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株式会社ACESは、株式会社経営共創基盤(IGPI)とVCファンド「Deep30投資事業有限責任組合」を引受先とし、総額約3.2億円の資金調達を実施しました。また、取締役として川上登福氏が就任しました。
同社は、東京大学松尾研究室発のAIスタートアップ企業であり、画像認識や、映像認識AIアルゴリズムを活用し、人が関わるあらゆるシーンをデジタル化することで、社会の課題解決と価値創出を行うDX事業を展開しています。
川上氏はIGPIでAI・IoT戦略立案・実行などの案件を統括し、ビッグデータ解析・DX支援を行う株式会社IGPIビジネスアナリティクス&インテリジェンスの代表取締役CEOも務め、ACESの顧問としても事業、経営戦略立案に尽力してきた人物です。
現在、さまざまな業界のDXのニーズが高まる中、さらなるアルゴリズムのライセンス領域の拡大やソフトウェア化による事業拡大を加速することが目的です。
同社は、2017年11月に設立されて以降、スポーツ、小売、建設、自動車など、数多くの産業現場における共同DX事業を行っています。また、民間企業以外の組織のDX事業も推進しています。2020年9月には、陸上自衛隊のAI活用・デジタル化推進への協力や、国土交通省の革新的技術の導入・活用に関するプロジェクトにおいて最高評価を獲得しました。
ACESは、今回の資金調達と川上氏の参画を機に、業界のサプライ/バリューチェーンのデジタル化を加速するとしています。
川上 登福 氏:ACESの田村さんをはじめとするメンバーは、先端のディープラーニング技術を駆使する高い技術力を持つだけではなく、経営・現場の課題を的確に把握する力が非常に高いと感じています。これまで実際の社会で“使える”ソリューションを数々創り出していくところを見てきましたが、さらに加速されていくものと期待しています。今後も、経営共創基盤は、ACESの「アルゴリズムで、社会をもっとシンプルに。」という挑戦を、共に戦いたいと思います。
株式会社ACES CEO 田村浩一郎氏:ACESは「アルゴリズムで、社会をもっとシンプルに。」というミッションを掲げ、未来のリアル産業のサプライ/バリューチェーンを描き、DXを推進しています。この度の資金調達と川上 登福氏の取締役就任によって、コロナ禍で顕在化したデジタル化のニーズに素早く応え、迅速果断に事業を進めていきます。属人的な働き方、柔軟性のないルール、中間搾取が多いビジネスのあり方。そうした問題が解決されたシンプルな社会とその先の未来を一緒に創っていく仲間を募集しています。
駒澤大学仏教学部に所属。YouTubeとK-POPにハマっています。
AIがこれから宗教とどのように関わり、仏教徒の生活に影響するのかについて興味があります。