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2023年9月21日、フリーランスマッチングプラットフォーム「Lancers」が新たに「AI(人工知能)・機械学習・ChatGPT」の仕事カテゴリを設置した。この新カテゴリには、「ChatGPT開発」「AIチャットボット開発」「機械学習・ディープラーニング」が含まれ、対応可能なスキルを持つフリーランスが容易に見つけられるようになるという。
この新設された仕事カテゴリは、近年AI関連の仕事依頼が増加している状況に対応するためのものである。特に、生成AIの進展や、業務効率の改善、生産性の向上などにAIを活用するニーズが高まっている。この新カテゴリの登場により、企業はより短時間で適切なフリーランスとマッチングできるとされる。
2023年2月以降、同プラットフォームにはAI関連スキルを登録する機能も追加された。この結果、3,000人以上が「GPT-4」「DALL-E」「AI開発」「AIライティング」などの具体的なスキルを登録しており、マッチングの速度と効率が向上している。
2023年1月〜8月までのAI関連案件の傾向としては、「ライティング・ネーミング」が最も多く、30.2%を占めている。次いで「システム開発・運用」が22.9%となっており、AIを活用したライティングだけでなく、専門的な知識や技術が必要な仕事も依頼されているという。
依頼される仕事内容としては、ChatGPTを活用した自社チャットボットシステムの開発、指定のシートからデータを転記し帳票を生成するプログラムの開発、生成AIを活用したRPAの開発、画像生成AIツールを活用したバナー作成、AI翻訳した英文の校正などがある。
新設された「AI(人工知能)・機械学習・ChatGPT」の仕事カテゴリは、AI関連のスキルを持つフリーランスと、それを求める企業とを効率よくマッチングさせることを目的としている。今後、デジタル人材の需要がさらに高まる中で、このような取り組みが企業とフリーランス双方にとって有益であることが期待される。
AINOW編集部
CS専攻大学2年生・42Tokyo所属
情報発信を通して自分自身の知見も深めていきたいと思います