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近年、新型コロナウイルス感染拡大の影響により、多くの会社でテレワークが導入されています。
それに伴い、営業も対面からテレワークへ移行する会社が増えています。
しかし、従来対面で営業してきた方はテレワークで営業することに不安を抱えているのではないでしょうか?
そこで今回は、テレワークで営業するメリット・デメリットの解説からテレワークの営業活動を成功させるための方法(ツール)を紹介します。
営業におけるテレワーク導入を検討している方は、参考にしてみてください。
目次
テレワークとは?
テレワークとは、ICT(情報通信技術)を活用し、時間や場所にとらわれない柔軟な働き方をすることです。
テレワークは、在宅勤務・モバイルワーク・サテライトオフィス勤務(施設利用型勤務)の3つの形態の総称です。
いずれも所属するオフィスから離れて仕事します。
営業職にテレワークを導入するメリット
業務の効率化
移動時間の短縮により業務を効率化できます。
従来の営業マンは平日の3分の1、つまり週に13時間も移動時間に費やしていました。
もし営業にテレワークを導入すれば、週に約13時間も時間を節約できます。
そのため、商談数を増やせることほか、余裕をもって資料作成に取り組めます。
テレワークの営業では、オンライン商談を利用すると良いでしょう。
コスト削減
営業にテレワークを導入することで、コストを削減できます。
従来は出退勤や営業の外回りに必要な交通費、オフィスの賃料など多くの経費が発生していました。
しかしテレワークを導入すれば、交通費やオフィスを維持するためのランニングコストを削減できます。
人材を確保しやすい
テレワークが可能であれば、時間や場所の制約がない柔軟な働き方ができます。
そのため、求職者に「働きやすい企業」とみなされ、自社で働きたい営業マンが増えます。
また、高いスキルを持っているにもかかわらず、時間と場所の都合により採用できなかった人材も確保できるでしょう。
新人が即戦力になる
従来の属人的な営業スタイルでは、ノウハウが共有されにくく新人が育ちにくい傾向がありました。
しかし、テレワークでオンライン商談ツールの録画機能を利用すれば、トークや商談の流れを簡単に共有・振り返りできます。
そのため、実践経験の少ない新人もスキルアップしやすくなります。
営業職にテレワークを導入するデメリット
テレワークに必要な環境を整える必要がある
テレワークで円滑な営業活動するためには、テレワーク用のツール導入や通信環境の整備、セキュリティ対策が必要です。
これらには相応の初期費用がかかります。
また出社からテレワークに切り替える会社は、場合により社内ルールを変更し共有する必要もあります。
従業員のマネジメントが行き渡らない可能性も
従来より従業員一人ひとりの状況がわかりにくいテレワークでは、マネジメントが難しくなります。
例えば、情報共有の停滞化や勤怠管理の複雑化などの恐れがあります。
これらを避けるため、社内SNSを導入して情報共有しやすい環境を作る、勤怠管理システムを導入して勤怠管理を簡略化するなど対策しましょう。
オンラインで商談するとお客様の反応が分かりにくい
対面と異なり、オンライン上のやり取りでは相手の表情・声・空気感から察して商談を進めることが難しくなります。
そのため、商品の特性やお客様の性格など目的に応じて、対面とオンラインを使い分けるのが良いでしょう。
営業職のテレワークを成功させる方法(ツール)
テレワークを導入する際は、仕事を円滑に進められるツールを利用しましょう。
テレワークの営業活動で必要なツールを紹介します。
オンライン商談システム
オンライン商談システムとは、対面ではなくWeb経由で商談できるシステムです。
オンライン商談システムにはビデオ通話の機能はもちろん、資料共有や商談の録音・録画、自動音声メモで商談内容の記録ができる機能などが搭載されています。
SFA
SFA(Sales Force Automation)は日本語で「営業支援システム」と呼ばれ、営業における業務プロセスを自動化するツールです。
具体的には以下のような機能があります。
- 顧客管理
- 案件管理
- 商談管理
- 売上予測
- スケジュール管理
- 見積書作成
- 日報・週報
このように営業の一部の業務プロセスを可視化・自動化すれば、テレワークの営業活動を円滑に進められます。
社内SNS
社内SNSを導入することで、従業員同士の情報共有やコミュニケーションを円滑にできます。
従来のメールでのやり取りより、発信するまでのプロセスが少なく簡単に情報発信できることがメリットです。
社内SNSの機能では、スタンプ1つで反応できる機能、発信された情報を蓄積・検索できる機能などがあります。
まとめ
今回は、テレワークで営業するメリット・デメリットから、テレワークの営業活動を成功させる方法(ツール)まで紹介しました。
今回の記事を参考に、営業にテレワークを導入してみてください。