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2022.02.22

無料で利用できるMAツールを徹底比較!比較ポイントも解説

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マーケティングオートメーションツールを導入してみたいけれど、いきなりコストを投入することに抵抗がある方もいるのではないでしょうか。

そのような場合には、無料のマーケティングオートメーションツールがおすすめです。機能に制限はあるものの、ツールの比較には最適です。

今回は、無料で使えるマーケティングオートメーションツールと、そのメリット・デメリットを解説します。この記事を参考に、ぜひ無料ツールを試してみてください。

マーケティングオートメーションを無料で導入する3つのメリット

無料でマーケティングオートメーションを導入することで、どんなメリットがあるのか紹介します。今回紹介するメリットは以下の3つです。

  1. コストがかからない
  2. 有料版を導入する前に比較できる
  3. 必要な機能だけ使える

①コストがかからない

無料で使えるツールを導入すれば、通常のツールであれば月々発生するコストがかかりません。新しいツールの導入にいきなりコストを投入するのが不安な場合は、まずは無料ツールから利用してみましょう。

無料で利用できる範囲だと機能に制限があることが多いため、制限を解除したい場合は有料プランにアップグレードすると良いでしょう。

②有料版を導入する前に比較できる

マーケティングオートメーションにはさまざまな製品があり、どのツールを利用すべきか迷うこともあるでしょう。そのようなときには、ツールの無料お試し版を活用してください。

複数ツールの無料版を利用し、一番自社に適していると感じたツールを実際に導入しましょう。無料版を利用する段階で、それぞれのツールの特徴を洗い出しておくことをおすすめします。

③必要な機能だけ使える

無料ツールは機能が制限されていることが多いですが、無料で使える機能で十分な可能性もあります。有料ツールに搭載されているほどの機能が必要でない場合は、無料ツールだけでも業務効率化を狙えます。

無料で必要な機能だけを利用する場合、コストパフォーマンスはかなり高いといえるでしょう。

無料ツールの2つのデメリット

無料ツールを利用する場合のデメリットを2つ紹介します。

①できることが限られている

無料ツールでは、搭載されている機能が限られます。

例えば、「BowNow」は無料で利用できますが、無料の場合はメール配信やCookie取得一覧の表示・Salesforceとの連携ができません。これらの機能を利用するためには、有料プランにアップグレードする必要があります。

無料で使える範囲では足りないと感じた場合、サービスの提供元に料金プランを問い合わせてみてください。

参考:BowNow料金プラン

②サービス終了の可能性がある

無料ツールの場合は、突然サービスが終了する可能性があります。

実際にサービスを終了した無料ツールは多数存在します。無料ツールを利用する場合はサービス終了に備え、顧客データのバックアップを取るようにしましょう。

ツールの比較ポイント3つ

ツールを比較する際に特に気を付けるべきポイントを3つ紹介します。今回紹介するポイントは以下の3つです。

  1. BtoB向けか、BtoC向けか
  2. 必要な機能が搭載されているか
  3. サポート体制は整っているか

①BtoB向けか、BtoC向けか

マーケティングオートメーションは、BtoB(Business to Businessの略で、企業に向けてサービスを提供する企業形態のこと)向けのものと、BtoC(Business to Consumerの略で、個人に向けてサービスを提供する企業形態のこと)向けのものに分かれています。BtoB向けとBtoC向けでは対応しているリード数が大きく異なります。

個人で商品やサービスを購入する際、購入までの意思決定にそれほど時間がかかりません。そのため、BtoC向けのツールはスピード感のある施策を打ち出します。

しかし、企業は意思決定に時間がかかるため、BtoB向けのツールは長期的な分析と施策の策定に適しています。BtoB企業でも、自社のリード件数が多い場合はBtoB・BtoC両方に対応したツールを選ぶと良いでしょう。

②必要な機能が搭載されているか

自社にとって必要な機能がすべて搭載されているかどうかもしっかりと確認しましょう。

例えば、メール配信機能やテンプレート機能・カスタマイズされた広告機能など、マーケティングオートメーションツールができることは多岐にわたります。それらの中でも、特に自社が必要とする機能に特化したツールを選択しましょう。

無料ツールの場合は機能が制限されていることが多いため、いずれは有料プランにアップグレードすることも視野に入れたうえで検討しましょう。無料版のままで十分な場合は、そのまま使い続けることをおすすめします。

③サポート体制は整っているか

マーケティングオートメーションツールは多数存在しますが、その中でも導入後のフォローが含まれている製品がおすすめです。特に、自社内にIT人材が少ない場合はサポート体制が整っているツールを強くおすすめします。

ツールに関するトラブルが発生した場合に、すぐに対応してくれるサービスがあるか確認しておきましょう。無料版だと利用中のサポートが含まれていない場合もあるため、個別のフォローや技術支援が必要であれば有料版へのアップグレードを検討しましょう。

▶︎DX人材についてこちらの記事で解説しています>>

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無料で使えるマーケティングオートメーション2選

無料で使えるツールを2つ紹介します。今回紹介するツールは以下の2つです。

  1. BowNow|シンプルで誰でも使いやすい
  2. alesAutoPilot|リード数が無制限で使える

①BowNow|シンプルで誰でも使いやすい

BowNowは無料で始められるマーケティングオートメーションです。

本当に必要な機能だけを、シンプルな管理画面で利用できるツールです。複雑な設定も不要でとにかく使いやすさに特化しているため、IT人材やマーケティング人材が少ない場合も導入しやすいと言えます。

長期にわたって無料で使い続けられるため、コストを気にせず導入できます。メール配信機能やSalesforceとの連携機能を利用したい場合は、有料版へのアップグレードが必要です。

