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1日にどれだけの量のマルウェアが発見されているか知っていますか?
マルウェアとは悪意のあるソフトウェアの総称で、よく耳にするコンピューターウイルスなどもこれに含まれます。
その数なんと1日に35万件以上です!
大量の新しいマルウェアが誕生している中、アンチウイルスソフトが全てのマルウェアを検知することは不可能で、脅威はシステムをすり抜けて侵入したり、誤検知によって業務に支障をきたすことが問題となっています。
アンチウィルスソフトウェアがインストールされていれば安心と思っている方が多いと思いますが、全く安心できませんね。
これらの問題を解決するために、多くが人の手で行なっている処理をAIに任せて作業を大幅に効率化しようという動きが広まっています!
そこで今回は、マルウェア対策にAI技術を用いたサービスを提供している企業4社を紹介したいと思います!
目次
Cylance Japan株式会社
CylancePROTECT
100%予測型でサイバー攻撃対策。様々なマルウェアや脅威を99%以上の高い検知率でブロック。悪いファイルだけでなく、良いファイルも学習しているため誤検知が少ない。
- アクティブ顧客数3500社以上
- オフラインでもAIがマルウェアを識別
- 日々の更新が不要
- 様々なOS、バージョンとの互換性が高い
【動画】従来型アンチウイルス vs AIアンチウイルス
トレンドマイクロ株式会社
ウイルスバスターコーポレートエディション XG
ウイルスバスターで有名なトレンドマイクロが提供するAI技術を用いた、企業向けセキュリティソフト。従来の高い技術力にAI技術を融合することで未知の脅威の検出を強化。
- パターンマッチングに頼らないアルゴリズム
- AI技術だけではなく従来の検索技術の融合でより高い安全性
- 社内外のPCもシステム管理者がセキュリティ情報を把握できる機能
【動画】ウイルスバスター コーポレートエディションXG 機械学習型検索について
IBM
Watson for Cyber Security
アメリカの人気クイズ番組での優勝や料理本の販売などでも有名なIBM Watsonがセキュリティの分野でも活躍。
- QRadar Advisorが大量のデータを収集
- そのデータをWatsonが素早く脅威を分析・検出
【動画】Watsonとマルウェアを見つける方法 QRadar Advisor with Watson
NEC
「あの頃は CHOCOLATE」でも知られるNECのAI技術「NEC the WISE」を用いたインバリアント分析技術によってシステムの振る舞いを自動学習。異常の予兆を検知。
- 平常状態のログを分析することで素早く異常を検知
- 従来は対策の難しかった未知攻撃への対応
- クラウド型の提供でコスト低減
大量に収集したセンサデータの中に埋もれている、システムの特徴を表す普遍的な関係性(インバリアント)を、機械学習により自動的に抽出するため、専門家でも気づきにくい「いつもと違う」動きを検出することが可能 引用:NEC the WISE HP
まとめ
以上AIを活用したマルウェア対策を行なっている企業の紹介でした!
これらの製品は、AIによる効率化が強調されているようです。どの分野においてもAIは人手の削減に活用されている感じがしますね。今回はごく一部のシステムの紹介でしたが、マルウェア対策以外でも活用されているAI技術を引き続き紹介していきたいと思います!