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ストックマーク株式会社は、多くの大手企業に利用される自然言語処理AIを搭載したSaaSプロダクトを開発している企業です。
情報が膨大にありすぎる今の世の中で情報収集や事業の創出は難しいですが、ストックマークのサービスを利用することで、その手助けをしてくれます。
本記事では、ストックマーク株式会社について解説していきます。
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目次
ストックマーク株式会社とは
株式会社ストックマークについて、
上記3つを解説していきます。
企業概要
社名 | ストックマーク株式会社 Stockmark Inc. |
設立 | 2016年11月15日 |
所在地 | 〒107-0062
東京都港区南青山 1 丁目12-3 LIFORK MINAMI AOYAMA S209 |
代表 | 代表取締役CEO 林 達
取締役CTO 有馬 幸介 |
社員数 | 69人 |
資本金 | 5億9998万円 |
バリュー
仲間を革新する
- 異能の知性を歓迎し、学び合う。
- 深いシンクロから、強いアウトプットを生む。
- 衝突を恐れず、共創を信じる。
仕組を革新する
- 既存のメソッドに溺れず、次のモデルを創る。
- 自己否定を恐れず、変化を楽しむ。
- 顧客の理想を想像し、逆算する。
技術を革新する
- 未踏の技術を探求し、先端を行く。
- 技術の枠組みを超え、お客様の価値に繋げる。
- 技術を手段にせず、技術で未来を創造する。
文脈を革新する
- 自分の言葉で語り、共感を生む。
- ディープに思考し、シンプルに伝える。
- 説得力のある言葉で、周囲を動かす。
進化の虜であれ
- 好奇心を追求し、顧客価値を解き明かす。
- 変化を楽しみ、分かち合う。
- 大胆に考え、大胆にやりきる。
進化の共謀者であれ
- お客様を理解し、お客様とひとつになる。
- 半歩先でリードし、鼓舞し続ける。
- 信用を越え、信頼される。
進化のとなりに
- 革新に寄り添い続け、進化を分かち合う。
- 自社の利益ではなく、お客様の成功で成果を測る。
- 覚悟だけではなく、体現し続ける。
ストックマークは、一人ひとりがお客様の成功のために、個人と組織を大事にしています。ミッションである「価値創造の仕組みを再発明し、人類を前進させる」を実現するために7つのバリューを設定しています。
沿革
2017年11月 | 設立 |
2017年4月 | A news正式リリース |
2017年12月 | 青山アクセラレーションプログラム採択 |
2018年11月 | TBSの音声認識API比較システム「もじひかクン」を開発 |
AIで、なぜ売れた・売れなかったのかを解析する「Asales」をリリース/営業現場を効率化し、営業企画の意思決定プロセスを高速化 | |
2018年12月 | 日本郵政金融公庫より3億円の融資 |
2019年4月 | テキスト解析のストックマークがシリーズAで3億円のデットファイナンス |
2019年8月 | AIを用いた大量ビジネスニュースのクリッピングAPI MUFG法人向けポータルで運用開始
世界初、AIによるメディア報道間の意見相違を瞬時に把握 三井物産戦略研究所向け論説ニュース分析システム「LOGOS」の運用開始 |
2019年9月 | AIベンチャーのストックマーク クアルトリクスのカスタマーエクスペリエンス(CX)ソリューションを採用 |
2020年1月 | 最先端の自然言語処理技術使用「Asales Slide Finder」リリース |
2020年2月 | 文章解析AIトップベンチャーのストックマーク、WiLから資金調達 |
2020年3月 | お客様とのLINEトークをAIが分析、より満足頂ける提案の実現へ |
2020年7月 | DX専門オウンドメディア「coevo」をリリース |
2021年8月 | 東洋経済:「すごいベンチャー100」に選出 – CEO林のインタビュー記事も掲載 |
2022年5月 | ストックマーク、AIで「将来年表」を自動でまとめる機能の提供を開始 |
2022年6月 | ストックマーク、チームで事業環境を把握する「共有機能」の提供を開始 |
2022年8月 | 国立研究開発法人産業技術総合研究所の石垣 達也氏がストックマーク社の技術アドバイザーに就任、文書要約に関する研究を開始 |
ストックマーク株式会社のサービス
ストックマークのサービスについて、
それぞれ解説していきます。
A news
A newsは、自分に興味のありそうなニュースをレコメンドしてくれるサービスです。。一人ひとりにひつような情報を届けることで、組織の情報感度を底上げしていきます。
