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マンガに特化した機械翻訳技術および法人向けサービス『Mantra Engine』の研究開発を行うMantra株式会社は、2020年7月28日に多言語翻訳システム『Mantra Engine』の正式版をリリースしました。
『Mantra Engine』は、マンガの高速な多言語展開を可能にする、出版社およびマンガの制作・配信事業者を対象にした法人向けクラウドサービスです。
マンガの翻訳版制作に関わるほぼすべての作業をブラウザ上で可能にすることにより、簡便な操作性と、関係者全員で進捗を共有できる利便性を実現しました。
また、『Mantra Engine』は次のような技術を組み合わせています。
- Mantraが独自に開発したマンガ専用の機械翻訳技術
- プロの翻訳者による修正・校閲
これらの技術により、従来の翻訳版制作のワークフローと比較して、約半分の時間で翻訳版の制作が可能になりました。
対応言語は英語・中国語(簡体字)から開始し、順次追加を予定しています。
現在、新型コロナウィルスの影響により、自宅でのコンテンツ消費が加速しています。電子流通によるマンガの海外展開は、世界中で新しい読者を獲得する強力な一手になるでしょう。
この『Mantra Engine』がマンガの海外展開を強力に後押しすることで、世界中のファンに日本のマンガを届けることが期待されています。
駒澤大学仏教学部に所属。YouTubeとK-POPにハマっています。
AIがこれから宗教とどのように関わり、仏教徒の生活に影響するのかについて興味があります。