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2021.05.13

【ツール紹介あり】ローコード開発とは?メリット・デメリットも紹介!

最終更新日:

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IT化に伴い、1からコードを書いて開発する必要がないローコード開発が注目され、ローコード開発の市場は拡大しています。

今回はそんなローコード開発のメリットやデメリットを紹介し、ローコード開発ツールを紹介します。

【これだけは知っておきたい】ローコード開発とは

従来のアプリケーションやシステムの開発には、プログラミング言語を使用したコードとよばれるもので作られていました。そのため、開発にはプログラミングに関する知識が必要であり、多くの時間を有しました。
しかし近年では、「ローコード開発」という開発手法が誕生し、「開発にはプログラミングの知識が必要で、多くの時間を有する」という常識を覆しました。

ローコード開発とは、できる限りコードを書かずにあるいはコードをかかずにサイトやアプリを開発することです。
高度なプログラミングの知識や経験がなくてもスピーディーに開発できます。

ローコード開発ツール普及の裏側

ローコード開発ツールが普及する中、プログラミング知識のあり方が懸念されています。

ローコード開発ツールを利用する側は、プログラミングに関する知識がなくても開発できるため、プログラミングに関する知識がなくても開発する人が増加すると見込まれます。

しかし、ローコード開発ツールを提供する側はプログラミングに関する知識が必要なため、プログラミングに関する知識がなくても開発する人が増加すれば、プログラミング知識を持って開発を支える人材の減少が懸念されています。

ローコードの開発メリット

ローコード開発のメリットは、以下のとおりです。

  • プログラミングに関する知識がなくても開発できる
  • コードを書く必要がない・コードを書く回数が少ないため、開発にかかる時間・コストを短縮できる
  • だれでもアプリケーションやシステムを開発できるため、ITサービス普及につながる
  • セキュリティは開発する側が管理する必要がなく、ローコード開発を提供する人が管理するため、セキュリティ面を管理しなくて良い

ローコード開発のデメリット

ローコード開発のデメリットは、以下のとおりです。

  • 機能やデザインなどのカスタマイズしにくい
  • セキュリティ管理はローコード開発を提供する人が管理するため、セキュリティ面を自ら管理できない
  • ローコード開発を1人にまかせている場合、ローコード開発ツールの普及は乏しいので、受け継げる人が少ないと想定される

ローコード開発ツール紹介

【Webサイト作成】におすすめなローコードツール

STUDIO

引用:STUDIO公式ページ

引用:STUDIO公式ページ

リアルタイム共同編集を活用すればいつでもどこにいても、チームでWebサイトを作成できるため、チームでWebサイトを作成する場合に向いているノーコードツールです。
作成したデザインは1クリックでWeb上に公開できます。

Webflow

引用:Webflow公式ページ

引用:Webflow公式ページ

SEO(検索エンジン最適化 検索したときにWebサイトが上位表示されるようにサイトの構成などを調整する機能)と
SSL(個人情報などの重要なデータを暗号化して、サーバとPCの間での通信を安全に行い、情報漏えいや改ざんを防ぐ)機能があるため、高度なWebサイトを作成できます。

sheet2site

引用:sheet2site公式ページ

引用:sheet2site公式ページ

GoogleスプレッドシートからWebサイトを作成できます。
無料版と有料版があり、有料にすると独自ドメインを利用できます。テンプレートが用意されているため、素早くサイトを開設したい人には向いています。

【ECサイト構築】におすすめなローコードツール

Appify

引用:Appify公式ページ

引用:Appify公式ページ

24時間365日、サービス内からチャットでサポートチームに質問できるため、未経験でも安心してECサイトを構築できます。
世界ナンバー1のShopify・日本ナンバー1のBASEと連携しているなど、強力な連携プラットフォームが特徴です。

SpreadSimple

引用:SpreadSimple公式ページ

引用:SpreadSimple公式ページ

Googleスプレッドシートを活用してECサイトが構築できるノーコードツールです。
1週間の無料トライアルを試せるほか、無料プランも用意されているため、コストをかけずに開発したい人に向いています。