ビジネスニュースを起点にメンバー間で情報を共有や議論、深掘りすることは、事業のイノベーションのきっかけになり得ます。組織的にも、情報が共有されることで、誰が情報に強いのかも明らかになるため、組織内で知見者がすぐに見つかります。
ある企業では、デジタル人材の育成の一環としてA newsを導入していました。
同サービスを活用することで、デジタル関連情報の共有、コミュニケーション促進やデジタルリテラシー向上を期待しています。
A strategy
AI strategyを使うえば、国内外のビジネスニュースを収集でき、人力では捉えきれない情報量の動向をくまなく集められます。
戦略策定や事業開発に必要な情報をさまざまな軸で解析するため、新しいアイデアの助けになるはずです。AI strategyではボリューム分析やクロス分析、時系列分析など人力では難しい分析も可能です。
実際、市場調査やマーケティングに長けているメンバーが少ない企業では、情報を効率よく集め、AIによる新しい気づきをもたらしてくれることを期待してAI strategyを導入しています。。
coveo|DX専門メディア
ストックマークではDXに特化したメディアを運用しています。
同メディアでは、ストックマークが今まで行ってきた累計1500社以上のDX推進支援のナレッジをもとに、企業のDX推進に関する悩みを解決する情報を多く発信しています。
例えば、業界別のDX推進の考え方・事例紹介の記事や、DX戦略について詳しく解説した記事など、DX推進担当者のさまざな悩みにアプローチする記事が公開されています。
ストックマーク株式会社の特徴
ストックマーク株式会社の特徴について、
それぞれ解説していきます。
「言葉のAI」が強み
ストックマーク株式会社は「言葉のAI」に強みを持っています。自然言語処理とディープラーニングによってプロダクトに活かしています。
数千万もの文書を自社独自AIによって解析することによって、新しいビジネスチャンスをもたらせます。また、AIにおいても最先端のモデルを最適化。軽量化したAIモデルを利用することで高速なAIを提供しています。
すごいベンチャー100に選出
ストックマーク株式会社は、2021年のすごいベンチャー100に選出されました。
すごいベンチャーとは東洋経済編集部が独自技術やサービスから将来性を評価し、選定しているものです。
国内ベンチャー企業の資金調達額は過去最高水準であり、ベンチャーへの投資熱が高まってきています。すごいベンチャー100に選ばれることは、次なるユニコーンになり得る可能性を秘めていることを示しています。
巨大なマーケットを狙っていく野心的な取り組み
株式会社ストックマークはBtoB領域において、「A news」などのテキスト解析をSaaS事業として全ホワイトカラーが使えるように提供しているため、マーケットが巨大です。
特にAI×Saasという市場はまだ未知な部分があり、新しい市場を作っていくという大きな取り組みをしています。
ストック マーク 株式会社の最新の動向
ストックマークの市場分析サービス「A strategy」において、チームで共有できる「共有機能」を追加しました。
市場分析をする際に、メンバー間で内容が重複していたり、何を分析しているのかを把握するために今回の機能が実装されました。
コロナ禍でリモートワークが進み、情報共有の機会が減少し、他部署との認識のズレが起こりやすくなっているため、本機能の実装はチーム内連携を円滑にするでしょう。
ストックマーク株式会社の採用情報
ストックマークの採用情報について、
- 募集職種
- 試用期間
- 給与
- 福利厚生
- 休日
- 採用フロー
それぞれ解説していきます。
募集職種
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応募概要
試用期間
あり(6ヶ月)※試用期間中の条件変更なし |
給与
職種やポジションによって異なる。
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福利厚生
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休日
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採用フロー
引用:https://careerindex.jp/job_offers/55286559 |
直接の応募とエージェント経由では、採用フローが異なる場合があります。以下で詳しい採用情報を確認できます。
まとめ
今回はAI×Saasのサービスを提供しているストックマーク株式会社を解説しました。すごいベンチャー100に選出されるなど、将来有望な会社なので今後どのように成長していくのか気になりますね。
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