参考:BowNow

こんな企業におすすめ

無料かつ簡単にアカウントを発行できるため、「とりあえず無料でマーケティングオートメーションを試してみたい」という方におすすめです。無料アカウントは下記リンクから発行できます。

参考:BowNow 無料新規会員登録

②SalesAutoPilot|リード数が無制限で使える

SalesAutoPilotは、無料版でもリード数が無制限です。また、月400件までメールを配信できます。

アカウントや配信するメールの数を増やしたい場合には課金が必要ですが、不要な場合は無料で利用し続けられます。対応言語が英語のみであるため、慣れるまでは対策が必要です。

参考:SalesAutoPilot

こんな企業におすすめ

無料の範囲内でもリード数が無制限で、メール配信機能も利用できるため長期的な利用を検討している企業にお勧めです。しかし、対応言語が英語のみのため、英語力に優れた人材が必要です。社内に英語力の高い人材がいる場合は問題なく利用できるでしょう。

無料トライアルが可能なマーケティングオートメーション3選

普段は有料ですが、期限付きで無料トライアルを利用可能なツールを3つ紹介します。

  1. MAJIN|チャネル配信で顧客を獲得できる
  2. ListFinder|顧客情報を有効活用して営業を効率化
  3. Marketing Hub|マーケティングの効果も分析できる

①MAJIN|チャネル配信で顧客を獲得できる

MAJINは、メール・LINE・ポップアップ通知・SMSなど、様々な配信チャネルを通じて顧客に情報を配信できるツールです。顧客一人ひとりに適したチャネルで配信できるため、新規顧客獲得に役立ちます。

また、営業支援ツールの「ちきゅう」と自動で連携可能です。そのため、マーケティング分野と営業分野での連携体制を強化できます。国内産ツールでサポート体制も充実しているため、使い始めやすいツールだといえるでしょう。

参考:MAJIN

こんな企業におすすめ

MAJINでは状況に応じて配信チャネルを変更できるため、情報配信を通じて新規顧客を獲得したい企業におすすめです。さらに、営業支援ツール「ちきゅう」と連携可能なため、すでに「ちきゅう」を導入している企業にもお勧めです。

②ListFinder|顧客情報を有効活用して営業を効率化

ListFinderは、BtoB企業向けの国産ツールです。大きな特徴は、見込み客の情報を整理でき、購買意欲が高い顧客を選別できることです。

シンプルで使いやすいツールで、営業活動の効率化に役立ちます。また、SanSanで管理している名刺情報やSalesforceで蓄積した顧客データを連携できます。

参考:ListFinder

こんな企業におすすめ

ListFinderはSanSanやSalesforceと連携でき、情報管理に特化しています。

これらのツールをすでに活用している企業は、ListFinderを導入すればより効率よく顧客情報を管理できるでしょう。今後SanSanやSalesforceを導入予定の企業も、ListFinderの導入も併せて検討してみてください。

③Marketing Hub|マーケティングの効果も分析できる

Marketing Hubは、Hubspot社が提供しているツールです。

Marketing Hubは製品に関心を示している見込み顧客に対して、ウェブサイト上でやり取りをするチャットボット機能や、eメール配信機能を搭載しています。また、マーケティングの効果がわかるレポートを一目で確認できます。

Hubspot社の他製品やSalesforceと連携させることで、より大きな効果が期待できます。さらに、日本語でのカスタマーサポートも受けられます。

参考:MarketingHub

こんな企業におすすめ

Marketing Hubは新規顧客の獲得だけでなく、マーケティング戦略の成果測定もしたい企業におすすめです。

レポートを見れば成果を把握できるため、チームの団結力も高まります。目標も設定しやすくなるため、レポート機能を重視している企業にお勧めです。

MA無料セミナーに参加して使い方を学ぶのもあり

BowNowを提供しているCloud Circus社では、マーケティングオートメーションに関する無料セミナーを実施しています。BowNowを利用していなくても参加できるため、まずはセミナーに参加してマーケティングオートメーションの知識をつけましょう。

さらに、無料プラン・有料プランを問わずBowNowを利用しているユーザーに向けて、BowNowの操作法や活用法を発信するセミナーも開催されています。ツールを最大限活用するためにも、セミナーや勉強会を活用しましょう。

参考:BowNow公式サイト BowNowをもっと知るために

マーケティングオートメーションとは

マーケティングオートメーションとは、マーケティングにおける一部工程を自動化することです。すべての工程を自動化するのではなく、データ分析や顧客への情報配信を自動化します。

一部の工程を自動化すれば時間に余裕ができ、その分戦略の策定や営業活動に時間を充てられるのです。より質の高いマーケティング戦略と営業活動により、新規顧客獲得の機会が広がるでしょう。

▶︎営業DXについてこちらの記事で解説しています>>

マーケティングオートメーションの導入はどんな企業におすすめ?

マーケティングオートメーションは、人の手で行うと時間のかかる作業を自動化できます。そのため、業務を効率化し、人員不足を解消したい企業におすすめです。

マーケティングオートメーションツールの導入はコストがかかりますが、無料ツールを利用したり、本当に必要な機能を見極めたりすればコストを抑えられます。業務の効率化や人員不足解消を狙っている企業はぜひ導入してみてください。

まとめ|まずは無料のマーケティングオートメーションを導入してみましょう

マーケティングオートメーションは非常に便利で注目を集めており、市場規模も日々拡大しています。

その一方で、いざ導入するとなると莫大なコストがかかるという問題点もあります。自社にとって必要な機能を判断し、うまく活用するためにまずは無料のツールで試してみましょう。

この記事を参考に、無料ツールを比較・検討してみてください。

▶︎DXについてこちらの記事で解説しています>>

▶︎DXの推進方法についてこちらの記事で解説しています>>

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