「機械学習で手話が私達のコミュニケーションツールに!?」TECH LAB PAAK主催DEMODAY 注目AI企業をピックアップ!


2017年6月30日、TECH LAB PAAKにおいてデモデイが開催されました。このデモデイでは半年間に渡ってTECH LAB PAAKで過ごしてきたプロジェクトメンバーたちがその成果を発表する場。AIにとどまらず数多くのハイレベルなサービスが発表されました。

TECH LAB PAAKとは

リクルートが運営するオープンイノベーションスペース。スタートアップ企業や研究者・イノベーターの活動を無償で支援する組織で、
東京大学大学院准教授の松尾豊氏をはじめ多くのIT業界での著名人がメンターとして名を連ねる。
Wi-Fiや電源、ミーティングスペースなどが完備され、充実した環境があり、様々なプログラムを通して起業家の支援などを行う。

▼TECH LAB PAAK
http://techlabpaak.com/

今回のデモデイの審査員は以下の通り。

澤山陽平さん(500 Startups Japanマネージングパートナー)
西村賢さん(TechCrunch Japan Chief Editor)
山口豪志さん(株式会社54 代表取締役社長)
澤円さん(日本マイクロソフト株式会社 マイクロソフトテクノロジーセンター センター長)
麻生要一(株式会社リクルートホールディングス 新規事業開発室 室長)

かなり豪華な顔ぶれの中で行われたデモデイでAIに関するセッションを紹介します。

3つの注目AI企業を紹介!

『Team AI』 石井大輔さん(株式会社ジェニオ 代表取締役)


石井さんは「第4回 Machine Learning 15minutes!」でご登壇していただいたこともあります。

第4回 Machine Learning 15minutes! ~「非エンジニア」「活用例」といった新しい話題が登場~

今回はAIのエンジニアとクライアントをつなぐマッチングプラットフォームを紹介していました。約1,400名のAIエンジニアが登録しているということで、多くの企業に紹介を行っているそうです。
また、特長はそのコミュニティ作り。月に30回の勉強会を渋谷で開催しています。分野は広く、自然言語分析や、強化学習、データ分析や交流会など多岐に渡ります。
AINOWのイベントまとめページにもよく名前が出てきますよ!

【7月開催】人工知能・機械学習関連イベント&勉強会

AI・人工知能分野で、知見を広げたい方は、時間がありましたら、ぜひ参加してみてください。

参加したい方はこちらから!

▼Team AI ホームページ
http://www.team-ai.com/

『Anews』 真嶋博巳さん(ストックマーク株式会社)

Anewsは個人向けではなく、主に法人向けのニュース配信サービス。ホワイトカラーの情報収集の生産性を向上するために、組織内で最適化されたニュース配信を行う。

特長は以下の4つです。

  • Aggregation

キーワードを設定するだけで、国内外の1万メディアの1日計10満期時から、チームに最適なWebニュースを配信

  • Artificial Intelligence

AIがチームの利用行動を学習。そして関連度の高い記事だけを配信。使い込むほど、学習し、その組織に最適なニュース配信が可能になる。

  • Activation

コメント機能があり、記事を通じたコミュニケーションが可能になる。

  • Analytics

個人別に利用行動を可視化することで、社員ごとの興味分野やアクティブ度を計測。未読記事をリマインドしたりする。

広報や、人事部、新規事業部などそれぞれの部署で必要な情報は異なります。
そういったところまで把握し、適切な情報収集を手助けすることが出来れば、今多くのビジネスマンが割いている「調べる」時間を削減することができるかもしれません。

Anewsは、AINOWがリリースしたサービスマップにも掲載されています。

全211サービス!「AIサービスマップ 2017 Summer」9カテゴリ132サービス増加 ~新たな領域での活用に期待~

ぜひこちらもご覧ください。

Anewsについて詳しくはこちら。

▼AIがチームに最適なWEBニュースを毎日配信 「Anews」
https://www.anews.cloud/

『スマートQC』諸岡裕人さん(ユリシーズ株式会社 代表取締役)


食品製造の現場で行われている品質管理業務を効率化するサービス。製造現場で一番大変な作業は帳票の管理だそうです。食品業界では1日に100万枚以上の紙による作業帳票が出ています。また、重要な安全項目のチェックも人力により行われているそう。これにより、人手不足の現場は疲弊しています。特に温度記録の管理が大変。

それを人力で行っているのは、コストもかかるし非常に大変ですよね。。。非効率で、不正確な帳票管理。これに対してIoTやスマートフォンを駆使したソリューションとして生まれたのが『スマートQC』です。スマートQCは食品工場の衛生を中心とした品質管理に特化したクラウドサービス。スマートフォンやIoT機器を利用することで、より正確でカンタンなQCを実現します。

スマートQCについて詳しくはこちらから。
『スマートQC』:http://www.ulysses-ltd.com/#service

『Visual Creole』和田夏実さん(慶応義塾大学大学院 学生)


Visual Creoleは伝えたいことを手で表現し目で理解するための視覚言語作成・習得ツール。和田さんのご両親が聴覚障害があったことから和田さんは手話を第一言語として育ちました。手話は四次的な言語で、「位置」「形」「量」「質」を表すことができる豊かな表現手法です。そんな手話をスキャンして表現することが出来ないかと考えたところから、このVisual Creolegが生まれました。機械学習を用いた画像解析システムを使うことで、その手話がどんな意味かを理解して表現することが出来ます。Visual Creoleは、手話の表現の可能性がどんどん拡張していく世界を目指していくという。

このようにそれぞれの手話に合わせて、「驚き」「失恋」などの感情を表現したり、「新幹線」「メール」などの名詞も表現することができる。

Visual Creoleについては詳しくはこちらも参考にしてみてください。

▼手の動きに特化したコミュニケーションツールの開発  ー視覚言語作成・習得ツール:Visual Creole ー
https://www.ipa.go.jp/files/000059112.pdf

この技術は、単に聴覚障害者のコミュニケーション手法を豊かにするだけでなく、
私達のコミュニケーションも豊かにする可能性もあります。最近はSnapchatやInstagramなどでは、多くのユーザが動画を投稿しています。そんなユーザが体を使って物や感情を表現することができれば、よりコミュニケーションの幅が広がる可能性があるのです。

Visual Creoleはオーディエンス賞を受賞。多くのデモデイ参加者の心を掴んでいたようです。

TECH LAB PAAK所長の麻生要一さんと共に表彰を受ける和田さん

多くの期待が集まるVisual Creole。今後、どのように世界のコミュニケーションを変えてくれるのかが楽しみです。

最後に登壇者と審査員のみなさんで集合写真を撮影しました。

AI.Acceleratorも実施中

我々AINOW編集部もこの人工知能業界を盛り上げるために頑張っています。

日本初「人工知能スタートアップ特化型」アクセラレータープログラム AI.Accelerator

おざけん


都内の大学ではメディアを専攻。3年次から某オンライン学習サービスでディレクターとして生放送授業の企画や現場のディレクションに携わり、2017年4月よりdip.AI Labにジョイン。AINOWのディレクターを務める。

おざけん
ディレクター。可能性を秘めたAIが正しく社会に実装されるようにメディアとしてサポートします。技術だけでなく、どのようなユーザ体験を生み出せばAIが生活に溶け込んでいけるのか。シンギュラリティにむけ、産業や国を超えた活発な議論を促進していきます。趣味はカメラ撮影。

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