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2021.02.15

店舗管理システム業界別比較 無料で使えるシステムも紹介

最終更新日:

店舗管理システムのアイキャッチ画像
他店舗を運営する企業には、各店舗の現場状況や売上確認が難しい、各店舗へ出す指示系統が多すぎて共有しきれないという課題があります。

また各店舗側は、経営状況や従業員情報など本社に報告すべき情報量が多い、店舗内の管理で手一杯で本社への情報共有が難しいという課題があります。

店舗管理システムはこうした課題を解決します。

今回は店舗管理システムの概要・導入メリット・選定ポイントなどを説明し、業界別に店舗管理システムを紹介します。

店舗管理システムとは

店舗管理システムとは、多店舗経営している会社向けにつくられた店舗の売上を管理するシステムです。
各店舗は、お店の売上データを本部に送り、店舗を統括する本部は店舗ごとのデータを管理できます。

店舗管理システムには、売上情報のほか、従業員の勤怠・商品の在庫・顧客情報など、売上以外の情報も管理もできるシステムが多く存在します。

また、業界別に特化するなど多様なニーズに対応するツールもあります。

店舗管理システムが必要な理由

経営を維持するため

本部側は、店舗の経営状況を把握し、複数店舗を統括・管理して効率的に店舗を経営・管理したり経営を維持する必要があります。
店舗管理システムの利用により、店舗ごとの売上目標・エリアごとの売上目標・グループ全体の売上目標を管理・達成でき、経営を維持できます。

情報を適切に管理するため

各店舗は従業員の個人情報・出勤状況を管理しなければなりません。また、商品の在庫状況も管理する必要があります。
各店舗の従業員・在庫情報だけでもかなりの量を有しますが、店舗管理システムで一元管理すれば必要な従業員のデータが素早く見られます。そのため、従業員や在庫情報を適切に管理するのに店舗管理システムが必要です。

本部、他店舗と連携するため

各店舗は、本部や他店舗と連携し、経営状況や在庫状況・従業員情報を共有しなければなりません。また、本部側は各店舗の店舗状況を把握しなければなりません。

店舗管理システムの利用により、情報を一元管理・共有でき、本部や他店舗との連携が可能となります。

店舗管理システムを導入するメリット

グループ全体の売上が向上する

店舗を管轄する本部側は、各店舗の売上状況から、売上が低い店舗をいち早く見つけられるため、迅速なフォローが可能です。

各店舗側は、店舗管理システムでは在庫管理や売上管理を一元的に行えるため、店舗にあった経営計画がたてられます。また、本部と他店舗の連携を図れば店舗の売上状況や従業員状況が比較でき、店舗の立ち位置や課題がわかります。

このように店舗管理システムを利用すれば、グループ全体の売上向上が見込めます。

業務を効率化が可能

店舗管理システムの利用により、経営管理・在庫管理・従業員の勤怠管理など店舗運営に必要な業務を一元管理できるため業務を効率化できます。

また、本部と各店舗の情報共有がシステム内でできるため、情報共有にかかる時間を短縮できます。

このように店舗管理システムを利用すれば業務を効率化できます。

店舗管理システム選定ポイント

業界に合っているか

店舗管理システムは多くあり、機能はさまざまです。そのため、業界に合ったツールを選定しましょう。

例えば、飲食業界に特化した店舗管理システムには、レシピ登録ができるものもあります。

また、小売業に特化した店舗管理システムには、発注・仕入・棚卸・電子ジャーナルの検索・確認・委託計算・出退勤データの管理・売掛の管理など、小売業の店舗管理に必要な機能を搭載したものがあります。

コスト

店舗管理システムの料金、料金形態はさまざまです。いくらなら店舗管理システムに費用をかけられるのかを決め、適切な料金のシステムを選定しましょう。

システムによっては店舗ごとに料金が加算されるものもあるため、料金体系にも注意しましょう。

活用できるか

導入する前に店舗管理システムを導入することでどのように売上向上・業務効率化に活かすのかを決めなければ、導入効果は得られません。

また、ツールを導入したにもかかわらず、機能の使い方がよくわからず、活用できない場合、導入した意味がありません。ツールを上手く活用できるか不安な場合は、トライアルプランがあるシステムを選ぶのもよいでしょう。

導入前に、店舗管理システムの導入目的を決め、システムを上手く活用しましょう。

店舗管理システムが業界別ツール紹介

【飲食業界向け】NECモバイルPOS

NECモバイルPOS特徴

  • 店舗ごとの個別商品設定を維持しつつ、全店共通で設定されている商品設定を一括で変更できる「差分商品マスターアップロード機能」など多店舗経営に合わせた機能が充実
  • 多店舗飲食で使われることの多い各種サービス及び機器と標準連携しておりPOS入れ替えに伴う周辺構成の変更が最小限にできる(詳細は要問い合わせ)

NECモバイルPOSプラン・料金

代理店販売制度を導入しているためお問い合わせ

【飲食業界向け】MAIDO SYSTEM

MAIDO SYSTEM特徴

  • 飲食店の店頭機能から売上管理・勤怠管理・損益管理・レシピ管理・予約管理・集計機能といったバックオフィス機能をすべて備えたオールインワンシステム
  • タイムカードのみ、レシピのみなど、単独での利用も可能
  • 新規登録画面→アカウント登録→ログインの3ステップ・最短5分で利用開始できる

MAIDO SYSTEMプラン・料金

初期費用 無料
月額1,980円(1店舗)
最大2ヶ月間無料試用

【小売業向け】RegiGrow:店舗管理システム

RegiGrow:店舗管理システム特徴

  • 発注、仕入、棚卸、電子ジャーナルの検索・確認、委託計算、出退勤データの管理や、業者請求、売掛の管理など、小売業の店舗管理に必要な機能を搭載
  • 顧客の購買履歴やDM発行機能を販売促進に活用できる

RegiGrow:店舗管理システムプラン・料金

不明

【流通業向け】Gulf CSM

Gulf CSM特徴

  • チェーンストアの経営判断に必要な店舗の「今」の売上状況やFL比率、予算と実績の比較結果などの情報に、リアルタイムでアクセスできる
  • 従業員の採用から給与明細までの一連業務の労務リスクを見える化し、労基・内部監査対応で法律遵守を促進

Gulf CSMプラン・料金

  • 店舗の王子
    SaaS版 / カスタマイズ不可
    20~40拠点の中小企業向け
    初期費用・料金 お問い合わせ
  • 店舗の女王
    ASP版 / カスタマイズ可
    40~100拠点の中堅企業向け
    初期費用・料金 お問い合わせ
  • 店舗の王様
    パッケージ買取型
    100拠点以上の大手企業向け
    初期費用・料金 お問い合わせ

その他オプション料金あり

【アパレル業向け】POSCM NEO

POSCM NEO特徴

  • 約500ブランド約20,000店舗の導入実績
  • 商品の入出荷(移動)業務、在庫・棚卸業務、顧客管理などの業務や売上集計業務にも対応

POSCM NEOプラン・料金

製品デモンストレーションあり
初期費用・料金 不明

まとめ

今回は店舗ごとの売上から従業員、在庫を管理するための「店舗管理システム」を紹介しました。

店舗管理システムの導入目的を決め、機能や料金からシステムを選定し、適切な店舗管理でグループ全体の売上向上・業務効率化を実現しましょう。

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