HOME/ 注目のニュース /LINEがAI文字起こしアプリ「CLOVA Note」の提供を開始|世界3位の話者分離機能搭載
2022.05.31

LINEがAI文字起こしアプリ「CLOVA Note」の提供を開始|世界3位の話者分離機能搭載

最終更新日:

LINE株式会社(以下LINE)は5月24日、LINEのAIテクノロジーブランド「LINE CLOVA」より、「会話を目で見る」ことができるAI音声認識アプリ「CLOVA Note(クローバ・ノート)」のβ版の提供を開始しました。

「CLOVA Note」は、LINE CLOVAのAI技術である「CLOVA Speech(音声認識)」の音声認識AIによって、録音した声をテキストに変換するAI音声認識アプリです。

利用料は無料で、複数の参加者の声を聞き分けて話者分離ができるのが特徴です。

アプリ上で録音した音声を文字起こしできるほか、録音済みファイルのアップロードによる認識にも対応しており、1ヶ月につき300分まで変換が可能です。また、AIの学習のためにLINEに音声データを提供する場合は、1ヶ月に600分まで変換が可能となります。

音声変換をする際には、参加人数や「会議」「日常会話」といった話の内容を大まかに指定することで、認識精度向上を目指しています。加えて、よく使う単語を登録する機能や音声録音中にブックマークを設定する機能、文字起こしされたテキストの検索機能も備えています。

LINE CLOVAのAI技術である「CLOVA Speech」は、近年注目を集めている人間が大量の教師データを用意しなくても学習できる「Self-Supervised Learning(自己教師あり学習)」を利用した最先端のEnd-to-End音声認識を採用しており、話者分離機能では、国際コンペティション「DIHARD3(2021年)」にて世界3位の性能評価成績を獲得しています。

LINEは今後、多言語でのサポートや、WEB会議システムとの連携対応などの機能拡張を予定しています。

AINOWでは、LINEに世界初の日本語に特化した大規模汎用言語モデル「HyperCLOVA」についてインタビューをしたり、LINEについてまとめた記事を発信しています。

無料メールマガジン登録

週1回、注目のAIニュースやイベント情報を
編集部がピックアップしてお届けしています。

こちらの規約にご同意のうえチェックしてください。

規約に同意する

あなたにおすすめの記事

生成AI時代の人材育成|海城中学高等学校物理部「AI班」を作った卒業生の次なる挑戦

「生成AI基盤の最新トレンド ~AIをすべてのデータに~」が7月30日より開催

Generative AI Japan|産官学連携で世界に通用する競争力の獲得を目指す

生成AI時代の人材育成|海城中学高等学校物理部がAI班を作ったワケ

GPT-4oはクレイジーだ―思わず言葉を失うような(信じられない)6つの使用例を紹介

社内の生成AIにおける「回答精度の低さ」をどう克服する?|株式会社クレディセゾンCTOに訊く

博報堂DYグループの挑戦|Human-Centered AI Institute が問うAIと人間の新しい関係性

“現実と仮想の境界線を越えたエンターテイメントとは?” |川田のロンドン体験レポート

あなたにおすすめの記事

生成AI時代の人材育成|海城中学高等学校物理部「AI班」を作った卒業生の次なる挑戦

「生成AI基盤の最新トレンド ~AIをすべてのデータに~」が7月30日より開催

Generative AI Japan|産官学連携で世界に通用する競争力の獲得を目指す

生成AI時代の人材育成|海城中学高等学校物理部がAI班を作ったワケ

GPT-4oはクレイジーだ―思わず言葉を失うような(信じられない)6つの使用例を紹介

社内の生成AIにおける「回答精度の低さ」をどう克服する?|株式会社クレディセゾンCTOに訊く

博報堂DYグループの挑戦|Human-Centered AI Institute が問うAIと人間の新しい関係性

“現実と仮想の境界線を越えたエンターテイメントとは?” |川田のロンドン体験レポート