最終更新日:
- 「複数のSNSを管理するのが面倒」
- 「SNSを効率的に運用したい」
このような悩みをお持ちの方は多いのではないでしょうか?
この記事では、SNS管理ツールの解説だけではなく、ツールの選び方やおすすめのツールまで幅広く紹介します。
目次
SNS管理ツールとは?
簡単にいうと、「複数のアカウントを一括管理できるツール」です。
1つのSNSを運用するだけでも、投稿内容の作成・競合調査・アカウントの分析など、さまざまな作業がありますが、複数のSNS・アカウントになると管理に膨大な時間を要します。
そこで、SNS管理ツールを活用すれば、複数のアカウントを一括管理できるため、業務の効率化が実現できます。
なぜSNS管理ツールが必要なのか
SNS管理ツールの導入により、複数のSNSをまとめて管理でき、また本来の業務により多く時間を割けるためです。
最近は一人で複数のSNSを愛用しているユーザーが多いため、企業側も複数のアカウントを使い分ける必要性が出てきました。
しかし、「SNS管理ツールとは?」にもあるように、複数のSNSアカウントを運用するのは非常に大変です。
また、SNS運用を専門にしている方もいますが、本来の業務の合間に運用している方が多いのが現状です。
以上の背景があるため、SNS管理ツールは近年多くの企業に導入されています。
SNS管理ツールの主な機能
投稿管理機能
投稿の編集・削除や、投稿の予約設定などができます。
特に投稿予約は、毎日投稿する手間が省けるため、業務効率化に有効な機能です。
SNS管理ツールを導入する際は、投稿予約機能の有無をチェックすることをおすすめします。
また、同時投稿機能も注目されています。
複数のアカウントで同時に投稿できるため、毎回各SNSにログインする手間を省けます。
他にもさまざまな投稿管理機能があるため、自社に適している機能を探してみてください。
分析機能
投稿や、広告配信後のユーザーからの反応などを自動でグラフ化してくれるため、自社のアカウントに足りない要素を確認できます。
SNSマーケティングでは、「ユーザーの反応を細かく分析する→改善点を洗いだす→次の投稿に活かす→分析する」流れが非常に重要です。
このPDCAサイクルを回すことで、マーケティングの精度を徐々に高められます。
管理者機能
複数人でSNSの運用管理を行っている場合、管理者機能を使用することにより、それぞれのメンバーにアカウントの権限を付与できます。
例えば、「投稿内容はアルバイトが編集、投稿はチームリーダーのチェック・承認により実際に投稿される」など、役割や各社の管理体制に応じて、操作権限の棲みわけができます。
アカウントチェック機能
アカウントに対するユーザーの反応を、1つのツールで一括把握できます。
そのため、データ収集・集計の際に各SNSへ毎回ログインする必要はありません。
SNS管理ツールを使うメリット
複数のSNSを一括管理できる
近年、1つに絞らずに複数のSNSを運用する企業が増えています。
複数のSNSを運用することで、顧客との接点を増やせるほか、顧客属性情報や顧客からの生の声をより多く得られるためです。
1つのSNSを運用するだけでも、投稿内容の作成・競合調査・アカウントの分析など、さまざまな業務があります。
しかし、複数のSNSを運用する場合は、より膨大な時間がかかり、通常の業務に支障が出てしまいます。
そのため、「複数のSNSを一括で管理できる」ことは、SNS管理ツールの最大のメリットです。
投稿の予約設定ができる
SNSを閲覧するユーザー数が多い夜21時ごろに、予定が入っていて投稿できない日もあるかと思います。
しかし、投稿の予約設定を活用することで、設定した時間に自動で投稿されるため、時間に縛られずに行動できます。
炎上を防げる
近年、企業のアカウントがSNSで炎上するケースが増えています。
そのため、事前に対策する必要がありますが、自社で対策するにも限界があります。
SNS管理ツールの中には、Twitter検索で特定キーワードの評判測定をすることで、自社にとってネガティブな要因を早期に発見できるツールもあります。
炎上対策を徹底的にしたい企業は、このようなツールを探してみるのも良いでしょう。
SNS管理ツールの選定ポイント3つ
対応しているSNS
SNS管理ツールが、自社で利用しているSNSに対応しているか確認してください。
特にYouTubeを運用している企業は、導入するツールにYouTubeが対応しているか確認する必要があります。
Facebook、Twitter、Instagramに対応しているツールは多いですが、YouTubeにも対応しているものは多くないため、導入前に確認しましょう。
必要な機能が備わっているか
