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2022.11.15

様々なチャネルの活用により、顧客サポートを次のフェーズへ|モビルス株式会社

最終更新日:

モビルス株式会社は、2011年に設立されたテクノロジーでサポートを新しくする、”The Support Tech Company”で、コンタクトセンター向け SaaS プロダクト(モビシリーズ)などの CX※ソリューションを提供している企業です。

モビルスは、3年連続売上シェアNo.1に選ばれたチャットボットの「MOBI BOT」を筆頭に、有人チャットやボイスボットなど、様々なチャネルに対応しており、サポート領域を幅広くカバーしているのが特徴です。

今回はモビルスの概要や事業内容を紹介しつつ、同社の強みや動向について解説していきます。

※CX(Customer Experience)とは、直訳すると「顧客体験」となり、顧客が商品やサービスを体験して、顧客視点でその価値を評価することを意味します。自社の顧客満足度を向上させるためには、このCXを意識することが重要です。

 

モビルス株式会社とは

企業概要

社名 モビルス株式会社
設立 2011年9月
所在地 東京都品川区西五反田3-11-6 サンウエスト山手ビル5F
代表 代表取締役社長 石井智宏
社員数 84名(2022年5月現在)
資本金 424,487,554円(2022年2月28日現在)

ビジョン

“つなぐ、こたえる、を超えていけ。”

音声、チャット、SNSなど、顧客サポートのチャネルが進化していくにつれ、スピードや正確さはもちろんのこと、喜びや感動にまでつながる対話のクオリティが求められている今。

AIにできること、人間にできること。

モビルスはその2つの大きな可能性をシームレスにつなぎ、対話のカタチを最大限に広げる技術とサービスを提供していきたい。

モビルスは対話の未来を見つめています。

沿革

2011年9月 モビルス株式会社を設立
2016年2月 オウケイウェイヴと資本・業務提携を締結
2016年4月 「モビコア、モビエージェント、モビワーク」の三つの新製品をリリース
2016年11月 「LINE Customer Connect」のチャットツールパートナーに
2017年3月 ソフトバンク「APTWARE」と連携し、多言語対話型チャットサポートソリューションを提供開始
2017年4月 全国の自治体・企業向けにLINEによる一斉配信サービス「モビキャスト」を開発
2017年5月 トランスコスモス株式会社と資本・業務提携を締結
2017年11月 電話の問い合わせに「音声で自動回答するAIシステム」を開発

業界初のチャット上で商品の購入・支払いができる決済システム「mobiPay(モビペイ)」を開発

2018年2月 「LINE Biz-Solutions Partner Program」の 「LINE Biz Account」部門において、 「Technology Partner」に認定
2018年9月 国内初、チャットボット学習の手間を半減させる「モビコンソール」を開発
2019年7月 環境省のチャットボットを開発
2020年3月 「LINE Biz Partner Program」の 「Technology Partner」コミュニケーション部門の「Silver」を獲得、 「Planning Partner」に初の認定

LINEのAI事業「LINE BRAIN」とパートナー契約を締結

新サービスAI電話自動応答システム「mobVoice」を提供開始

2020年6月 NTTコムウェアと資本業務提携を締結
2021年3月 コクヨアンドパートナーズと社内ヘルプデスク特化型「チャットボット×総務コンシェルジュサービス」の提供と協業を開始
2021年5月 LINEの法人向けサービスの販売・開発のパートナーを認定する 認定バッジ「Customer Care」を取得

LINEによる学校連絡網サービス「SCHOOL CAST」を提供開始

ジーネクストの顧客対応DXプラットフォームと連携

2021年9月 東京証券取引所マザーズへ上場

「一般社団法人サポートデジタル教会」へ幹事企業として参画

2021年11月 4年連続チャットボット市場売り上げシェアNo,1獲得
2022年4月 カスタマーサクセスプラン「サポートDXデザインメニュー」を提供

 

モビルス株式会社の事業内容

モビルスは、テクノロジーでサポートを新しくする、The Support Tech Companyです。主な事業として、コンタクトセンター向け SaaS プロダクト(モビシリーズ)などのCXソリューションを提供しています。

MOBI AGENT(モビエージェント)

