機会を装着して閲覧できるため、密をさけて閲覧できます。

感染症対策をしながら実際に物件を閲覧するのは手間がかかりますが、VRを活用すれば、手間を欠けずに感染症対策をしながら閲覧を提供できます。

人員、コスト削減

閲覧時に有する人員を削減できるため、人件費を削減できます。
VRツール導入時はコストがかかりますが、実際の閲覧会にかかる費用を考慮すると、長期的にみてコストが削減できるといえます。

活用事例

①Smart360 三菱地所レジデンス株式会社

三菱地所レジデンス株式会社は、「マンションギャラリーの来場者を増やしたい、来場前の方に物件に対するこだわりを伝えたい。」という課題のもと、Smart360を導入しました。

その結果、物件の360度パノラマVRをホームページ上に公開することでマンション購入検討者に対して事前に詳しい情報を伝えられ、顧客の興味を喚起し、マンションギャラリーへの来場を促進できました。

さらには物件とのミスマッチが減ることで、接客の効率化が図られました。
参考記事はこちら

②VR内見 ウィズホーム株式会社

ウィズホーム株式会社は、平面図ではわからない部屋の間取りや、空間の広さをVRを使って再現するためにVR内見を導入しました。

導入した結果、比較的若い顧客など、異なる層のお客様との接点ができました。

また、代表取締役の方は、「VR住宅展示場は潜在的顧客の利用が多いため、競合他社の色にそまっていない顧客が集客出来ます。当社だけのセールスリードを獲得する手段としては非常にありがたい仕組みです。」と述べました。

参考記事はこちら

③スペースリー ミサワホーム不動産

ミサワホーム不動産は、スペースリーを導入し、QRコード入りの図面で内見数を削減できました。

スペースリーを活用し、制作したコンテンツはQRコードにしてオリジナル図面に印刷して流通させているほか、外国人向け不動産ポータルサイトのリアルエステートジャパンに掲載しています。

参考記事はこちら

不動産業界のVRツール紹介

ZENKEI

特徴

VRを通じてお客様の様子をAIで把握し、データと営業結果から、より成約しやすいビジネスと、そうでないビジネスをAIで明らかにする

機能

  • 部屋タイプを自動分類
  • 住設機器を識別分類
  • 住設機器を重点案内
  • VRを自動作成
  • 成約確度リアルタイム予測
  • コンピュータ24時間接客
  • 部屋の中を採寸
  • 部屋のステージング
  • 概要のダイジェスト
  • 全情報をVR内へ表示ストリートビューの一体化
  • タテ書き文や動画などを配置
  • 他と連動型「お問い合せ」
  • 「お気に入り」機能
  • 検索ガジェット「地図一覧」
  • VRを共有し非接触で営業

料金

不明

VR内見

VR内見のLP

引用:VR内見®公式ホームページ

特徴

顧客が見ている映像をスタッフが同時に視聴・操作できるナーブの独自機能により、
効果的に接客ができるため、業務時間の短縮と成約率UPが見込める

機能

  • 撮影アプリ
  • HPにパノラマを掲載

料金

お問い合わせ

スペースリー

特徴

パノラマ写真を撮影し、クラウドにアップロードするだけで、高品質のVRコンテンツを自動で作成する

機能

  • 内覧機能
  • 研修機能

料金

  • パーソナル
    最小限のVR活用機能を備えた、小規模で
    利用する方向けのプラン
    ¥4,980 (税抜)1アカウントあたりの月額
  • ビジネス
    基本的なVR活用機能を網羅
    ¥24,000 (税抜)
  • プレミアム
    高度な管理機能やAIによる業務効率化
    ¥42,000 (税抜)

7日間無料トライアルあり

terior

特徴

不動産のオンライン集客に関して、企画の提案からコンテンツの制作、施策結果の解析からネクストアクションの提案までをワンストップでサポート

機能

  • CG画像加工 / 制作
  • VR物件制作
  • 撮影代行
  • オリジナルVR
  • アプリケーション開発
  • オンラインVR内見
  • Webサイト制作
  • CG家具制作

料金

お問い合わせ

THETA360.biz

特徴

アプリで撮影した360°画像をそのまま展開することも、PCでよりリッチに編集することも可能

機能

  • AI機能
  • コンテンツ作成
  • コンテンツ閲覧
  • プレイヤー表示設
  • オーサリング設定
  • アクセス解析
  • ユーザー管理
  • コンテンツ管理
  • スマホアプリ
  • システム連携
  • 問い合わせ対応
  • 教育・研修
  • オプションサービス
  • サービス運用・保守
  • 支払い方法

料金

  • フリープラン(30日間)
    0円/月
  • パーソナル
    5,000円/月
  • スタート
    10,000円/月
  • ビジネス
    30,000円/月
  • エンタープライズ
    50,000円/月

無料トライアルあり

Smart360

特徴

360度パノラマ空間上に、文字・写真・音声・動画などの情報を埋め込められる

機能

  • 制作&更新
  • ユーザー行動を分析
  • ホームページ利用
  • 動画内にコンテンツを埋め込み

料金

  • ライトパッケージ
    料金 450,000円
  • アドバンスパッケージ
    650,000円

まとめ

今回は不動産業界で使われるVRについて紹介しました。
選定ポイントを確認し、VR導入して物件内覧にかかるコストや時間を短縮しましょう。

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