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2018.11.12

【AI×OCR関連10社を紹介】AI・業務自動化展に行ってきました!

最終更新日:

AINOW編集部に新しく入りましたれいなです!
今回が初めての記事です。

2018年10月24日~26日幕張メッセにて開催されたAI・業務自動化 展【秋】に行ってきました!

AI・業務自動化展が開催されるJapan IT Week 秋 2018では全体で647社が出展し、3日間で53,212人が来場しました。

AI(人工知能)技術・製品や、RPA・チャットボットなど業務自動化ソリューションを提供する企業が出展する専門展です。

AI・業務自動化展では、OCR(Optical character recognition:光学文字認識)関連の出展がとても多く見られました。自動化でのAI活用では文字の認識のニーズが強いようです。

光学文字認識(Optical character recognition、RPA)は、活字の文書の画像(通常イメージスキャナーで取り込まれる)を文字コードの列に変換するソフトウェア。(参考:Wikipedia)

自動化ではAI×OCRがホット

1.1 AI×OCR

企業はもちろん、学校や医療機関などあらゆる側面でデータベースの活用が必須となっている今、紙媒体で保存・運用していた文書のデータ化の需要が急速に高まっています。ですが、その紙媒体を電子化するためには莫大な手間と人件費がかかってしまいます。

今までもOCR技術による活字の読み取りは可能であったものの、手書き文字の認識精度はイマイチでした。そこで、AI技術を組み合わせることによって手書き文字の認識精度は大きく向上していることが感じられました。

1.2 全10社!OCRを提供する企業を紹介!

(株)Cogent Labs

サービス名:tegaki
概要:認識率99.2%を誇る日本を代表する手書きスキャンサービス。多言語に対応し、業界用語にも対応できる。チェックボックスなども認識でき汎用性にも優れている。

「認識率99.3%」より大切な、Cogent.Labsが「Tegaki」で起こす日本に必要なイノベーションとは!?

NECネクサソリューションズ(株)

サービス名:被写体認識基盤サービス
概要:被写体認識基盤サービスの一環として、OCR読み取り機能を提供している。オプション機能として事前に設定した領域の文字情報を読み取ったり、クライアントのシステムとの連携も可能。画像認識技術と組み合わせることにより読み取りの精度も向上しているという。RPAとの連携によってデータ登録までの作業を自動化することも可能。

AI inside(株)

サービス名:Intelligent OCR
概要:手書き文字認識を可能にするOCRツールとして国内では代表的なサービス。特別なチューニングは不必要ですぐに使い始めることができる。金融やBPO業界でも活用され、匿名化システムによったセキュアなデータ化を行っている。

(株)オーセント

サービス名:
概要:RPAの導入におけるノウハウを提供している企業。RPAの導入におけるOCRの活用についても相談が可能。

サンネット(株)

サービス名:SICS(OCRデータ入力サービス)
概要:OCRを活用した文字入力を行うサービス。特長はオペレータが、OCRによって認識した文字を確認し、誤っていた場合にのみ修正を行うため、ミスが少ないこと。

(株)JSOL

サービス名:JSOL SmartPRAS
概要:JSOLが提供する業務自動化ソリューションの中でOCR機能のRPAの流れの中への組み込みの支援を提供している。

日本システム開発(株)

サービス名:
概要:OCR機能の導入の支援を行っている。エンジンはCOgent LabsのTegakiを使用。

(株)ハイパーギア

サービス名:HGPscanServPlus
概要:画像などから文字情報を認識して検索活用できるようにするOCR機能を提供している。

(株)ハンモック

サービス名:AnyForm OCR
概要:取引先の帳票のOCRサービス。取引先システムから出力される帳票の入力業務を代行する。帳票内のOCR項目の認識もできる。

AnyTech株式会社(株)

サービス名:
概要:AIの受託開発を行っている企業。手書きの請求書の自動読み取り機能の開発なども行っている。

1.3 実際に手書きを認識してみた

Cogent Labsのブースにて

アンケート用紙に手書きで記入し、スキャンします。

編集部のある東京都港区六本木を入植してみると…私の雑な字も正しく認識してくれました!(笑)手書きの書類を処理する受付などで活用すると便利そうです。

面白かった展示

未知の脅威もAIが検出!

(株)アイネス

CylancePROTECTは10億以上の安全なファイルとマルウェアをAIに学習させることで、攻撃の予測防衛が可能になります!世界中のテレビやメディアでも話題になった2017年5月のランサムウェア(身代金ウイルス)もCylancePROTECTを導入しているコンピュータは報告がなされる前から攻撃を防ぐことが可能な状態になっていたそうです。
1日約35万件の新しいマルウェアが発見されている現代ではアンチウイルスにもAIが必須になってきますね。

“悪意”を検出して内部不正を防ぐ!

マクニカネットワークス(株)

Exabeamは機械学習を用いたログ解析で企業を内外の脅威からまもります!各ユーザーのログを高度分析することにより通常業務と異なる行動を把握、スコアリングし脅威を検知できるそうです。Exabeamは外部からの標準型攻撃対策はもちろん、内部による悪意のある行動や管理ミスによる情報漏洩の検知・追跡ができるというのが特徴です。

AIが競馬予測!?

(株)GAUSS


2016年11月よりサービスを開始しているAI競馬予測アプリSIVAの実績はなんと単勝的中率50%、回収率130%!!アプリでは予測だけでなく競馬ニュースなどのチェックもできます。的中率の高さに惹かれて未経験の私も競馬デビューしたくなりました!!(笑)

まとめ

このような展示会に行くのは初めてでした。私は大学で情報学部に所属しているのですが、普段自分が勉強していることが社会ではどのように活用され、サービスとして私たちに提供されているかをしることはとても良い刺激になりました!

ビッグデータの活用が数年前より話題になっていることを考えると、手書きの書類をデータとして活用するAI×OCRブームが来るのも必然の流れのように感じます。
正直、AIを名乗っているものの、どのように活用しているか不明な企業はかなり多く感じました。第3次AIブームと言われている今ですが、ブームで終わらず、さらなる技術発展に繋がるといいですね。

AI・業務自動化展は2019年5月にも開催されます!

第2回 AI・業務自動化展 春
会期: 2019年5月8日(水)~10日(金)
会場: 東京ビッグサイト

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