MOBI AGENTは、大規模チャットセンターにも対応可能な顧客サポート向け有人チャットシステムです。ウェブやLINEを中心としたSNSアプリなど、様々な顧客チャネルからのチャット問い合わせに対応できます。また、チャットボットである「MOBI BOT」との連携によって、よくある質問や手続きの対応を自動化し、オペレーターが人ならではの丁寧なサポートに集中できる「ハイブリッドサポート」が強みとなっており、チャットボットでは解決できない際にきめ細やかな顧客対応を少ない負担で可能にしています。MOBI AGENTは、充実したオペレーター支援機能やKPI・統計管理機能、CRM接続などのシステム連携によって、顧客満足度を高める高度な有人チャットサポートを実現します。

MOBI BOT(モビボット)

MOBI BOTは、3年連続売上シェアNo.1に選ばれたチャットボットです。直観的な操作で作成できるシナリオ応答や、国内外の優れたAIとの連携による自動応答によって顧客サポートの効率化、自動化を実現します。さらに、基幹システム連携である顧客の認証による手続き・申請の自動受付など、高度な自動応答を得意としています。また、MOBI AGENTとの併用によって有人チャット対応ログから効率よくチャットボットを学習させるPQPA(主質問/主回答管理)機能を実装し、独自のアルゴリズムを組み込んだMOBIコンソールオプションによって継続的な正答率の改善を支援します。

MOBI BOT コンソールは、チャットボット向けのAI教師データ管理、継続的な学習を支援するMOBI BOTのオプション機能です。MOBI BOTコンソールの利用によって、 一般的なチャットボットの学習フローに比べて最大50%程度の効率化を可能にします。そのため、従来はチャットボットの教師データ作成や回答精度向上は専門のコンサルタントやエンジニアに頼らざるを得ませんでしたが、このMOBI BOTを使うことで、AIを専門としない企業の担当者でも、簡単に管理ができるようになりました。

MOBI VOICE(モビボイス)

MOBI VOICEは、最短5分で電話自動応答サービスを公開できる、まったく新しいボイスボットソリューションです。MOBI VOICEは、注文や手続きの一次受付、自由なシナリオ・IVRでの自動音声対応、アウトバウンドコールを、簡単かつ低価格で実現します。最大1000件の同時着信でも自動アナウンスが可能であったり、用件の自動ヒアリングによって必要な電話だけを人につなげられ、24時間・365日稼働できるので、人手不足や高い離職率に悩むコールセンター業務、自治体の住民相談窓口、レストラン・店舗での問い合わせ対応を効率化し、顧客満足度やサービス品質を向上させます。サービス障害・災害・コロナによる顧客や住民からの電話殺到にもすぐに自動音声応答シナリオを作成でき、BCP対応にも最適です。

 

モビルス株式会社の特徴

チャットから電話までサポート領域を幅広くカバー

顧客サポート業界では、チャットボットのみに取り組んでいる会社も多い中で、モビルスは有人チャット、チャットボット、ボイスボットなど様々なチャネルに対応しています。さらに、チャネル誘導や、LINEを通じたお客様とのコミュニケーション、チャットサポートにおける本人確認や個人情報のセキュリティなどもソリューションとして取り組んでおり、それらのソリューションを組み合わせて使うことで、お客様と担当者の双方にとってより快適で使いやすいものにしています。また、モビルスはソリューションを提供するだけでなく、チャットボットやオペレーターチャットのしくみや特長から、導入の成功事例までチャットサポート自体を詳しく学べるような資料やページもあり、はじめて導入を検討しているような企業にもわかりやすく、顧客サポート全般に広く精通した企業だと言えます。

LINE社との関係性

モビルスは、LINEが提供している各種法人向けサービスの販売を行う広告代理店を認定・表彰するパートナープログラムで 「Technology Partner」認定、「LINE Biz Partner Program」のTechnology Partnerコミュニケーション部門の「Silver」を獲得し、「Planning Partner」に認定されています。また、LINEのAI事業「LINE BRAIN」とパートナー契約を締結、LINEの法人向けサービスの販売・開発のパートナーを認定する 認定バッジ「Customer Care」を取得、国や自治体の行政DX推進をサポートする LINE社の「Govtech Partner制度」においてパートナー企業に認定など、LINE社と強いかかわりを持っています。それを活かして、ソリューションサービスの1つである「MOBI CAST(モビキャスト)は、年代、性別などの顧客情報やアンケート情報に基づいて、LINEユーザーにテキストやスタンプ、画像・動画などのリッチコンテンツを送ることのできる、セグメント配信システムとなっていたり、”LINE”×”モビルス”のチャットコミュニケーションサービスを活用して、 『住民に対する情報配信』 、『お問い合わせ業務』 、『ご相談受付』などの行政サービスを自動化、効率化しています。

