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2017.03.06

第9回Machine Learning 15minutes! 〜社会を幸せにする機械学習実装のヒントが得られた!〜

最終更新日:

AINOW編集部のくぼちです。恒例の「Machine Learning 15minutes!」レポートをお送りいたします。

「Machine Learning 15minutes!」は、「機械学習」について「15minutes以内」で語るLTを6~9人程度で行い、DeepLearningなどの先端的な事例、強化学習などの流行している技術、ビジネスへの応用例など、様々な角度から機械学習についての知見を広げ、LT終了後の懇親会でネットワーキングを行うイベントです。

人工知能で社会課題を解決する

榎本 大貴さん(株式会社LITALICO)

トップバッターは「障害のない社会をつくる」をビジョンに、障害のある方を対象に幼児期の教育から就労支援までをサポートするLITALICOさん。今回の発表では、特に障害のある方を対象とした就労支援を行う「LITALICOワークス」さんでのFRONTEO社との協業事例を紹介。 これまで熟練スタッフが感じ取るわずかな兆候を、AIがしっかりと察知できるようになっており、症状が重篤化する前に社内の専門チームがアラートを出し、拠点での早期介入につながるという成果が出ているそうです。

まとめ
・導入の結果、ヒヤリハット報告が増加し検知力が向上。
・リスク検知結果を受け、専門の支援員が介入するまでの体制を構築
・今後、教育分野での応用を検討

A Hacking Toolset for Big Tabular Files

下野 寿之さん(株式会社ウフル)


総務省で統計のお仕事もされているウルフの下野さん。
データ分析者が分析にだけ集中できるよう、面倒なことを取り除くツールを開発。今回は、電気電子情報分野で最も大きな学会であるIEEE BigData 2016で発表した内容を解説してくれました。

まとめ
・分析者にとって手間のかかる処理を簡単にできるソフトウェアを開発
・Perl5があれば、どこでも動かすことができる
githubで公開中

いち早く人工知能テクノロジーを取り入れた製品・サービスを市場に展開するには?

佐々木 規行さん(株式会社クラスキャット)


毎月開催している経営者向けのAI活用セミナーが即満席になるという株式会社クラスキャットの佐々木さん。経営者を対象にした「人工知能研修サービス」を展開しています。今回は、企業の中で、どうやってAIを取り込んでいくか?を発表してくれました。

まとめ
・同社は2016年からAI System Integratorに転身し、AI研究開発支援を開始
・オープンソースの機械学習フレームワーク/ライブラリの人気度を発表「TensorFlow」がダントツ1位。
・パブリッククラウドベンダが提供する機械学習サービス情報もまとめて発表

近未来の人工知能のカタチ

遠藤 太一郎さん(INDUP株式会社)


最近は、車載カメラの解析や工場の異物検知でディープラーニングを活用しているINDUPの遠藤さん。AIの”カタチ”を考えるために「入力」「嗜好」「行動」それぞれで先端の事例を紹介し、未来を考察。

まとめ
・現実のデータをうまく拾うIoTと、うまく特徴を捉えるディーオプラーニングの発達
・近未来のAIは人型ではなく。環境に薄く分散しているだろう。
・予測とそれに伴う最適化、そしてロボットが自動で行動してデータを取得するとAI全体が高速でまわるようになる

AIサービスと特許

五味 和泰さん(cotobox株式会社)


知財の民主化に取り組むCotoboxの五味さん。特許庁の明治時代から蓄積されたデータから、どの商品・サービスに使うかをAIを活用して自動分類できるようにしています。
最近のFinTech界隈の訴訟事例から、AIサービスと特許について解説。

まとめ
・AIの特許数は伸びている
・特許制度がある以上、企業は特許を取得すべき。
・AI技術の特許は、パラメータの部分ではなく、インターフェースに近いところが特許の有効性が高くなる。

How Bots can help the current communication

田中 仁さん(Xpresso)


Xpressoの田中仁さん。facebookメッセンジャーのプラットフォームでマッチングサービスFOXSYを展開。Product Huntにが取り上げられました。FOXSYは、簡単な質問に答えるだけで自動でプロフィールも完成し、共通の話題でマッチングできるサービス。

まとめ
・アメリカ人がマッチングサービスを使っている割合は80%
・チャットボットで重要なのは、人工知能とプラットフォームの2つ
・マッチングサービスをメッセンジャープラットフォームで展開する

AIニュースサイト「AINOW」掲載記事でAIトレンド分析~2月~

亀田 重幸(dip AI. Lab)

最後は、おやつ枠。AINOW編集長の亀田がお話ししました。
今後のAINOWの取り組みを発表。この記事を書いている私も聞かされてなかったことがポツポツ。ええ・・・。びっくり・・・。
ほかにも2月のAINOW編集部が手がけたコンテンツの裏話をお話ししました。

次回は3/18(土)!

こちらから申し込みできます!
「第10回 Machine Learning 15minutes!」

登壇者全員でパシャり。懇親会でのネットワーキングもML15!の魅力です。

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