SNS管理ツールをどんな目的で活用するのか明確にした後、その目的にあった機能が搭載されているツールを導入すると、成功確率が上がります。
例えば、各SNSにログインしてユーザー分析をすることに非効率性を感じている場合は、分析機能があるツールを導入し、1つの画面で各SNSのユーザーを分析できるようにすることで効率性を高められます。
画面がわかりやすいか
画面がわかりやすいと、情報の整理が簡単にでき、また作業効率が向上します。
1つのSNSには、フォロワー管理やツイート分析など、さまざまな指標が存在します。
それが複数SNSの運用となると、膨大な指標が複雑に存在する状態になります。
そのため、画面がわかりやすいツールを選ぶことは非常に重要です。
おすすめSNS管理ツール6選
comnico Marketing Suite
企業のSNSアカウントでの投稿管理や効果測定にかける作業を、大幅に軽減するクラウドツールです。
SNS運用に強い株式会社コムニコが開発しているため、安心して利用できます。
機能
- 簡単に競合アカウントとの比較が可能
- 過去1年分のTwitterトレンドのアーカイブが確認可能
- コメント管理機能により、返信の見落とし防止が可能
料金
- 14日間の無料トライアルあり
- 初期費用:100,000円(税別)
- 月額50,000円(税別)
※3アカウントまで登録可
導入企業
- 株式会社マウスコンピューター
- カゴメ株式会社
- 株式会社ぐるなび
Social Pitt
投稿の管理や効果測定、キャンペーンの運用などの悩みを全部解決できるオールインワンツールです。
投稿の承認やステータス管理機能により、複数人でも効率的なSNS運用を可能にします。
機能
- アカウントの複数管理
- ハッシュタグキャンペーンでの効率的な応募者の抽出が可能
- ワンクリックでレポートの生成が可能
料金
- 1ヶ月間の無料トライアルあり
- PROFESSIONALプラン:初期費用50,000円+1アカウント月額29,800円
- ENTERPRISEプラン:初期費用200,000円+10アカウント月額150,000円~
導入企業
- UUUM株式会社
- グリー株式会社
- アウモ株式会社
SocialPilot
小規模チーム向けのツールです。
最も安価なプランでは、最大で10のソーシャルメディアを管理できます。
機能
- 一括スケジュール機能で、最大500件の投稿を予約可能
- キーワード調査ツール付き
- ワンクリックですべての分析データを表示
料金
14日間の無料トライアルあり
Statusbrew
フォロー・フォロワーの管理だけでなく、各種SNSへの同時投稿やスケジュール投稿まで、一括管理できるツールです。
完全に広告がないため、画面が非常にシンプルなのが特徴です。
機能
- 投稿をスケジュール化可能
- 各種SNS同時投稿可能
- 広告なしで使用可能
料金
- 無料トライアルあり
- Essentialプラン:12,500円(年間)
- Professionalプラン:49,000円(年間)
※詳細はHP参照
導入企業
- Spotify
- ダンキンドーナツ
- サムスン
PostKing
1つの内容を3つのプラットフォームに同時に投稿できるツールです。
Instagramにおいてパソコンから動画を投稿できるため、注目されています。
機能
- SNSアカウントへスケジュール投稿
- ウェブから直接サービスを使用可(ダウンロード不要)
- すべてのSNSのエンゲージメントを監視
料金
無料(期間の上限なし)
※機能制限あり
CLOUDPLAY
SNS分析だけではなく、オウンドメディア分析もできるツールです。
自社メディアを戦略的に運用したい方にもおすすめです。
機能
- YouTubeの分析
- ポジティブ・ネガティブワード数の推移を把握
- いいね!の多い記事を抽出
料金
- 月額9,800円〜
- 導入初期費用無料
導入企業
- ピーチ・ジョン
- 株式会社ベネッセコーポレーション
- 資生堂
SNS管理ツールを導入する際の注意点
導入目的を明確にする
「多くの競合他社が導入しているから、自社も導入しよう」という場合は、導入目的の練り直しが必要です。
例えば、SNS運用担当者がリアルタイムの投稿に非効率性を感じていれば、投稿管理機能のあるツールを導入し、自動投稿できるようにしておく必要があります。
つまり、導入目的を明確にすることで、自社に適したツールを選びやすくなり、結果的に効果も出やすくなります。
まとめ
複数のSNSを運用している場合、別々にログインして投稿・分析・レポート作成するのは時間がかかります。
作業に時間を取られて、本来やるべき施策を考える時間が減ってしまうのは、大きな機会損失です。
効率的にSNSを運用し、成果に繋げるために、自社に適したツールの導入を検討してみてください。