 

モビルス株式会社の最新の動向

国や自治体の行政DX推進をサポートする LINE社の「Govtech Partner制度」において、パートナー企業に認定

The SupportTech Companyとして顧客サポート支援のソリューションを開発・提供するモビルス株式会社は、LINE株式会社が2022年7月26日に新設した、LINEが国や自治体におけるLINE公式アカウント活用の技術支援に長けたパートナー企業を認定し、国や自治体の行政DX推進をサポートするための制度である「Govtech Partner制度」において、パートナー企業に認定されました。

「Mobilus 自治体ソリューション」は、自治体ごとの異なるニーズに応じ、必要なオプションを選び、最適な住民向けサービスが構築できます。市民広報の強化にはLINEによる情報配信、住民コミュニケーションの強化にはチャット対応など柔軟なサービス設計が可能です。

  • 市民広報
    子育て、防災、市政情報など、住民向けに日々役立つ情報をLINEでプッシュ配信
  • 通報受付
    公園、道路、街灯などの不具合・異常についての通報を自動で受付・処理
  • FAQ回答
    住民から寄せらせるよくある質問(FAQ)にチャットボットで24時間、自動回答
  • 問合せ対応
    チャットボットでの自動回答が難しい質問・相談は、職員が有人対応でサポート
  • 学校連絡網
    LINEで学校から保護者へ連絡や資料配布、アンケート依頼等を可能に
  • 音声自動応答
    問い合せなど急増時や夜間の電話対応を、ボイスボットで自動応答
  • ビジュアルIVR
    電話、チャット、LINEなど複数ある問い合わせチャネルへ適切に誘導

 

モビルスは、「モバイルで市民とつながる自治体」を目指し、全国の自治体と共に様々なサービスを構築しています。今後も更に「国や自治体が実現したいこと」の具体化・実行をサポートし、それを「市民に喜ばれるサービス」として提供することで、デジタル自治体運営の推進を目指すとしています。

 

モビルス株式会社の採用情報

現在モビルス株式会社では以下の業種・職種の採用を行っています。

募集ポジション

  • カスタマーサクセス部門 フィールド担当①
  • カスタマーサクセス部門 フィールド担当②
  • インフラエンジニア(クラウド経験者)
  • インフラエンジニア(オンプレ経験者)
  • サーバーサイドエンジニア(プロダクト&エンジニア部門)
  • サーバーサイドエンジニア(カスタマイズ部門)
  • サーバーサイドエンジニア(モビボット部門)
  • プロジェクトマネージャー(カスタマイズ部門)
  • プロジェクトマネージャー(モビエージェント部門)
  • 開発エンジニア(モビエージェント部門)
  • 自治体セールス担当
  • パートナーセールス
  • インサイドセールス
  • 経理
  • オープンポジション

応募概要

福利厚生

  • 通勤交通手当
  • 健康保険(関東ITソフトウェア健康保険組合)
  • 各種社会保険完備
  • 資格取得等支援制度
  • 部活制度(会社補助あり)
  • 月末金曜日社内交流会(例:お寿司パーティ)
  • 業務内容に応じてご希望のPCを選択可、モニター支給あり

休暇・休日

完全週休二日制(土日)、祝祭日、年末年始、慶弔休暇、年次有給休暇

 

さいごに

今回は「モビルス株式会社」について紹介しました。

モビルスは、有人チャット、チャットボット、ボイスボットなど様々なチャネルに対応しているサポート領域を広く横断している企業であり、一つ一つのソリューションを合わせて使うことにより、新たな価値を提供しています。近年、チャットボットが注目され、多くの企業が取り組んでいますが、その先頭を走るモビルスには今後も目が離せません。

The Playersシリーズでは、AI関連の企業にフォーカスした記事を書いています。さまざまなAI企業を比較することで、成功するAI関連企業の法則が見えてくるかもしれません。

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