Glide

引用:Glide公式ページ

引用:Glide公式ページ

テンプレートが豊富なため、デザインにこだわったサイトを構築したい人に向いています。
用意されているデザイン部品の中から好きなものを選んでカスタマイズもできます。

【アプリ開発】におすすめなローコードツール

Adalo

引用:Adalo公式ページ

引用:Adalo公式ページ

Adaloはメールアドレス・パスワード・名前を登録すれば簡単にWebサイトやアプリを開発できます。無料プラン・有料プランがあり、無料プランには一部の機能に制限がかけられているため注意が必要です。

また、あらかじめテンプレートが用意されており、出前館などのオーダーアプリやタスク管理アプリなどのテンプレートがあります。

Buildbox

引用:Buildbox公式ページ

引用:Buildbox公式ページ

Buildboxは最低2週間程度でWebやスマホ向けゲームアプリを作成できるノーコードです。

ゲーム開発やコーディングに関する知識のない起業家・デザイナー・その他のゲーム愛好家がターゲットとされているため、ゲームアプリを開発したい人向けのノーコードです。

AppSheet

引用:AppSheet公式ホームページ

引用:AppSheet公式ホームページ

AppSheetはGoogleが買収したため、Google Cloudサービスの一つです。

Googleドライブ やOffice365内にあるExcel・Dropbox・Salesforceなどのサービスに標準で接続が可能なため、チームでの開発に向いています。

【業務効率化】におすすめなローコードツール

Zapier

引用:Zapier公式ページ

引用:Zapier公式ページ

Zapierは複数のアプリケーションを繋げられるノーコードツールです。
2,000種類以上のアプリ同士をつなぎ合わせられます。

例えば、メールアプリやオンライン商談アプリとカレンダーアプリをつなげて予定ミスを減らしたり記入の手間を省いたりと業務を効率化できます。

Notion

Notionr公式ページ

引用:Notion公式ページ

タスク管理メモ作成・保存・データベース・スプレッドシートなど、さまざまな機能を兼ね備えた情報共有ツールです。

タスク管理やメモを統合するだけでもツールを行き来する時間が短縮できます。

JoonBot

引用:JoonBot公式ページ

引用:JoonBot公式ページ

ノーコードでチャットボット(人工無能 顧客からの問い合わせに自動的に対応したり、Web訪問者に自動で語りかけたりする自動的なコミュニケーションツール)を開発し自社のホームページに搭載できるツールです。

その他おすすめのローコードツール

BOLT

引用:BOLT公式ホームページ

引用:BOLT公式ホームページ

BOLTは発注から最短3週間でシステムを開発・導入できます。

社内の業務システムの開発から、事業ニーズの検証に時間がかけられない新規事業のアプリ開発まで幅広く活用できます。

また、開発環境がクラウド上に構築されているため、24時間いつでも開発経過を確認できます。

ローコード開発ツールの選定ポイント

開発目的に適しているか

ローコードツールには、Webサイト向け・ECサイト向け・アプリ開発向けなど、開発の用途に沿ったツールが多く存在します。

まずはローコードツールで何を開発したいのか明確にし、開発目的に合わせたツールを選定しましょう。
開発目的に合ったツールが見つかったら、機能やデザインにどれだけこだわるのか決め、カスタマイズ性も見てみましょう。

対応させたいデバイスに合っているか

開発した作品が、対応させたいデバイスに適応できるローコードツールか確認しましょう。
例えば、スマートフォンを使って開発した作品を利用してもらいたい場合、モバイルデバイス対応のローコードツールを選定しなければなりません。

近年ではスマートフォンでECショッピングをする人が増えているため、ECサイトを開発する場合はモバイルデバイス対応のローコードツールを推奨します。

料金は適切か

ローコードツールの中には無料プランや無料トライアルがあるツールが存在します。
初めてローコードツールで開発するのであれば、導入前に無料トライアルで試してみるのも良いでしょう。

開発を続ける場合やより洗練されたデザインと利便性を求める場合は、プランを見直してみましょう。また、ローコードツールは海外製のものがほとんどであり、料金については注意が必要です。

より多くのローコード開発ツールを比較するなら

今回はローコード開発のメリットやデメリットとツールを紹介しました。
下のボタンからより多くのローコード開発ツールを比較し、目的に合った開発ができるツールを検討しましょう。

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