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日本ディープラーニング協会(JDLA)は、同協会が実施するディープラーニングの基礎知識を問う検定「G検定」の合格者約1,400名を対象に、G検定の取得メリットや、取得へ向けて学習した感想などのアンケート調査を実施し、その結果を公表しました。
G検定(ジェネラリスト検定)はディープラーニングを事業活用する人材(ジェネラリスト)を「ディープラーニングの基礎知識を有し、適切な活用方針を決定して事業応用する能力を持つ人材」と定義し、人材の輩出を目指す資格試験
【調査の4つの要点】
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目次
G検定を「誰かに勧めたい」と答えた人は94.2%
まず、G検定をどんな人に勧めたいかという質問には、「すべての人に」と答えた人が39.9%と最多になりました。
「勧めるとしたら、どんな言葉で勧めますか」と続けての質問に対しては、以下のようなコメントが集まりました。
クラウドに懐疑的だった人たちも今はクラウドスタンダード。AIスタンダードな流れが来る前に理解を深めることが自分自身を守る最良の選択肢になり得るから。
G検定取得の目的はディープラーニングの知識獲得が最多
G検定を取得した目的については「ディープラーニング(またはAI)の知識を身につけるため(91.9%)」「世の中のAI活用のトレンドに乗り遅れないため(58.5%)」の回答が多い結果となりました。
AIが必須になるのは3年後!?
「AIがいつ必須と言われるか?」の予想を質問に対し、およそ3人に1人となる34.5%の人が「3年以内に」と回答し、今後3年間で急激に活用が進んでいくと予想していることが多いことが判明しました。
G検定取得のメリット
G検定を取得するメリットを問う質問では、G検定取得の過程で学習した知識の定着がはかどった(62.8%)」と回答した人が最も多い結果となりました。
合格との変化、モチベーションが大幅アップ
合格後の自身の中での変化を問う質問には、
- 「ディープラーニング/AIについて、さらに学習するモチベーションになった(79.1%)」
- 「ディープラーニング/AIの活用を担う人材として、第一歩を踏み出せたと感じている(64.6%)」
- 「ディープラーニング/AIに関連する業務に自信を持って取り組めるようになった(51.8%)」
と回答した人がそれぞれ過半数になり、G検定の取得がモチベーションアップや自信につながっていることが伺えます。
具体的にG検定を取得してメリットを感じた体験では、他社の人材との交流やクライアントへの提案、事業戦略などに活かされているケースも見られました。
次回のG検定試験日は7/4
次回のG検定は、2020年7月4日に試験が行われます。
2020年 第2回 G検定(JDLA Deep Learning for GENERAL 2020 #2)概要
概要 | ディープラーニングを事業に活かすための知識を有しているかを検定する |
受験資格 | 制限なし |
試験概要 | 120分、小問214問(前回実績)、オンライン実施(自宅受験) 出題範囲:シラバスより |
受験料 | 一般6,000円(税抜)、学生 2,500円(税抜) |
試験日 | 2020年7月4日(土)13:00より120分 |
申込期間 | 2020年5月15日(金)13:00 ~ 2020年6月26日(金)23:59 |
申し込み方法 | G検定受験サイトより |
※2020年第3回 G検定は、11月7日(土)の開催を予定
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